ちよ馬券、今週は待ちに待った競馬ファンのお祭り日本ダービーだ。
3歳馬の3冠レース第2段で、東京競馬場芝2400mで行われる。
今年で78回目を迎えるダービーだが、初めて外国人オーナー(海外在住)の所有馬が参戦する。
皐月賞4着だったデボネアで、馬主はUAEドバイの首長であるシェイク・モハメドだ。
鞍上には世界NO1ジョッキーデットーリ(イタリア)を迎え、万全の態勢だ。
デットーリは、すでに日本でJC3勝・JCダート1勝を軽く挙げている。
もうひとつの話題は、ブエナビスタの弟であるトーセンレーヴの出場だ。
トーセンレーヴは、青葉賞3着(2着までがダービー優先権)のあと連闘でプリンシパルSに挑んだ。
そこで見事1着(優先権は1着のみ)となり、執念で出場権を得た。
この馬は、2008セレクトセールで最高値(2億2千万円)で取引されている。
ちなみに、メンバーの中で最安値の馬はナカヤマナイト(1000万円)だ。
そして今年のダービー最高の話題は、何と出場メンバー18頭すべてがサンデーサイレンスの孫だと言う事。
メンバーの父か母どちらかが、サンデーサイレンスの子供だ。
日本の競馬を劇的に変えたと言われる、今は亡きサンデーサイレンス。
その子供たちは、りっぱな種牡馬や母に成長してくれたのだ。
自慢じゃないが、1996(平成8年)社台S・Sでサンデーサイレンスを生で見たことがある。
黒光りして、ものすごく大きなお尻をしていたのを覚えている。
さて話題は豊富なダービーだが、今年は震災の影響で日程・馬場の変更などが余儀なくされた。
今年の皐月賞はまぎれのある中山ではなく東京で行われた事で、その結果は相当信頼出来る。
ただ、ここに来て台風が接近それに刺激され前線が活発化して土・日は連続して雨となる。
良馬場は望めず、予想がますます難解になってしまった。
そろそろ、私の夢を・・・。
皐月賞では4番人気のオルフェーヴルに本命を打ち、見事に優勝し期待に答えてくれた。
が、3着のダノンバラードを買わず馬券は外し悔しい思いをした。
もちろん、皐月賞を勝った時点でダービーはオルフェーブルと決めていた。
スローで流れ直線は切れ味勝負となると読んでいたが、雨が続き不良馬場になりそうだ。
しかしオルフェーヴルは、ピッチ走法で道悪を苦にしない。
不良馬場だと切れ味勝負とはかけ離れるが、強い馬が勝つことに変わりはない。
あなたの夢・私の夢を乗せて、サラブレッドは走ります。
あなたの夢は何ですか・・・、私の夢は5オルフェーヴルです。(杉本清風)
相手は・・・。
不良馬場になりそうなので、行ったもん勝ちで先行できる実力馬が相手だ。
もちろん、必然的に内枠が有利に働く。
皐月賞上位組は、信頼できる。
2サダムパテック(皐月賞2着)、1番人気から解放されしかも絶好の内枠。
11デボネア(4着)、デットーリが実力以上に押し上げる。
10ナカヤマナイト(5着)、東京で逃げて勝ったレースがある。
13ロッカヴェラーノ(6着)、ダノンバラード(3着)の回避で最後に滑り込んだ強運がある。
15トーセンラー(7着)、きさらぎ賞ではオルフェーヴルを破っている。
あとの皐月賞組は、負け過ぎで消し。
NHKマイルCで本命にして、最後方から堂々2着に追込んだ9コティリオン。
瞬発力勝負の馬なので不良馬場は不利だが、将来の大物と見て買う。
あとは、青葉賞・京都新聞杯をそれぞれ勝った1ウインバリアシオン・6クレスコグランドまで。
前走GⅡ組では、1着馬以外はお呼びでない。
残るは16トーセンレーヴだが、不良馬場で切れ味勝負にならないので消す。
結論
三連複軸1頭流し 5-1・2・6・9・10・11・13・15 28点買い
結果追記する。
結果追記
見たか、不良馬場そんなの関係ねぇ~5オルフェーヴルの強さを。
レース前、ラフィアンの岡田氏が言っていた。
「オルフェーヴルは車に例えると四輪駆動だから、不良は苦にしないしスタミナ十分で負ける気がしない。」
その通りとなり、5オルフェーヴルは見事に2冠を達成した。
土曜からの雨が一時も止まず、ダービーのスタートが切られた。
ハナを切ったのは、藤田伸二の3オールアズワン。
2サダムパテックは中段から、5オルフェーヴルは後方から進む。
そのまま、3オールアズワンは4馬身離して直線に入る。
5オルフェーヴルは、前にいた2サダムパテックを避け外に出そうとした。
ところが、外にいた柴田善臣の10ナカヤマナイトにふさがれ飛ばされる。
それでも、ひるまず再度馬群を割ってものすごい勢いで抜け出してきた。
根性たるや大したもので、5オルフェーヴルやったぜ~。
と思った瞬間、もう1頭ものすごい勢いで抜け出してきた馬がいた。
1ウインバリアシオンだった、一瞬ヒヤッとしたが5オルフェーヴルはさらに伸びて優勝。
池添健一は、7回目の挑戦で念願のダービージョッキーとなり涙を流した。
1ウインバリアシオンは道中後方にいたが、曲者安藤勝己の思い切った乗り方が功を奏した。
3着以下は大差がついたが、10ナカヤマナイトが上がってきたので馬券もいただき。
と思いきや、ゴール前で7ペルシャザールに差されてしまった。
7ペルシャザールが3着、10ナカヤマナイトはまたしても頼りにならなくて4着。
6クレスコグランドが、外から追い上げたが届かず5着。
注目したデットーリの11デボネアは12着、デットーリの6か国目ダービー制覇とはいかなかった。
16トーセンレーヴは9着で、やはり疲れが残っていたようだ。
期待した9コティリオンは14着で、パンパンの馬場でこその切れ味だ。
7ペルシャザールは買ってなく、皐月賞11着とはいえ3番人気で残すべきだった。
何を言ってもあとの祭で、悔しさだけが残った。
三連複 1-5-7 22,950円 ハズレ
来週は、安田記念です。