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(登場するストーリーは、全てリアルフォトとノンフィクションのみで綴られています)

京都御苑 捨翠亭(しゅうすいてい)お茶事。

2013-12-31 10:40:44 | 日常生活

初めてのお茶事。

晴天にも恵まれ、

 

 

京都御苑 捨翠亭(しゅうすいてい)。

 

 

拾翠亭は五摂家のひとつであった九條家の現存する唯一の建物で、数寄屋風書院造りで江戸後期に建てられた茶会のための離れという由緒ある場所、

今日の茶室はここです。

 

 

勾玉形(まがたまがた)池から望む景色。

 

 

まずは池の中にある厳島神社に参拝。

 

 

半端なく広大な御苑の敷地南側にあります。

 

 

受付では今回私達をこの場所に導いてくれた、

船曳秀隆氏。

彼は詩人で、作曲を習いに今年から私の家に飛び込んで来ました!

そして彼のお母様がこの会の亭主(お茶会を催す人)で、私どもをご招待してくださいました。

捨翠亭(しゅうすいてい)での模様がブログで公表される事は大変貴重で珍しい事だそうです。

 

 

まず「待合」で目にしたのは、

「一閑冠 火入カップ型菊 莨入鳥」。

煙管は結構ずっしりとしていました。

 

 

今日出されるお茶碗の箱のふたも並べられ、

箱書きがあるとないでは全然値打ちが違うそうです。

 

 

図歴代天皇図の掛け軸。

なかなかこんなの観れる事はありません。

 

 

皆さん揃われたところで庭園を散策、

先ほどの厳島神社弁天様。

 

 

さあいよいよここからは別世界です!

今日最初の茶室小間(こま)の入り口「躙口(にじりぐち)」。しゃがまなければ入れない小さな穴という感じです。

 

 

いざ時空を超えて・小宇宙の胎内へ!

 

 

中は薄暗く、神秘的な感じを受けます。

壁には白い斑点があり、「螢壁の部屋」と呼ばれていて、狭いところにこの日は17人が入りました。

亭主:船曳宗武先生登場!

 

 

先生手造りのお茶菓子がまず最初に出て来ます。

 

 

 

次に香合、 

「青磁トキヤロ」。 

乗っているのはお釈迦さんだそうです。

部屋に入ったらまず掛け軸と香合を拝見させてもらうのが作法だそうです。

 

 

今、先生が抹茶を入れられている、

千利休が造った茶杓(ちゃしゃく)の筒、

こんなものが突然現われるとびっくりしてしまいます。

お茶会とはなんと衝撃的なショウーでしょう。

 

 

 

お点前をする船曳宗武(武子)先生はずっと話され続けていました。

その知識たるや、茶碗や道具の全てのデータ(名前・作者・歴史)から文学の話まで、まるで人間コンピューターの様でした!

1日2時間しか寝ないそうです。

 

 

 

いよいよお抹茶が廻って来ます、

作法は一応勉強して来ましたが、なかなか楽しむところまでは・・・

緊張します!

 

 

「山の上井戸」。

 

 

「久田宗全作直書付「面影」啐啄斎」。

 

 

「古唐津 俵」。(隠れキリシタンの影響)

 

 

「呉器(李朝)」。

どんどんたぶん高価なお茶碗が出て来ますが、

値打ちの判らないものにとってはなんとももったいない。

同じ参加されたお茶会をよく識る方も仰ってましたが、博物館に展示されている様な貴重な道具をこうして直に触らせてくれる事は珍しいという事でした。

しかも先生のお話で場はなんとも和やかな事、

普通のお茶会では在り得ない事なのでしょうね。

流石船曳君のお母さんでした!

 

 

この小間(こま)の茶釜、

「天下一与次郎作筋釜 モール蓋」。

なにやら日本には数個位しか残っていないという代物だそうです。

 

 

先ほどの「千利休作随流筒銘星合 箱如心斎」。

 

 

とにかく、すべて国宝級の道具で点てられた茶を戴き、

結構なお点前でした!

ありがとうございました。

 

 

小間 「螢壁の部屋(天の川席)」から、

 

 

庭園を望みながら縁側の廊下を巡り次の広間に移動します。

 

まだまだ続きます。

 

  

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