今日、午後から奥田元宗美術館で開催されている上村松園展にいってきました。5年前くらい、宮尾登美子の序の舞を読んで以来、上村松園のファンになっていました。一番代表作の序の舞はありませんでしたが、初期から晩期まで、多数の作品をみることができました。
松園のコンセプトは一点の卑俗なところがない女性像というものです。 なるほどなあ。男性社会の明治から大正の画家の中で、女性画家の苦労,辛酸は相当なものであったのでしょう。今の女性の活躍や地位などは考えられない時代です。
そういう中での美人画なのですが、とうてい、今の人には、うけいることはできないでしょうね。わたしにもさっぱりわかりません。テーマや着物と髪がいろいろな意味をもっているのでしょうが、その辺の理解ができていないからです。
品がいいなあというところでしょうか。
帰宅して、ユーtubeで、昔のNHKの日曜美術館の上村松園の特集を見た次第です。母への思いが相当強かったことがわかりました。
序の舞も一度は見てみたい作品です。