大変忙しい一日でした。
藤沢周平記念館の現場事務所で打ち合わせ。
まちづくり鶴岡のS部長を中心に、松文再開発プロジェクトのホール、貸しスタジオの使い方の打ち合わせ、アイデア会議。皆さんのアイデア溢れる楽しい提案を聞いていると、ハードのイメージもだんだん確かなものになってきます。
市役所のTさんたちと西郷計画の打ち合わせ。
荘内銀行西支店での現場打ち合わせ。
アメリカ視察による日本でのブランクを何とかこの数日で埋め合わせし、いろいろ考える余裕を取り戻したいと思っています。とはいえ視察のときのお礼、まとめなどそちらのフォローもまだまだ・・・・・・。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
26日午後はオークタウンの中心部を市（Village)やコンサルタントの方と歩きました。
その中心部の中にライトの代表作のひとつユニティテンプルがあります。
ユニティテンプルの中は午前中にディレクターのエミリーさんの案内で見学しました。
空間体験の質の違う空間を対比的に組み合わせる平面構成の上手さもさることながら、それぞれの空間の密実感に圧倒されます。
午前中にはライトの自邸とスタジオも見学することができました。ライト初期の作品ですが非常に実験的な試みが多く見られる野心作です。とくに2階の回廊をつり構造でまとめた製図室は、すばらしいものでした。残念ながら写真をとることはできませんでしたが、部屋のもっている雰囲気は深い印象を残しました。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
今日はプリザベーションの現場を見学しました。
アンソニーさんとナショナルパークサービスのKaaren Staveteigさんがほとんどのコースをご一緒してくれました。午前中はプリザベーションの現場です。サリバンの百貨店のプリザベーションプロジェクトではDouglas Gilbertさんが案内してくれました。ちょうど鋳鉄からスティールに代わる次期の建物で、構造的にも意匠的にもエクサイティングな事例でした。
シカゴの人たちは実にサリバン・シカゴスクールを誇りに思っているのですね。
午後からのミーティングではアンソニーさんやクリスさんのほかにナショナルトラストからGenell Scheurell さん他のメンバーに加わっていただきました。
その後わたしはNational Trust for Historic Preservation がまさに現在修復中のロビーハウスを見てきました。内装のライト色や外部のタイル目地までの建築家のこだわりには考えさせるものがありました。また深い庇が鉄骨梁によって成立していることも新鮮な驚きでした。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
エバンストンの町の商工会議所の中にあるエヴマークの事務所で次の方々に会い、話を聞きその後町を案内してもらいました。
Dennis Marinoは市のコミュニティデベロップメント部の方で大学では都市政策の勉強をしたというバックグラウンドです。中心部に現在リタイアー世代を対象にした高級コンドミニアムが増えてきていること、郊外ではコミュニティの維持がむつかしい状況など説明してもらいました。
Carolyn Dellutriはエヴマークのエグゼクティブディレクターです。
Diane WilliamsはCarolyn Dellutriの前のエヴマークのエグゼクティブディレクターです。財政的なこともありパートタイムで働いていました。
Judy Aiello-Fantusは市のプランニングを担当していた方で今はリタイアーしていますが、中心部の目指す方向について熱く語ってくれました。
Anthony Rubanoはエバンストンの位置づけなど、広い視野でこのまちの成功について語ってくれました。今後も私たちを案内してくれます。
エバンストンの状況などについては後日詳細に報告するつもりです。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
シカゴのオヘア空港に朝の８：３０につき、
そのまま鈴木さんの運転でエバンストンに行きました。
エバンストンは、シカゴの北にある高所得者の良好な住宅街を基盤にした街です。もっともノースウェスタン大学の存在も大きかったように思います。
イリノイ州のAgencyのアンソニーさんが付きっ切りで案内してくれました。
ダウンタウンも興味深いものでしたが、ノースショアーの高級住宅街の風景も大変な驚きでした。
その中にライトの住宅もありました。そのほかミノルヤマサキの教会も見せたもらいました。物質的には繊細で、しかし場所のコンテクストを読み取るのには大胆なヤマサキのもっとも優れた作品のひとつです。
高谷時彦記 Tokihiko Takatani
