Forever hill

男は夢に追われる孤独なランナー

ちよ旅1函館③坂道めぐり

2012-07-03 22:39:47 | 旅行記

ちよ函館での2日目です。

今日は函館山山麓坂道をめぐりながら、付近の観光スポットを見て歩きます。

僕らの泊まった「チサングランド函館」前の坂道から、西へスタートします。

120115122

 

 

 

 

 

 

「護国神社坂」(ごこくじんじゃざか)、坂の上に護国神社があるので護国神社坂と呼ばれました。(左上)

ちなみに、左奥の高い建物が「チサングランド函館」です。

民間人でありながら函館の基礎を築いた、高田屋嘉兵衛銅像があります。(中上)

「谷地坂」(やちざか)、遊興地として知られていた谷地頭方面へ通じていることから谷地坂の名がつきました。(右上)

126130_2131

 

 

 

 

 

 

「南部坂」(なんぶざか)蝦夷地の警備にあたった南部藩元陣屋があったので南部坂と呼ばれました。(左上)

「函館山ロープウェイ」山麓駅があり、125人乗りで頂上まで3分で運んでくれます。(中上)

1889(明治22年)につくられた配水池がある元町配水場で、これは噴水池でロープウェイの真下にあります。(右上)

下から見上げると、今日も山頂は見えません。

135133127

 

 

 

 

 

 

「二十間坂」(にじゅっけんざか)防火帯としてできた坂で道幅が二十間(約36m)あるので二十間坂と呼ばれました。(左上)

1915(大正4年)再建された、日本初の鉄筋コンクリート寺院東本願寺函館別院です。(中上)

函館は昔から火事が多く、いたる所に黄色い「消火せん」が整備されています。(右上)

142139155

 

 

 

 

 

 

「大三坂」(だいさんざか)、坂の入口に大三という家印の郷宿(ごうやど)があったので大三坂の名がつきました。(左上)

郷宿とは、地方から公用で出てくる村民が泊まった宿のことをいいます。

カトリック元町教会で、幕末宣教再開の先駆として最も古い歴史をもつ教会のひとつです。(中上)

ここからだと、カトリック元町教会特徴の赤い屋根がよく見えます。(右上)

143147151

 

 

 

 

 

 

大三坂を上って行くと、同じ石畳の細い道に入ります。

「チャチャ登り」(ちゃちゃのぼり)、チャチャとはアイヌ語「おじいさん」の意味で急坂を腰をかがめて登る姿が老人に似ていることからチャチャ登りと呼ばれました。(左上)

上空から見ると十字形に見える、近代的なデザインの函館聖ヨハネ教会です。(中上)

日本初のロシア正教会である函館ハリストス正教会で、鐘の音から「ガンガン寺」の愛称で親しまれています。(右上)

その愛称どおり、今でも日曜のミサ・結婚式などで独特な明るい音色が街中に響きます。

157163165

 

 

 

 

 

 

「八幡坂」(はちまんざか)八幡宮がこの坂の上にあったので八幡坂の名がつきました。(左上)

現在の八幡宮は、谷地頭町に移転しています。

海が見える観光スポットで、函館港に停泊している旧青函連絡船摩周丸が見えます。 

シンプルなゴシック建築日本キリスト教団函館教会で、プロテスタント教会では国内で3番目に古いそうです。(中上)

八幡坂と交差する函館市電通りで、レトロな市電が通り過ぎます。(右上)

182177171

 

 

 

 

 

 

「日和坂」(ひよりざか)、坂の上から港を一望でき空模様をよく判断できるので日和坂の名がつきました。(左上)

1880(明治13年)金森洋物店として建てられた店舗で、それを利用した市立函館博物館郷土資料館になっています。(中上)

北海道を踏むものが第一歩を印したのが東浜桟橋(旧桟橋)で、ここに置かれている「北海道第一歩の地」いかりのモニュメントです。(右上)

青函連絡航路も当初はこの桟橋が使われ、客は沖に停泊した連絡船と桟橋の間をはしけ(小舟)で行き来したそうです。

178184189

 

 

 

 

 

 

日和坂から函館山を見上げると、ようやく頂上が顔を出してきました。(左上)

函館の豪商相馬氏私邸である旧相馬邸ですが、内装はほぼ当時のまま残っています。(中上)

明治大火で焼失した町会所を、その相馬氏の寄付をはじめとして1910(明治43年)に再建された壮麗な旧函館区公会堂です。(右上)

左右対称になるように3つのベランダを配し、それをコリント式の円柱が支えています。

191185_2198

 

 

 

 

 

 

海の見える「元町公園」まで、来ました。(左上)

ここには日米和親条約により、箱館開港が決まると箱館奉行所が置かれました。

しかし海に近く防備上不利のため、後に移転した所が五稜郭です。

元町公園内にある旧北海道庁函館支庁庁舎で、1Fは元町観光案内所・2Fは写真歴史館になっています。(中上)

元町公園入口から見た、函館山を背景にした旧函館区公会堂です。(右上)

200201208

 

 

 

 

 

 

