ちよ旅、今回は北海道の美瑛です。
4年ぶりの美瑛です。
前回と同じで、「豪華寝台列車カシオペア」で札幌まで行きます。
シルバーに5本のラインが鮮やかな車体、この5色は星座「カシオペア」の5つの星を表しています。(左上)
1番ポプュラーな「カシオペアツイン」の中でも1両につき車端部に2部屋しかない平屋方式の部屋、天井が高く部屋が広々として窓も大きいです。(右上)
札幌から「スーパーカムイ11号」で旭川まで、そこから富良野線に乗り換えます。
旭川駅は新駅舎が完成し、駅前は整備中でした。
画像は、美瑛駅に着く直前の最後尾からの車窓です。
余談ですが、4年前もそうでしたが富良野線には必ず中国人観光客の姿があります。
4年前には美瑛駅から北西にある「パッチワークの路」をめぐりましたが、今回は南東にある「パノラマロード」をめぐります。
「パッチワークの路」は、「ちよ散歩22北海道・美瑛」をご覧ください。
「パッチワークの路」では歩いて回り疲れ果てましたので、今回はレンタサイクルを借ります。
駅前にある左の建物が、電動チャリンコを借りた「松浦商店」です。
外壁に「1915」と書いてあるのですが、これは創業年度だそうで相当に古いです。
右の建物は「四季の情報館」で、ここで情報を仕入れます。
美瑛駅前から、スタートします。
駅前の道を真っすぐ進むと、見えてくるのが役場に併設されている「四季の塔」です。(左上)
高さは32.4mあり、上は展望台になっています。
ここを右に曲がり「みどりの橋」を渡ると、いよいよ「パッチワークの路」で上っていきます。
しばらく行くと、赤い三角の屋根が目じるしの「三愛の丘展望公園」があります。(中上)
ここからは、晴れていれば十勝岳や旭岳が一望できるのですが・・・。
ご覧のとおり、あいにくパラパラ雨が降ってきて遠くの山々は全然見えません。(右上)
またしばらく行くと、少しわかりづらいでずが「千代田の丘見晴し台」があります。(左上)
この見晴し台までは急勾配で、電動チャリでも相当きついです。
さっきまでとは大違いで青空が見えてきて、暑くなってチャリをこいで汗が出ます。
見晴し台からは360度見渡せる最高の眺めで、牧場の牛が点々と見えます。(中上)
見晴し台から牧場に下りてみると、牛クンたちも暑いのか夢中で水を飲んでいました。(右上)
アップダウンをくり返し、「パノラマロード」をめぐります。(左上、中上)
最後の坂道をがんばって上って、見えてきたのが「哲学の木」です。(右上)
斜めに立っている姿が首をかしげて物事を考えている哲学者のように見えるところから、この名が付けられました。
このあとも「パノラマロード」の見どころはたんさんあるのですが、行きたい所があり時間がなくなるので丘を下ります。
下りは快適で車はほとんど通らず、風を切る音しか聞こえません。
この道は車の往来が激しく、歩道も白線だけで少し怖いです。
画像ではハッキリしませんが、正面に十勝岳が見えてきました。
「残雪と山肌」の白と黒とのコントラストが鮮やかな十勝岳に向かって、チャリを走らせます。
見た目にはわからないですが、ずっと上っていて相当きつくてこたえます。
このあたり、カエルの大合唱が延々と聞こえています。
とうとうやって来ました、これが絶対に行きたかった所の「青い池」です。(上)
「青い池」はその名のとおりコバルトブルーの水面で、そこに立ち枯れた白いカラ松と新緑の森が影を落とし幻想的でもあります。
美瑛の新名所で、今では人気スポットのひとつとなっています。
この池は、十勝岳噴火を教訓に美瑛川に火山泥流を防ぐ堤防を築いたところそこに美瑛川の水が貯まってできた人工池です。
青く見えるのは「微量に含まれるアルミニウム成分の粒子に太陽光が当たると波長の短い青い光が散乱するから」とされていますが、よくはわからないそうです。
美瑛川の右手前にコンクリーブロックの堤防が見えますが、この右側に「青い池」が広がっています。(左上)
周りには遊歩道が整備されていますが、11月下旬あたりからの積雪時には見学不可となります。(中上)
帰りに休憩した、「白金インフォメーションセンター」付近の森です。(右上)
帰りは下り坂で楽でしたが、途中までは歩道がなく車がビュンビュン飛ばして追い抜いて行くのでやはり怖かったです。
インフォメーションセンターからゴールの美瑛駅までの約17kmは、約1時間で帰りました。
今回のおみやげは、見つけてしまった珍しい「北海道ビールキャラメル」です。(上)
ビールが練り込んであり(アルコール分0.05%以下)少し苦い味がしますが、ほとんど甘いキャラメル味です。
-ちよ旅3北海道美瑛・おわり-