7時半、起床。トースト(バター&夏みかんジャム)、紅茶の朝食。昨夜、モツ鍋を食べ過ぎた感があるので、軽めの朝食。
今日は曇り日。まだ太陽の輪郭はわかるが、これから天気はしだいに悪くなっていく。
木枯らしや東京の日のありどころ 芥川龍之介
午後、散歩に出る。まだ雨は降り出していないが、ショルダーバッグには傘を入れていく。
下丸子の「喜楽亭」に昼食を食べに行く。3週間ぶりである。一口に「馴染みの店」といっても、行く頻度には違いがある。最近は、週に一度は行くというのは「maruharu」、「五郎八」、「SKIPA」、2・3週間に一度というのが、「喜楽亭」、「たかはし」、「メルシー」、「早稲田軒」、「メーヤウ」、「ごんべえ」、「フェニックス」、「テラス・ドルチェ」、月に一度が「すず金」、「鈴文」、「天味」といったところだろうか。これ、ほぼ料理のカロリーの高さを反映している。高カロリーの店ほど間隔が空く。いまあげた店の中に「カフェ・ゴトー」が入っていないのは、「カフェ・ゴトー」には一人で行くことはないので(社交ないしもてなしの空間)、不定期なのである。
いつものように客は私一人。いつものようにご主人とおしゃべりをしながらの食事。
「喜楽亭」の壁の蔦が赤く色づいている
チキンカツ定食(750円)。この店の人気ランキング第一位だ。
「もらいものですけどよかったら」と食後の甘味をいただく。銀座「松涛」のお饅頭。
「喜楽亭」を出て、隣駅の武蔵新田まで食後の散歩をして(15分もかからない)、コーヒーを飲みに「manoa cafe」という初めてのカフェに入る。金魚屋さんの向かいに出来た新しい店だ。入ってから気づいたのだが、店内にはキッズコーナーが設けられており、小さな子ども連れの女性たちを意識した作りの店である。場違いなところに入ってしまったのかと思ったが、時間帯のせいだろう、子ども連れの客はおらず、どこかの大学生3人がソファーでゼミの相談をしていた。彼らが出て行ってからは私一人になり、カフェオレを飲みながら、先週末の旅行の写真の整理をした。
BGMで流れていた「桜坂」のカヴァー曲がなかなかよかった。女性の歌手で、アップテンポにアレンジして軽快に歌っていた。店の人に歌手は誰なのか尋ねたら、「J-POPカヴァー伝説」というCDに収められている曲の1つで、CDが手元にないので歌手の名前はわからないとのことだった。帰りに蒲田のTSUTAYAで探したら、U-keyという名前の歌手だった(さっそくレンタルして、いま、そのCDをBGMにしながらブログを書いている)。
店を出るときは雨になっていた。
武蔵新田の商店街といえばこの金魚屋さんである。
旅は、出かける前、旅行中、帰ってきてから、三度楽しめる。