「基坂」(もといざか)、かつての函館本線の起点で坂下に里数を計る元標が建てられていたので基坂と呼ばれました。(左上)

函館市旧イギリス領事館で、領事館や街の様子を紹介する開港記念館になっています。(中上)

ここには英国式カフェ「ヴィクトリアンローズ」があり、ここの「アフタヌーンティーセット」がお薦めです。

市電通りにある、先ほどの相馬氏の「相馬株式会社」米穀商・相馬商店の店舗です。(右上)

218214222_2

 

 

 

 

 

 

東坂」(あずまざか)、かつてあった浄玄寺の下に2本の坂があり「浄玄坂」「東の坂」といいましたが東坂はその名残りです。(左上)

1907(明治40年)に再建された旧小林写真館で、道内に現存する写真館では最古のものです。(中上)

「弥生坂」(やよいざか)弥生とは春を意味し発展を祈念して弥生坂の名がつきました。(右上)

224229232

 

 

 

 

 

 

弥生坂の上の方にある、ブライダル教会でもある聖マリア教会です。(左上)

「常盤坂」(ときわざか)、この坂の上の屋敷に大きな松があり常盤の松にちなみ常盤坂の名がつきました。(中上)

明治末期の伝統的な太刀川(たちかわ)家住宅店舗・洋館で 、右の住宅店舗の一部はレトロカフェになっています。(右上)

236242239

 

 

 

 

 

 

「姿見坂」(すがたみざか)、かつて坂の上に遊郭があり遊女たちのあで姿が見られたことから姿見坂の名がつきました。(左上)

遊郭は明治大火後、蓬莱町(現宝来町)に移りました。

「幸坂」(さいわいざか)、坂下の海岸を埋め立てた時「幸多かれ」幸町(現弁天町)ができ町名に従い幸坂となりました。(中上)

1908(明治41年)この地に完成した旧ロシア領事館で、レンガ白漆喰和洋折衷の造りが特徴です。(右上)

247246249

 

 

 

 

 

 

「千歳坂」(ちとせざか)、昔坂の東に神社があり松の木があったので千歳の松にちなみ千歳坂の名がつきました。(左上)

東本願寺函館別院の船見支院で、元町の函館別院の墓地を管理するために建てられました。(中上)

「船見坂」(ふなみざか)、港に出入りする船舶がよく見えることから坂上を船見町と名付けその町に通じる坂なので船見坂と呼びました。(右上)

戦後、上の方が校地となり坂は途中までとなりました。

251255280

 

 

 

 

 

 

とうとう一番西にある坂道まで、やって来ました。

「魚見坂」(うおみざか)、坂の上から湾岸に押し寄せてくる魚群の発見に便利な所だったので魚見坂の名がつきました。(左上) 

坂を上がって行くと、湾が見渡せる外人墓地があります。(中上)

1854(安政元年)ペリー来航時に、同行し亡くなった水兵を埋葬したのが始まりです。

坂を下ると市電の終点「函館どつく前」駅があり、ちょうど「箱館ハイカラ號」が停車していました。(右上)

ここがゴールで、このあと市電で函館駅にもどりました。

306304

 

 

 

 

函館のおみやげは、「するめ松前漬」(左上)と「きたうさぎストラップ」(右上)です。

-ちよ旅1函館・おわり-

 

ちよ旅1函館のおまけ。

288292301

 

 

 

 

 

 

「スーパー白鳥」の車体に、青函トンネルの位置がデザインされています。(左上)

新青森駅で仲良く並んだE5系、僕らが乗るのは右の「はやぶさ6号」です。(中上)

帰りのグランクラスで食べた、洋軽食です。(右上)

ちなみに、「お品書」を書いておきます。

「サンドイッチ」岩手ロースハムとキャベツのコールスローサラダ、バジルポテト&ブロッコリーと海老たまサラダ。

「付け合せ」鶏肉の大根おろしソース添え、プチトマト&グリーントマトピクルス、フルーツ。

今度乗った時は、和軽食をいただきます。

 

追記

当ブログでは、長年に渡り「ちよ散歩」を載せてまいりました。

「ちよ散歩」の題名は、地井武男氏「ちい散歩」をパクったものでした。

「ちい散歩」がテレビから消えた時、「ちよ散歩」も終了したのですが・・・。

その地井武男氏が、先日お亡くなりになりました。

心からご冥福をお祈りいたします。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ちよ旅1函館②夜景とライトアップ散策

2012-07-03 22:16:19 | 旅行記

ちよ、夜になって函館夜景ライトアップされた街並を散策します。

063 064

 

 

 

 

 

 

日が暮れてから、まずは函館山からの夜景を見に行きます。

歩いてすぐの「函館山ロープウェイ山麓駅」に、着きました。(左上)

ところが頂上に向かうロープウェイを見て下さい、函館山山頂は雲の中でまったく見えません。(右上)

残念ながら天気は運まかせ、「函館100万$の夜景」を断念しました。

気を取り直して、ライトアップされた場所があるので散策します。

073080

 

 

 

 

 

 

六角形の鐘楼ととんがり屋根が特徴の、カトリック元町教会。(左上)

建物が独特な十字形の、函館聖ヨハネ教会。(右上)

