毎週火曜日にご機嫌よう!『今週のハウリンメガネ』!
今週も『私の一口コラム』と『その週のライブインフォ』をお届け!
先週は自身のライブはなかったのだけど、友人のライブを見たかったので先週末は大阪へおでかけ。
機材を抱えず大阪まで出るのも久々だったので、楽器屋とレコ屋を梯子しようと思い立ったのだけれど、大阪駅に着いた瞬間、頭に天啓が降りてきた……
(メガネよ……ハウリンメガネよ……ジュリアン・ラージを……ジュリアン・ラージのアルバムが欲しかったのをお忘れですか……)
Oh!サンキュー神様!すっかり忘れていた!
実はここ数年、ジャズギタリストのビル・フリゼールを追いかけていた私。
その流れで知ったのが、現代アメリカンジャズ最高峰の呼び名も高いギタリスト、ジュリアン・ラージ。
フリゼールに通じるオール・アメリカン・ミュージックなフレーズと素朴なサウンドが素晴らしく、一回ちゃんとアルバムを買わにゃ、と思っていたのである(アマゾンなんかで買っても良かったんだが、どうにも私は実物を手にとって買いたいクチなのでどうしても実店舗に足を運びたいのですな)。
天下のタワレコならあるだろうと大阪は茶屋町のタワレコへ(イシバシ楽器も入ってるのでよく行くのだ)。
……さすがタワレコ。ちゃんとあるじゃあないですか!(素晴らしい!)
そんなこんなで買ったのが、去年の年末の来日に合わせて出ていた冒頭写真の「ヴュー・ウィズ・ア・ルーム/ザ・レイヤーズ」。
単独作の二枚をまとめて未発表曲を追加した来日記念盤なのだけど、前者にはなんとビル・フリゼールも参加しているという、私にとっては大変ありがたいコンボ盤であります(CDだけどね)。
買ってから早速聴き込んでいるのだけど、この人は本当に素晴らしい。現代ジャズギタリストの中でも最高峰と呼ばれるだけある。
とにかく鬱陶しいフレーズがないのである。
間を活かした歌心溢れるフレージングから、弾くべき時には息もつかせぬ緊張感のあるバップなフレーズも弾く。
どのプレイも自己顕示欲は見えず、ひたすら丹念にグッドメロディとグッドスウィングを積み上げようとする職人技が見えるばかり!(ベースのホルヘ・ローダーとドラムのデイヴ・キングも太く、タイトに脇を締めていて素晴らしい。そこにビル・フリゼールのアンビエントなギターがふわりふわりと空間を揺蕩う様はビューティフルの一言に尽きる)
少しロカビリーを想わせるナチュラルクランチのサウンド(コリングス製のグレッチライクなシグネチャーモデルを使っているらしい)で紡がれる音はテンションを保ちながらもリラックス感があり、起き抜けの朝に聴こうが、仕事明けの夜に聴こうが、気だるい昼に聴こうが、どの時間に聴いてもいい具合にはまり込んで、私の気分をリラックスさせつつ高揚させてくれるのである。
いやぁ、こういうギターを弾けるように俺も日々努力せねば……と己のふんどしを締めたところで今週のライブインフォ!
【日時】
2024年2月24日(土)
OPEN12:00/START13:00
【会場】
八尾X1(大阪府八尾市西山本町6-6-15喜多ビル2F、近鉄河内山本駅より徒歩約12分)
【チャージ】
¥2,000(1ドリンク込み)
【出演(※出演順とは異なります)】
さとみん/山本裕平/MORIMORI/てっちゃん/釜田省吾+/ハウリンメガネ
というわけで、今週も是非ご来場のほど!
今週土曜掲載の『メガネの遠吠え』もよろしくご覧あれ!
じゃまた!
<ハウリンメガネ筆>
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