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糖類の摂取量目安、従来の半分に WHOが指針案

2014年05月13日 | 健康情報

砂糖などの糖類を1日の総摂取カロリー量の5%未満にするというのは、

平均的な大人だと砂糖で約25グラム、ティースプーン6杯分だ。

一般的な甘い清涼飲料水には全量の約10%に相当する糖類が含まれて

いる。250ミリリットルなら約25グラムで、それだけで基準に達してしまう。

WHOがいう糖類とは、主に単糖類といわれるブドウ糖や果糖、2糖類の

ショ糖(砂糖)で、これらを多く含む飲料や菓子類などが対象となる。

コメなどの炭水化物や野菜類のでんぷんなどからの摂取分などは考えな

くてよい。

取り過ぎるとどんな影響が出るのか。まず虫歯や歯周病のリスクが高まる。

国際的にも糖類の摂取量が増えると虫歯が多くなることが判明している。

大人も子供も「菓子や甘い飲料の摂取量に注意してほしい。だらだらと

飲み食いするのはよくない」と昭和女子大学の高尾哲也教授は指摘する。

山内帝京大教授によると、糖類の過剰摂取で狭心症などの心臓や血管の

病気に加え、内臓脂肪型の肥満も増えやすいことが大規模な疫学調査など

で明らかになっているという。最近の研究では「摂取カロリーの総量が多い

という理由だけでなく、砂糖などを一度に大量に取ることが原因の一つとの

見方も出ている」。

■果物食べ過ぎ注意

 食事で炭水化物を取る場合は、腸でブドウ糖まで分解されて吸収される。

これに対し、砂糖などが多い飲料や菓子などを過剰に取ると、消化の手間が

省かれ短時間で吸収されやすいため、血糖値が急激に上がる。

上がった血糖値は急激に下がる。こうした変化は「肝臓やすい臓などに

ダメージを及ぼす可能性が高い」と山内教授は話す。

果物は少し注意する。ビタミンなどが取れる半面、最近は糖度が上がって

いる。一定量の果糖などを直接摂取することになる。飲料や菓子と同じく、

食べ過ぎに気をつけたい。

 

(2014年5月11日 日本経済新聞)

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