082086

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根のクーポルが印象的な、函館ハリストス正教会。(左上)

右の方で光っている建物は、さっき見てきたカトリック元町教会です。

同じく函館ハリストス正教会の、鐘楼です。(右上)

097101

 

 

 

 

 

 

鮮やかに浮かび上がった、旧函館区公会堂。(左上)

左右対称のコロニアル建築である、旧函館区公会堂です。(右上)

093102

 

 

 

 

 

 

海に向かってのびる八幡坂(はちまんざか)で、遠くに停泊している摩周丸の明かりが見えます。(左上)

漆喰の白壁がライトアップされ美しい、函館市旧イギリス領事館(開港記念館)。(右上)

104106

 

 

 

 

 

 

旧桟橋から、ベイエリアを望みます。(左上)

左のライティングされている船は、「クルーズ船ブルームーン」です。

そのベイエリアまで歩いて、金森赤レンガ倉庫群です。(右上)

 ひと回りして腹がへったので、ここらで夕飯にします。

112110

 

 

 

 

 

 

金森赤レンガ倉庫そば、函館ベイ美食倶楽部「呑喰処きくよ食堂ベイエリア店」に入ります。(左上)

きくよ食堂は、函館朝市にも本店・支店があります。

食べたのは中味を選べる「三種お好み丼」で、岩のり味噌汁がついてきます。(右上)

選んだのは、定番のウニ・イクラ・カニです。

この後、ホテルに帰りました。

-ちよ旅1函館・つづく-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ちよ旅1函館①はやぶさグランクラス

2012-07-03 21:50:09 | 旅行記

ちよ散歩は、散歩を含む大きなカテゴリーの旅行記ちよとして生まれ変わりました。

記念すべき第1回は、北海道函館です。

002旅立ちは、東京駅からです。

東京駅は、1914(大正1年)創設当時の駅舎に復元されました。

最近完成した、ドーム型に復元された丸の内北口です。(左)

 

 

 

011_2012_2032_3

 

 

 

 

 

 

2011(昭和23年)3月デビューした、東北新幹線E5系「はやぶさ」です。(左上)

やっと「はやぶさ」に乗れます、これでまず新青森まで行きます。

しかも、グリーン車のさらに上をいくクラスの「グランクラス」に乗って行きます。(中上)

1人掛けと2人掛けに分かれる10号車「グランクラス」の車内ですが、下りでは先頭車両になります。(右上)

017025024

 

 

 

 

 

 

A・B席2人掛けのシートですが、ゆったりしています。(左上)

横にある操作パネル、これでシートを寝かせたり起こしたり出来ます。(中上)

シートをいっぱいに倒して脚を伸ばしても、前にとどきません。(右上)

 

「はやぶさ3号」 9.36 東京 

流れるように動き出し、出発です。

和・洋軽食が選べるのですが、知らなくて駅弁を買ってしまいました。

019020

 

 

 

 

 

 

ちなみに、駅弁は「あさりおこわ弁当」です。(左上)

ソフトドリンク・アルコールは飲み放題で、これはアイスコーヒーです。(右上)

10.01 大宮

スリッパは付いていて、ブランケット・アイマスクなどは「GranClassアテンダント」が用意してくれます。

11.12 仙台

仙台ではけっこう降りる人が多く、「グランクラス」では空席が目立ちます。

027_2035

 

 

 

 

 

 

11.56 盛岡

車内の電光掲示板のとおり、あっという間に盛岡です。(左上)

12.46 新青森

3時間10分で、新青森に到着です。(右上)

初めて乗った「グランクラス」は、座り心地が快適で最高でした。

ただし、車窓はトンネルばかりで期待出来ません。

 

038046

 

 

 

 

 

 

新青森で、この「特急スーパー白鳥19号」に乗り換えます。(左上)

「特急スーパー白鳥19号」 13.03 新青森

13.17 青森

奥羽本線の青森までは逆走して、ここからは津軽線津軽海峡線・江差線を進みます。

13.41 蟹田

津軽線はここから分かれ、列車は津軽海峡線に入ります。

いよいよ青函トンネルですが、座席の前に「青函トンネル通過時刻表」が貼ってあります。(右上)

アナウンスもありますが、列車がどの辺りを走っているかよくわかります。

14.05 竜飛海底

青函トンネルの中にある駅に、止まります。

見学整理券を買えば、竜飛海底駅青函トンネル記念館を見物することが出来ます。

青函トンネルは全長53.85kmで、通過するのに約30分かかりました。

14.34 木古内

青函トンネルを出て、江差方面はここで乗り換えです。

049_3050_2053_3

 

 

 

 

 

 

15.10 函館

無事に、函館駅に着きました。(上)

3年後には新幹線が函館まで延びる予定で、楽しみです。

 

113とりあえず、ホテルにチェックインします。

ホテルは、「チサングランド函館」です。(左)

ロープウェイまで歩いて行ける、静かな所を選びました。

しかも、最上階のグッドビューです。

函館山の頂上が雲に隠れて見えません、それだけが気がかりで・・・。

 

 

-ちよ旅1函館・つづく-