「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「マッシュルーム・ハイ」広報部長「AL」が放つ!「爆音レコード、45回転! 〜今夜この2 曲をあなたに〜」(第一回 は「カルチャークラブ」)

2019-01-10 10:50:23 | 編集長「MASH」のレコード&CDラック(音楽紹介)
ご存知の方はご存知でしょう。
お久しぶりでございます。
また、お初の方にはご挨拶を…。

この度、当ブログの編集長「Mash氏」が
長年率いているバンド「マッシュルーム・ハイ」
のドラム&キーボードそして、広報担当!
に就任させられた?(笑)
「AL」です。

写真は「ダイヤモンド☆ユカイ氏」風
に決めてみました(笑)
改めて、どうぞよろしくお願い致します。​

このコーナーでは、​
アナログ盤の中でも、​
特に「45回転シングル盤」に​
スポットライトを当てて、​
シングル盤の濃厚でディープな魅力を​
皆様に伝えていきたいと思います。​

そして!それだけではありません。​

毎月、編集長「MASH氏」からダイレクトに
送付されて来るシングル盤に、​
僕がレビューを書いていく!
というまさに「アドリブ」にこだわるバンド
「マッシュルーム・ハイ」​
ならではの企画となっております。​

一体「誰の、どんな曲が届くのか?」
その内容は、実際に届けられるまで知りません。​
「次はどんな盤が来るのだろう・・・」​
「全く知らない盤だったらどうしよう・・・・」​
などなど、​

既に僕自身ドキドキなのですが、​
未だ知らない「新たな盤」に出会えると思うと、​
心は「ウキウキでウェイクミーアップ」
な気分なのです。

氏はバンドの音合わせ時でも
盤の「タネ明かし」的話は一切せずに
「自宅に郵送するよ」とだけ仰ったので
果たして何が届くのか…
と思い悩み、年末年始を迎えた次第です。

そして、記念すべき第一回目に、​
MASH氏から届いた盤がコチラ!​

1983年にリリースされた、​
カルチャークラブ
「Karma Chameleon(カーマは気まぐれ)」​
(USオリジナル盤)

まさかの超有名大ヒット曲。​
実は個人的にカルチャークラブって
かなり好きなバンドでして、​
世間のイメージ
(リーダーの「ボーイ・ジョージ」の女装ファッションによるものか?)​
とは異なる、​
「黒人音楽への愛」に溢れたバンドなんだ!
ということを、​常日頃から、
皆さんにお伝えしたいと思っていたのです。​

「うおおお、これはやるしかないぜ~」​
と、一人よく分からぬテンションのまま​
「45回転シングル盤」に針を落としました。​

お恥ずかしながら、好きなバンドにも関わらず、​
今までアルバムしか持っておらず、​
シングル盤を聴くのは今回が初めてだった。​

「えっ、アルバムに同じ曲が入ってるなら​
シングルはいらないでしょ?」​

と思う方もいるかも知れませんが、​
実は!​
シングル盤は、アルバム(LP)より断然音が良いのです!​

長くなってしまうので簡単に説明すると、​
シングル盤は1分間に45回転し、​
アルバム(LP)は33 1/3回転するのです。​

もう​お分かりの通り
アルバムの方が遅く回転するんですね〜。​

盤もLPはシングルより大きいため、
一枚に沢山の曲を収録することができる反面、​
どうしても音質が悪くなってしまう​
(VHSで言うところの3倍速録画みたいなもの?​
いや若い子には伝わらないか・・・)​

それに対し、シングル盤は、​
1曲のために7インチ片面すべてを贅沢に使う!​
訳で、1分間に45回転もする!

ということは、​それだけ音の情報量も多く、​
よりタイトに!ダイレクトに!​
「音の塊がスピーカーから​襲い掛かってくる」
ような心地よい迫力がある。​

当ブログの「アナログ兄さん」こと
「ハウリンメガネ氏」
のレビューでも耳タコでしょう!

「CDと比べ、断然音が良いLP」
ただ、この「シングル盤」を聴いた後だと、​
少し音がすかすかして物足りなく感じる…
そんな時があるのです。​

もちろん、盤の製造国やレーベル、​
ミュージシャンや年代により異なるので、​
全てに当てはまるわけではないのですが、​
基本的に「LPよりシングル盤の方が音が良い」​
と思って頂いて間違いない!​

後は、ぜひご自分の耳で
しっかりと確かめて頂きたいと思います。​
さて、話を「カルチャークラブ」に戻しましょう。​

いつも感心してしまうのですが、​
「カルチャークラブ」の演奏は非常にシンプル!​
コレが一番心地よいツボなのでしょう。
アレンジが、ギター、ドラム、ベースという
バンドサウンドの肝をしっかりと捉え
そこにシンセやホーン、ハーモニカが絶妙に入る。​

無駄な音はできるだけ削ぎ落し、​
全体のグルーヴとボーカル、​
そして曲自体を引き立たせるアレンジなのです。​

一見「簡単そうでシンプルな演奏」なのだが
コレを「しっかりと決める」
ってことが、どんなに難しいことか!
ミュージシャンなら分かるはず!​
僕も精進しないと…

ギターに関しては、
ほとんどソロらしいソロを弾かず、​
終始バッキングに徹している。​
コレも若いギターKidsには物足りないだろう。
分かるよ、分かるよ〜。(笑)

でもね
「この感じ」を出すまでギターにドップリ浸かる…
それでしか見えてこない…グルーヴ!
手っ取り早く知りたいなら
僕のバンド「マッシュルーム・ハイ」
で体験して欲しいね!
おっと、僕の在籍するバンドでした。ね(笑)

