まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

本山町は石垣の美しい山岳集落

2020-03-31 20:40:08 | 建築まち巡礼四国 Shikoku

 山岳都市というとイタリアを思い浮かべます。坂道や崖線に並ぶ石造りの建築群。都市は、人々の営みが集積する文化的な所産・・・時間が作る芸術作品・・・という感慨を覚えたことを思い出します。ペルージアやウルビノ・・・。

 しかし、日本にも実に美しい山岳集落があります。最近訪れるようになった高知県本山町。石積みの美しい山岳集落です。今日の打ち合わせが終わった後、ふと見上げた階段にひかれて少し登ってみます。桜もきれいです。

こんなのぼり道があります。小さな祠もあります。日本の場合は、植栽も組み込まれた柔らかな風景になっています。人のたゆまぬ手が作り出す風景です。

水路の何気ないコンクリートの手すりもいいですね。

緩やかに湾曲する擁壁もうまく風景に収まっています。

石石垣の上の立派な民家。今度じっくり見学したいものです。中門づくり?なんという形式でしょうか?

帰りがけには石積みの上の何か典型的な農家の春!

絵になりすぎています。

I love the beauty of historic hill towns in Italy. I realise that an urban form is an elaborate work of citizens for many many years.

I found Motoyama- Cho is also a very beautiful hill town. I'm happy to have a chance to visit this historic hill town with elaborate stone walls.

 

 

 

高谷時彦 建築/都市デザイン

Tokihiko Takatani  architect/urban design

 

 

 


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