自遊空間、 ぶらぶら歩き。

日々見たこと、聞いたこと、読んだこと、考えたこと

フェルメールの「恋文」

2006-01-11 | 展覧会
1月15日まで、兵庫県立美術館でオランダ絵画の黄金時代~アムステルダム国立美術館展が開かれています。アムステルダム国立美術館の大規模な改装工事に合わせて計画された、世界巡回展で、日本では神戸のみでの開催です。出かけたのは会期もそろそろ終わりに近づいた土曜日で、観客は多かったのですが、ざわついた雰囲気はなく、混んだところでも二重に重なるぐらいで、落ち着いて観ることができました。17世紀はオランダの美術の黄金期です。レンブラントやフェルメールなど多くの画家が優れた作品を残しました。絵画を王侯貴族だけではなく、裕福な市民たちが買い求める時代になったからです。この展覧会は絵画の名品だけではなく、デルフト(オランダの地名)陶器、銀器、ガラス器などの工芸品、生活用品のタイルなどが合わせて展示されています。絵の解説の下にところどころ、ここに注目!の表示があって、近くに展示された工芸品とリンクされているのです。常設館エリアの特別展示は動物ひょうきん族大図鑑没後20年科鴨居玲展。常設展示作品の中にも動物が描かれていると、マークがつけられているところにも工夫されているなと感じます。さて、今回注目のフェルメールの恋文は最後の最後に展示されています。思いの外小さな作品でしかも、額の中に額があるような構図です。私はこの作品、すごく気に入りました。ミュージアムショップで限定ラベルのワインを買って帰りました。中身は神戸ワインの白とロゼです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする