<骨董品>
4月25日に葡萄森にイワウチワを観賞に行ってきた。先週カメさんで行う予定で有ったが、朝まで雨が降っていたためこの日のリーダーの祝田さんの判断で中止となった。
7時頃には青空が広がり快晴の天気となって残念だったが名ばかりとは言え各人の意識を高めようとリーダーにしたので仕方ない。
8時半自宅を妻と二人で出発、膝の調子がいまいちなので足慣らしに登山口より直ぐにイワウチワの群生を見られる葡萄森にしたが三年前にカメさんで一回行ったことがあるが良く分からない。登山口の臼沢は大槌の町を出て次の集落だと記憶してたがハッキリせず大分行き過ぎてしまい道を聞きながらヤット辿り着く。
前回は神社の鳥居前に車を置いたが此処からは最初の神社までの登りがキツク、一山超えて下る、先週の白沢さんの予定でも沢沿いに上ると言ってたので、沢沿いに行って一山越えたところを目指して行くと斜面も楽そうなので其処を考えていた。
道の左に大きな広場が有り奥が荒地になってたので其処に車を置く、妻は私を信用できないと広場入り口の人に道を聞いている、親切に地図を描いてくれた、私が行くと前製鉄所を働いていたね俺も働いてたが、今はこんなことしてると家の中に招かれる。
中で見たのがこの写真で時計、カメラ、電話機、ランプ、消防車のサイレン、その他もろもろ壁一面と床一面に置かれている。二回も見てくれと上がると欄間、木の根を磨いたテーブル、置物、柱と所狭しと置かれている。
骨董品は知人などが持ってきてくれて自然に増えてくそうだ。
<車道を行く>
9時50分趣味の家をお邪魔して沢沿いの車道を行く、車輪跡の付いた車道が続く、道端の横にワサビが生えている、ワサビを採るなの看板があちこちに有る、こごみが固まって生えている。自分で考えた所を過ぎる、妻はワサビ田が見えないからまだ先だと頑張る。会やグループなら私が言うと聞き入れてくれるが妻は全然信用しない。
<山道に>
10時20分車道が終わり細道になる、臼沢さんの話しでは車道の終わったところより杉林を登って尾根に取り付くと教えられたが妻はワサビ田はまだだ、と聞き入れない。
此処からは葡萄森の白見山から鵜住居町片岸に伸びる稜線といま取り付こうとしてる尾根が見え尾根が主稜線の手前で下って又登るところにこの沢が行ってるように見える。
この道が其処まで繋がってれば楽に行けそうだと判断いける所まで行こうと進むが倒木と道の崩落で行き手を塞がれる。尾根を見上げると手入れが行き届いた杉林が尾根まで続き100m位だ。結構な斜面である。後ろからこんな所を歩かせるのか、いろんな罵声が聞こえてくるが無視して進む。お前が言うこと聞かないからだと言いたいが、言ったら倍になって帰ってくる。苦闘十数分尾根に出る、ハッキリした道がある。11時丁度でピークが目の前にあるのでそこまで頑張る。
<ピークで>
11時5分ピーク着、この辺はイワウチワが一輪も見えない、目の前に葡萄森が見えるが妻は此処で帰ろうと言う、主稜線に取り付く斜面一面がイワウチワの群落なのだが、今年の寒さで咲いてるか自信がない。20分ほど熱い紅茶とお菓子で休憩し11時25分下山開始意外なほど急斜面だ。こんなにキツイ山だと記憶してなかった。又罵声が飛んでくる。
<イワウチワ>
急斜面を終えた頃尾根の来た斜面側一面にイワウチワの群落が現れた。薄ピンク色の可憐な花が一面に咲いている。「ワー凄い」と感嘆の声が聞こえる、こちらも良かったと安堵の気持ち。もし花がなかったら家でグヤ巻かれて居心地悪い日々を送らなければと思うと良かった良かった。
妻がこんなに見事に咲いてるのに誰も見に来てないのは何故だろうといぶしがる。イワウチワは何処にでも咲いてる花で珍しくないが、こんなに広い範囲で咲いてるのは珍しいと思う。
撮影がまずく良く花が見えないのが残念だがフラッシュを焚いたのが悪かったようだ。近場の山でこんなお花見が出来るなんてもったいないくらいだ。
でも人が来ないのでこんな群生が有るのであって、大勢の人が来てお土産に一株づつ持ち帰られたら無くなってしまうかも。