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★職場での怒りをため込むと心臓発作リスクが倍増

2009年12月08日 | 健康情報
職場での不当な扱いに対して怒りをためてしまう男性は、怒りを発散している男性に比べ、

心臓発作や心疾患による死亡リスクが2倍以上であることが新しい研究で示され、医学誌

「Journal of Epidemiology and Community Health(疫学・コミュニティーヘルス)」オンライン版に

11月24日掲載された。

スウェーデンの男性労働者約2,800人を対象とした今回の研究では、仕事に関する同僚や上司

との衝突に対して言いたいことを言わずにいると、心臓発作ないし冠動脈疾患死のリスクが3倍

にもなることが判明した。著者の1人であるスウェーデン、ストックホルム大学ストレス研究所の

Constanze Leineweber氏によると、今回の研究では仕事のストレスに対するよい対処法は

示されておらず、この研究が、職場で喧嘩(けんか)腰な態度を取ることを提唱しているわけでは

ないという。ただし、家で不機嫌な態度を取るなど、職場以外の場所で怒りを発散するのは、

少なくとも心臓に害にはならないことが明らかにされている。

この研究では2,000人強の女性労働者も対象としたが、女性では心臓発作や心疾患死を来した

例が少なく、結論を出すことはできなかった。米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)メディカル

センターのBruce S. Rabin博士によると、女性は一般に男性よりも上手くストレスに対処している

ようだという。男性が何でも1人で抱え込みがちであるのに対し、女性は社会的交流を好み、

よく話をする傾向があると同氏は説明する。

仕事のストレスのレベルは個々の環境に左右されるため、1つの鍵となる対処法があるわけでは

ないが、周囲の人と交流をもち、誰もが自分の考えを表現できると感じられる環境を作ることが

重要だとRabin氏は指摘している。また、家庭でも誰かと感情を分かち合うことが極めて重要であり、

子どもも親の行動を見て学んでいるため、親がよい模範となることが、長期的に子どもの健康にも

よい効果をもたらす可能性があると同氏は述べている。


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