国民生活センターは5日、豆乳を飲んだところアレルギー症状が出たという相談が
2008年度からの5年間で15件あったと発表した。
成人になって発症することもあるとして注意を呼びかけている。
「健康に良い」と人気が高まっている豆乳だが、飲んだ後に「目のまわりが赤くなり
ひどく腫れた」「顔が真っ赤になり、呼吸困難になった」という相談が寄せられて
いるという。
センターによると、大豆にはシラカンバなどのカバノキ科の花粉に含まれる
アレルゲンとよく似た物質が含まれており、花粉症の人は発症する可能性が
比較的高い。また、成年女性が発症する例が多いという。
日本豆乳協会の資料によると、健康志向の高まりから豆乳の生産量は増えて
いる。08年に16・3万キロリットルだったのが、12年には25・6万キロリットルに
増えたという。
(2013年12月 6日 朝日新聞)