「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

今こそ「The Who」というロックバンドの盤を回す!「My Generation」などなど…

2022-03-02 15:50:01 | 編集長「MASH」の新コラム「Mashからの遺言」

「ビートルズ以外で好きなレコードは?」
と聞かれると
実際、困ってしまうんだよね。

もう何十年も
「ロック盤を繰り返し聴く」
というサイクルを
「仕事でコナシテ来た」
でしょ?

だから
「今の俺にはそう多くはないんだよ…」
な〜んて答えるんだけど
コレは好きなんだよね!
そう!
The Who「My Generation」
(1965年発売のデビューアルバム)

メイン写真では
「UKリシュー盤」
を持つ俺だけれど
もちろんオリジナルがイイに決まっていて、
この辺は新企画↓

https://blog.goo.ne.jp/12mash/e/9dbbca3f3a60c65d99365d62d0c0901c

で語るとして、とにかく
「衝動に駆られた様に聴く」
時が多々あるんだ。

特に今の
「ウクライナ情勢が悪化」
してからは、よく回しているね。

この
「ロシアへのモヤモヤとした怒り」
を体現した様な若さ溢れる
「強力フー・サウンド」
で俺の怒りも爆発だ!

ふと考えると、
何枚かのザ・フー盤は
この様な有事に向いているのかもしれない…

例えば「Who’s next 」もそうだね。
純粋にイイ盤だし、バンドのアレンジも
とても良く練られていて素晴らしい!
今でも好きなレコードだよ!

言うまでもないがこの盤も
オックスとキース・ムーンによる
「抜群に息の合ったリズム隊のカラミ」
を軸に、ピートのギター、ロジャーの歌、
そして隠し味のピアノ…
「随分と成長したロックサウンド」
を聴かせてくれる。

フーの楽曲はシンプルながら
個々の良さが混ざった結果
ビートルズにもストーンズにも、
そして、もちろんキンクスにも無い…
そんな
「魅力溢れるサウンドによる良い盤」
を何枚か出していて有り難い限り。

しかし
「コンポーザーとしてのピート」
って実際は
「もっと評価されるべき人」
だと思うのだけれどね…

盤で言えば
「トミー」「四重人格」
という大作2枚は
「作家ピート」の絶頂期で
その信じられない仕事も
過小評価されていると感じるよ(苦笑)。

まあ、いずれにせよ
「この4枚を聴いてなきゃ人生損している!」
と言える盤には違いねえゼ!

《 編集長「MASH」筆 》