カンアオイプランター
カンアオイポットで、育てている、ギフチュウもだいぶ大きくなり、ほとんどは、カンアオイ畑にうつしてやりました。わずかに残っているギフチュウのために、別のところへ、カンアオイの葉を取りにいきました。そこは、カンアオイが少し自生しているのですが、この8年間、一つもギフチュウに食べられた葉っぱがないところでした。また、これまでのギフチョウの自生地から、1kmは、離れているでしょうか。
そこに、食べられて葉っぱが、あるのを初めてみて、めくってみると、2齢ギフチュウが8匹いました。それには、驚きました。新たなギフチョウの自生地ができるかもしれないからです。しかし、問題点もあります。ここは、カンアオイはそれほど多くはなく、また、株の距離も離れています。産み付けられた株は、2匹くらいの5齢幼虫を無事蛹にすることはできても、8匹全部はむりでしょう。全部共倒れになっていく可能性もあります。
ギフチョウのメスですが、3月終わりに早く発生した個体より、4月後半に生まれた個体は、広範囲にカンアオイを探しに飛び回るのではないでしょうか。そんな気がするだけかもしれません。というのも、カンアオイの葉っぱには、産み付けられた卵塊が2個体あるのもけっこうあるからです。その葉っぱに先に産み付けられているのに、後から産むのは、幼虫が大きくなるのに、非常に不利だと思うのですが、そこは、メスには、わからないのかもしれません。
カンアオイの量と、ギフチョウの数とうまく、バランスが取れているのだと思います。
オオムラサキは、食草のエゾエノキはたくさんこの地域にあるのに、個体数は、相当少ないと思います。
食草がたくさんあっても、蝶は、増えないしくみになっているのでしょうか。
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