まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

藤沢周平記念館の引渡しを終了しました

2009-06-09 00:27:13 | 建築・都市・あれこれ  Essay

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藤沢周平記念館は予定通り、無事引渡しを終了しました。

周りの木々も強い日差しに負けることなく育っています。移植したばかりなのにこれほど元気なのは、施工チームの皆さんが毎日水をやったりして、見守ってくれているからだと思います。本当に多くの皆さんの手によってつくられた記念館です。あとは、できるだけたくさんの皆さんに喜んで使ってもらえることを祈るだけです。

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani


目白から千石へまち歩き

2009-06-06 21:03:45 | 建築まち巡礼東京 Tokyo

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長い雨が終わり、ようやく日がさしたので少し寄り道をして事務所に行きました。

目白駅から目白通りを東に進み、丹下先生設計の東京カテドラル聖マリア聖堂(上左写真)横から音羽通りにでました。音羽通り(上右写真)は大きな事務所ビルやマンションの並ぶとおりですが、その裏に廻ると下左写真のような路地になっています。その路地からは階段(下中写真)で上の道(下右写真)に出ることが出来ます。音羽通りは谷筋、そして路地は段丘の裾、上の道は段丘の上というように、3本の道が平行に走っているのです。このように丘と谷が錯綜する細やかな地形の変化に対応して風景が多彩に展開するのが東京山の手です。

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谷筋を通る音羽通りから尾根筋の春日通りに登る坂が下左写真です。写真のなかに緑の塊が見えますがこれが斜面緑地です。このような緑のまとまりはかつてはお屋敷の庭であったものが多く、さらにさかのぼれば武家屋敷の広大な庭の一部であったことでしょう。この坂を上っていけば(下中写真)教育大跡地の教育の森のスポーツセンターです。センターは大谷幸夫先生の設計です。スポーツセンターのある大塚と私たちの事務所のある千石(下右写真)とはとなりまち・・・という事実に今日始めて気づきました。3.5kmほどを歩いたことになります。

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