「第一三共ヘルスケア」(東京)の化粧品「ダーマエナジー」について、昨年7月の
発売以降、顧客から腫れや発疹、かぶれなどの皮膚障害を起こして医療機関を
受診したという苦情が同社に228件寄せられていたことがわかった。
同社は近く販売を中止する方針で、「使用をやめれば症状は治まるとの報告が
寄せられている。誠意をもって対応する」としている。
同社が販売を中止する「ダーマエナジー」は、中高年層を対象に「肌のハリや
潤いを保つ」とうたった「エイジングケア化粧品」で、ビタミンAの一種である
レチノールを高濃度で配合している。昨年7月以降、通信販売限定で、化粧水や
美容液、試用品のセットなど計約13万7000個・セットを販売した。
同社には発売直後から、頬やまぶたなどに腫れや発疹、かぶれなどの肌トラブル
が起きたとの苦情が相次ぎ、今年9月までに医療機関を受診したという連絡は
109件寄せられた。
(2013年12月5日 読売新聞)