リーダーでボーカルの「ボーイ・ジョージ」
について改めて書こう。

この人、元々ロンドンでDJをやっていて
SOHOのクラブでそこそこ人気者だったのです。
そのお陰で黒人音楽に対する知識も愛も深く
おまけに色々な芸能関係の人に知られて来た!
SOHOは社交場ですからね〜。

そこでベースの「マイキー・クレイグ」
の様な人と出会ってバンドの基礎を生む。
黒人をベースに添えるワケですから、
「ソリャ本物の黒人がベースなんて、​
リズム感良いに決まってるじゃん!」​
​と読者皆様のお声が聞こえてきそうです。

とにかく、ギターでなく
「ドラム&ベース」のリズムセクションを​
前面に押し出すアレンジ。​
これはロックというよりは、​
ブラック・ミュージックに近いアレンジで
僕のバンド「マッシュルーム・ハイ」もまた然り!
なんですね。​

そしてこのシングル盤では、
その魅力を一番分かりやすく味わうことができる!​
「純粋に良い曲を、良い音で聴く」​
という非常にシンプルで深い喜びが
そこにあるのです。​

今まで、「カーマはきまぐれ」は、​
ポップだし甘ったるいしちょっと・・・・​
と思っていたそこのアナタ!​
ぜひシングル盤で聴き直してほしい!​

そこには、今までと全く違う
「黒いカルチャー・クラブ」
がいるはず!​

ただ、カルチャークラブの中でも最もポップな​
「カーマはきまぐれ」だけでは、​
彼らの魅力が伝わりきらないかもしれない。​
フフフ、そんな時は​
盤をひっくり返しB面に針を落としてください。​

曲の名は「That's the Way」​
アルバム「Color by Numbers」では、​
数ある曲の一つとして静かに佇んでいたのが、​
まさかのB面に!​

針を落とした瞬間流れるのは、​
静かで美しいピアノのイントロ。​
柔らかいタッチなのですが、​
「シングル盤ならでは」の迫力ある音圧!

演奏はピアノのみ。​
そして「ボーイ・ジョージ」が淡々と歌い上げる。​

これは美しいバラードだ!
と思いきや、​次の瞬間、​
「ソウルフルな女性ボーカル」
がドーンと前に出てくる。​

バックボーカルというよりは、​
完全に「ボーイ・ジョージとデュエット」
してるような​、強烈なインパクトの歌声。​

この人こそ、
「カルチャークラブ5人目のメンバ-」
と言われる​「ヘレン・テリー」
その人なのです。​

あまりにソウルフルで本格的なので、​
本物の黒人かと思いきや、​
写真を見ると、ふくよかな白人女性。​

どこかイギリスの下町の露店
(実際SOHOにもある)
で野菜を売ってそうな​…
そんな庶民的で親しみのある雰囲気なのですが、​
マイクを持つと変貌!​

「カルチャー・クラブ」のライブにも
しっかり参加しており、​
「ボーイ・ジョージ」の後ろで
ノリノリでダンスしながら、​
ソウルフルな歌声を披露する、​
「カルチャー・クラブ」には必要不可欠な存在
なのです!​

「ボーイ・ジョージ」と「ヘレン・テリー」
二人のボーカルが絡み合い​
「I'm only trying to help you」
(ただ、あなたを助けたいだけ)​
とグングンとシャウトする。!

ピアノもボーカルも、
どんどんとボルテージが上がっていくのです!
(僕のボルテージも最高潮!)

そして思うのです
「こ・・・・これは、ゴスペルだ・・・・・・」​

今まで、LPで何度も聴いてきた曲でしたが、​
そう感じたのは初めてでした。​
この抑揚ある音は、​
LPだと、少し平坦に聴こえてしまい、​
その魅力が十分に伝わるとは言えない!

このシングル盤は、たった2曲です。
ただこの2曲だけでも
「カルチャークラブ」というバンドの
実に濃く一番良い形で現れた
「動」と「静」の部分が見られて印象が一変する!

そして先に挙げた、
「黒人音楽への深い愛」
「ミュージシャンとしての高いレベル」
を同時に感じることが出来る
実に素晴らしい盤でしょう。

シングル盤だからこそ味わえる
「音のダイレクト感」に伴う「音楽の深い感動」

やはり「45回転」の中に
すべてが詰まっております!​
ぜひ!皆さんもご自分の耳で確かめてください!​

夜な夜な回すしか無い!
「マッシュルーム・ハイ」の「AL」でした!

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)
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ゲスト・ライター陣紹介
〈AL〉
俺「Mash」のバンド
「マッシュルームハイ」の現メンバー
ドラム、キーボード、広報担当。
ジェリーズ軍団では
「ハウリンメガネ」
「ジョーカーウーマン」
と共に、音楽専門ライター陣
「ロック・マニアックス」
を2019年新規結成。
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そんな「マッシュルーム・ハイ」広報部長
「AL」による「今月のソロ・ステージ」情報

1月25日(金)
ライブバー「INJAGO」
20:00 Start
チャージは特にありません。
是非お越し下さいませ!

https://localplace.jp/t200344982/



《ジェリーズ・グループ代表 MASH》

* 当ブログ「執筆者」兼「編集長」
また
* アンティーク腕時計店
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* セレクト・ヴィンテージ・ギター店
を集めた総合セレクトVintage Shop
「鎌倉ジェリーズ」
を経営中

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俺と1対1での「経営&人生相談」と「音楽教室」
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