佐野洋子さんが72歳で亡くなって、この11月で6年になります。
あら、そろそろ佐野さんの年を追い越してしまいそうだわ。
寝っ転がって本を読むという共通項がうれしくて、いつまで経っても気になる人です。
この本は佐野洋子さんと交流のあった大勢の方々が知る、佐野さんのあんなエピソード、こんな語録を集め、まとめたものです。
いいな、いいな、一般人^^は指をくわえてそんな輝くような思い出を外から見せて貰うしかありません。
エピソードのひとつ
友人数人が集まった折、「〇〇君の奥さん美人だよー、どれどれ見に行こう」と出かけた帰り道、突然洋子さんが大声で泣き出しました。「私は美人じゃないもーん!」
語録のひとつ
人とめぐり逢うのも才能である。
私に何の才能がなくても、人にめぐり逢う才能があったと思う。
佐野さんはチャーミングだし、一般人^^から見たら、あふれるほどの才能をお持ちです。
友人、知人さんたちの話を共有できるのもいいけれど、佐野洋子さんご自身の新作にはもう出会えないのがさびしいです。