Forever hill

男は夢に追われる孤独なランナー

ちよ旅14函館本線と余市

2016-06-07 18:13:07 | 旅行記

ちよ、今回はまずは今春開業した北海道新幹線で北海道まで行きます。

函館本線余市までの「ローカル線の旅」と、余市の「ニッカウヰスキー余市蒸留所」を訪ねます。

  

ようやく、北海道新幹線に乗れました。

E5系はやぶさ1号グランクラスで、新函館北斗に着いたところです。(上)

新函館北斗駅では乗換口が大混雑で、乗り継ぎ時間が11分でしたが乗り遅れそうになりました。

  

鉄道旅と言えば駅弁で、特急の中で食べた駅弁「山海いろごはん」です。(左上)

山が竹の子キノコなど海はホタテイクラなどで、山と海のいいとこ取りのお弁当でした。

何とか乗り込んだスーパー北斗9号で、函館本線と室蘭本線の分岐駅長万部で下ります。(右上)

   

                     長万部(おしゃまんべ)

あいにく雨が降ってきましたが、ここから函館本線「ローカル線の旅」の始まりです。

昼間の下り列車は13:16発のこれ一本だけで、一両編成のワンマンカーです。(左上)

これからの画像は、雨降りのガラス越しなので悪くなりますが悪しからず。

   

        二股(ふたまた)        蕨岱(わらびだい)        黒松内(くろまつない)

この辺り、雑木林の中を進みます。

  

     熱郛(ねっぷ)          目名(めな)           蘭越(らんこし)

遠くに、高い山々が見えてきます。

  

     昆布(こんぶ)           ニセコ             比羅夫(ひらふ)

ニセコアンヌプリは雲間から見えたのですが、残念ながら羊蹄山はまったく見えませんでした。

裾野も見えず、羊蹄山がどこにあるのかもわかりませんでした。

有珠山が噴火した時北斗星は迂回してこの函館本線を通ったのですが、羊蹄山を背に走る北斗星の貴重なオレンジカードを持っています。

 

    倶知安(くっちゃん)

長万部からの「ローカル線の旅」は、のんびりと1時間34分かけて終点の倶知安に着きました。(上)

 

まだまだ、「ローカル線の旅」は続きます。

22分の待ち合わせで、小樽行きの二両編成ワンマンカーに乗り換えます。(右上)

次の駅は小沢(こざわ)ですが、撮影に失敗して画像はありません。

  

    銀山(ぎんざん)                   然別(しかりべつ)                    仁木(にき)

 

 

    余市(よいち)

倶知安から45分で、目的地の余市に到着です。(左上)

「ようこそ!果実・ウイスキーの里 よいちへ」、ウイスキー樽が迎えてくれました。(右上)

 

余市の駅からも歩いてすぐのところに、ニッカウヰスキー余市蒸留所があります。

正門受付(左上)と、外から見た工場(右上)です。

見学は無料で、正門から中に入ります。

手前の建物がキルン塔と呼ばれる乾燥棟で、スコットランドにいるような錯覚におちいる風景です。(上)

 

ぐるっと見学すると、モルトウイスキーのつくりかた」がわかります。

製麦 大麦を水に浸して発芽させ、麦粒の中に酵素を生成させます。

乾燥 発芽したらピート(草炭)を焚いて乾燥させ、芽の成長を止めてモルト(麦芽)をつくります。乾燥棟(左上)

粉砕・糖化 細かく砕いたモルトと温水を混ぜ合わせると、酵素が働き甘い麦汁ができます。粉砕・糖化棟(右上)

 

醗酵 麦汁に酵母を加えて醗酵させると、糖分がアルコールに分解され醗酵液(もろみ)ができます。醗酵棟(左上)

蒸溜 醗酵液(もろみ)を加熱し、アルコール分と香味成分を抽出します。それを冷却装置で冷して蒸溜液にします。蒸溜棟(右上)

 

混和棟(左上)

貯蔵・熟成 蒸溜液をアルコール分63%程度に調整し、樽に詰めて長時間熟成させます。1号貯蔵庫(右上)

こうして、長い時間と多くの工程を経てモルトウイスキーがつくられていきます。

 

ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝の胸像です。(左上)

1918(大正7)竹鶴政孝はスコットランドに単身留学して、本場のウイスキー製法の技術と知識を身につけて帰国します。

妻はスコットランド人リタといい留学中に結婚、リタは竹鶴政孝を「マッサン」と呼んでいました。

1924(大正13)寿屋(後のサントリー)の山崎蒸溜所が完成、竹鶴政孝は初代の工場長になります。

1934(昭和9)竹鶴政孝は寿屋を退社し、余市にウイスキー工場を建設します。

それは、「理想のウイスキーづくり」を追求するためでした。

余市を選んだのは、余市の気候や風土などがスコットランドに似ていたからです。

創立当時のニッカウヰスキー工場(旧社名は大日本果汁)の旧事務所です。(右上)

 

リタハウス(左上)

旧竹鶴邸、竹鶴政孝・リタ夫婦が暮らした私邸の母屋を復元したものです。(右上)

 

貯蔵庫を改装した、ウイスキー博物館があります。

ブレンドの達人で「キング オブ ブレンダ―」と呼ばれ、英国人W・Pローリーがモデルと言われています。(左上)

醗酵液(もろみ)は、このポットスチル(蒸溜釜)で2回蒸溜されてモルトウイスキーになります。(右上)

蒸溜所によってポットスチルの形や加熱方法は異なり、それがその蒸溜所の個性になります。

余市蒸留所では、ストレートヘッド型ポットスチル石炭直火蒸溜が特徴です。

  

数種類のウイスキーの試飲ができるニッカ会館レストラン「樽」もあります。(左上)

左奥に見える建物は、限定グッズを揃えるショップの「ノースランド」です。

以上で見学は終わり、正門近くのキルン塔に戻ってきました。(右上)

この後、小樽から札幌に出て泊まりました。

  

今日のおみやげは・・・。

ノースランド限定の「ニッカウヰスキー樽」と「キング オブ ブレンダ―」のマグネットです。(左上)

北海道限定の「ジンギスカンキャラメル」「北海道ビールキャラメル」です。(中上)

北海道新幹線限定のライラック・ラベンダーラインの「H5系車両ストラップ」です。(右上)

ーちよ旅14函館本線と余市・おわりー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 



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