ちよ馬券、今週は最強のステイヤーを決める天皇賞・春だ。
京都競馬場4歳上芝外回り3200mで行われる。
注目は、何と言っても3歳時に皐月・菊花賞の二冠達成後有馬記念も制したゴールドシップ(牡4)だ。
ゴールドシップが三冠のうち唯一勝てなかったのが日本ダービー(5着)で、そのダービーをハナ差の2着で悔し涙を流したのがフェノーメノ(牡4)だ。
もちろん涙を流したのは騎手の蛯名正義だが、フェノーメノはその後菊花賞を回避して天皇賞・秋(2着)からJAPANCUP(5着)に挑戦している。
4歳になって、2頭とも休養明けの初戦を1番人気で快勝してこのレースに臨んできた。
このライバル4歳同士の、一騎打ち模様だ。
そんな折、「エアグルーヴ死す」の衝撃的なニュースが飛び込んできた。
エアグルーヴは1997バブルガムフェローとの死闘のうえ天皇賞・秋を制した名牝で、繁殖牝馬としてもアドマイヤグルーヴ・ルーラーシップなどの優秀な子を世に出している。
この天皇賞・春にもエアグルーヴの子フォゲッタプル(牡7)が出場してくる、果たしてフォゲッタプルは母の弔い合戦に勝利できるのか・・・。
さて、本命はどっちだ。
ずばり、この距離・馬場なら8ゴールドシップ(牡4)だ。
8ゴールドシップ(牡4)の武器は「長くいい脚が使えること」で、3コーナーから下り坂が続く京都にはぴったりの脚質だ。
父ステイゴールドはフェノーメノ(牡4)も同じだが、母の父がメジロマックイーンで血統的にも長距離が向いている。
今年初戦の阪神大賞典(3000m)では、休養明けながらHペースを追いかけて見事に快勝している。
オルフェーヴルやジェンティルドンナと相まみえるまで、負けるわけにはいかない。
相手は・・・。
6フェノーメノ(牡4)は日経賞(2500m)を快勝した強烈な末脚が武器だが、距離が伸びても古馬となった今なら問題ない。
京都記念(2200m)を快勝し勝ちはすべて京都の1トーセンラー(牡5)、鞍上は京都を知り尽くした武豊。
阪神大賞で2着だった3デスぺラード(牡5)の上がりタイムは、8ゴールドシップ(牡4)を0.2秒上回った。
ダイヤモンドS(3400m)の1・2着馬7アドマイヤラクティ(牡5)と4ジャガーメイル(牡9)は、長距離だけに前残りに期待。
同じように前で粘る、日経賞2・3着馬の16カポーティスター(牡4)と18ムスカテール(牡5)。
最後は英国の13レッドカドー(騸7)で末脚が脅威、馬も騎手も昨年JC(8着)の経験が物を言うはずだ。
このレースには4~11歳の8世代すべての馬が出場していて、11歳馬は馬番も11のトウカイトリック(牡11)で何んと60戦目だ。
結論
三連複軸1頭流し 8-1・3・4・6・7・13・15・18 28点
結果追記する。
結果追記
8ゴールドシップ(牡4)はいつものことだが、スタート最悪で後方からの競馬となる。
「ウワサの現場」(報知)の記事が気になった、「ゴールドはどんどん気が悪くなり、しまいにゲートを出なくなる」。
そのうえに、「父ステイゴールド・母の父メジロマックイーンは、昨年大ポカをしたオルフェーヴルと同じ」と書いてあり不吉な予感が頭を横切る。
予想どおり2サトノシュレン(牡5)が逃げ16トウカイパラダイス(牡6)が2番手、18ムスカテール(牡5)・9ユニバーサルバンク(牡5)が続く。
一週目正面では6フェノーメノ(牡4)は7番手を先行、8ゴールドシップ(牡4)は後から4番目の後方待機。
向正面2サトノシュレン(牡5)が10馬身差をつけ先頭、ぽつんと16トウカイパラダイス(牡6)が2番手で進む。
さらに離れて3番手18ムスカテール(牡5)が続くが、そのうしろには後続の大集団が迫ってくる。
3コーナーで、8ゴールドシップ(牡4)内田博幸の手が動きロングスパートに入る。
4コーナーから直線にかけて1・3番手だった2サトノシュレン(牡5)・18ムスカテール(牡5)は力つき、6フェノーメノ(牡4)がインの16トウカイパラダイス(牡6)に並びかける。
最内から16トウカイパラダイス(牡6)・6フェノーメノ(牡4)・1トーセンラー(牡5)、そしてようやく8ゴールドシップ(牡4)・4ジャガーメイル(牡9)と、横一列の激しい攻防となる。
直線に入り、ここからが本当の勝負だが・・・6フェノーメノ(牡4)の伸び脚がいい1トーセンラー(牡5)も小気味よく続く。
13レッドカドー(騸7)も強烈な末脚で追込んでくる、粘っていたインの16トウカイパラダイス(牡6)は下がっていく。
8ゴールドシップ(牡4)はというと、いつもの鋭さがなくもたもたしてもがいているように見える。
結局6フェノーメノ(牡4)が鋭い末脚で優勝、2着はそのまま続いた1トーセンラー(牡5)。
3着には英国の13レッドカドー(騸7)が入り、モッセは昨年の経験を生かした。
8ゴールドシップ(牡4)は、ゴール前7アドマイヤラクティ(牡5)にも抜かれて5着が精一杯。
7アドマイヤラクティ(牡5)が4着で、4ジャガーメイル(牡9)6着・5マイネルキッツ(牡10)7着とベテラン勢が大健闘。
エアグルーヴの子12フォゲッタプル(牡7)は10着だったが、母のために頑張った。
今年の天皇賞はいつもなら落ち着くはずの中盤が激しい流れとなったため、8ゴールドシップ(牡4)は道中息つく暇がなくスタミナを消耗していったと思われる。
4コーナーで並びかけるまで追い上げたが、直線を向いてからの脚が鈍く離されてしまった。
優勝した6フェノーメノ(牡4)を始め上位にきた馬は、あの激しい流れを追走のうえに36秒台の末脚をくり出ししっかり伸びてきた。
この日のWIN5の的中は5票で、払戻金は1億3372万2760円と1億超え。
三連複 1-6-13 21,880円 ハズレ
次週は、NHKマイルCだ。