フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月30日(金) 晴れ

2014-05-31 07:36:38 | Weblog

     8時半、起床。

     ベーコン&エッグ、マフィン、蜂蜜、サラダ、紅茶の朝食。

     12時半頃、家を出る。今日は暑い。

     この時刻、専門学校の工事用の囲いにはわずかな日影を作るという効用はある。

     先日、財布をレジのところに置き忘れた蒲田駅の弁当屋で、昼食用の崎陽軒のシューマイ弁当を購入し、研究室で食べる。ランチョンマットは信州旅行のときに「ちきりや工芸店」で購入したもの。

     2時からTさんのゼミ論指導。

     3時からPさんのゼミ論指導。

     5限・6限はゼミ。5限は3年生のYさん、Hさん、Mさんのグループ発表。イオンモール幕張のフィールドワークを中心とした発表だった。

     休憩時間のスイーツは4年生のAさんが用意したワッフル。

     6限は学年に分かれて、4年生はA君のN君のゼミ論中間報告。3年生はテキストに基づいたディスカッション(私はこちらに出る)。定刻を30分ほど延長して行う。

     夕食は、東西線(大手町)から京浜東北線(東京)への乗り換えのときに、オアゾビルの地下の「屏南」で。ザージャン(炸醤)刀削麺を注文したのだが、写真と出て来たものが同じものとは思えなかった。実際、違うものだったのかもしれない。

     10時過ぎに帰宅。風呂を浴びてから、『ブラック・プレジデント』第8話(録画)を観る。今週の三田村(沢村一樹)の金言は「優しい言葉のコストはゼロ」。ちなみにドラマの中で三田村の会社「トレスフィールズ」の社屋として使われているのは近所の専門学校の校舎である。


5月29日(木) 晴れ

2014-05-30 11:33:18 | Weblog

     8時、起床。

     マフィン、サラダ、蜂蜜、紅茶の朝食。

     蜂蜜は信州旅行のときに購入したもの。トーストしたマフィンに蜂蜜を塗って食べる。紅茶によく合う。

     11時半に家を出て、大学へ。

     早稲田に着いて、「五郎八」で昼食。

     天せいろを注文。天ぷらは海老(2本)、茄子、人参、舞茸、獅子唐辛子(あと何か一品あった気がする)。

     今日は気温が高く、湿度もけっこうある。街は東南アジア的真夏の気配。

 

     3限は大学院の演習。今日は大学での用事はこれだけ。昨日とは打って変わって半ドン的気分。

     演習を時間通りに終えて、校舎の裏手を回って教員ロビーに行って資料をコピーしてから、大学を出る。

     「カフェ・ゴトー」で1時間ほど読書。今日は(も)「カフェゴト―」は満員で、窓際の大きなテーブルで合席となる。 

     7時から「キネカ大森」で映画を観る予定なのだが、映画の前に食事をとると眠くなってしまいそうなので、「まやんち」で甘味の補給だけに留める。時間は5時を回っていたので、もうキャラメルタルトはないだろうと思っていたら、まだあった。望外の喜び。キャラメルタルトは5月限定メニュー。土曜日にキャラメルタルトを食べたいという卒業生を連れて来る予定なので、今日のは「最後から二番目のキャラメルタルト」だ。紅茶は春摘みのダージリン。

     新しいスタッフさんが今日からフロアーに出ている。「あっちゃん」という。頑張って下さい。

     「キネカ大森」で『そこのみにて光輝く』を観る。シニア割デビューをした。シニア割=1000円だと思い込んでいたが、消費税アップのせいだろう、1100円だった。カウンターで、「一般でよろしいですか?」と聞かれたので、「シニア割でお願いします」と言って健康保険証を提示しよとしたら(私は車の免許証は持っていない)、ちらっと見ただけで(とくに生年月日のチェックはしないで)、半券を渡された。そういうものなのね。

     『そこのみにて光輝く』は『海炭市叙景』と同じ佐藤泰志の小説が原作。1990年、41歳で自ら命を絶った不遇な作家が死の前年に発表した唯一の長編小説だ(三島由紀夫賞の候補作になった)。監督は呉美保。

     函館の夏らしくない夏の一瞬のきらめきを描いたやさぐれた青春映画である。「シニア割」デビューの作品としては申し分ない。採石現場でのダイナマイト事故で仲間を失い、パチンコと酒に溺れる日々を送る青年(綾野剛)が、パチンコ屋で知り合った若者(菅田将暉)の家に行くと、そこには社会の吹き溜まりのような場所で暮らす一家がいた。脳こうそくで寝たきりの(しかし性欲は旺盛で床からさかんに妻の名を呼ぶ)父親(田村泰二郎)、愚痴ばかりこぼしている母親(伊佐山ひろ子)、売春で一家の生計を支えている姉(池脇千鶴)、仮出所中の弟。青年は若者の姉と恋に落ちる。二人は結婚してそれぞれの境遇から抜け出そうとする。しかしもちろん話はそう簡単にはいかない。家族は希望であり、同時に、希望に向かって歩み出そうとする者の足枷でもある。女の不倫相手の中年男(高橋和也)に向かって、青年が「家族大事にしたらどうですか」と言うと、男は「大事にしてっからおかしくなるんだべや」と答える。

     何もかもが台無しになるような出来事が起こって、しかし、かろうじて青年と女は破滅の淵で踏みとどまる。夜明けの浜辺でのラストシーンは、たしかに、タイトルにふさわしい映像になっていた。

     映画を観終わって、「レ・フレール」という洋食屋で食事をする。大森在住の卒業生Cさんから教えてもらった店だ。名前の通り、3人兄弟がやっている。営業時間は朝の5時までで、これから混んでくるのだろうか、先客は一組だけで、彼らが出て行ってからは私ひとりになった。

     カウンターに案内される。目の前の酒瓶たち。「食事だけの注文なんですが・・・」と言いながら、ハンバーグ(ご飯で)を注文する。

     美味しいハンバーグだった。ペロリと平らげる。

     食後にコーヒーを注文し、映画のプログラムに目を通す。

     「キネカ大森」→「レ・フレール」というのは定番的コースになるかもしれない。

     10時過ぎに帰宅。風呂を浴びてから、『続・最後から二番目の恋』(第7話)を観る。長倉家と独り者の千晶(小泉今日子)という構図は、一家団欒と中年の独身女性の孤独と読み替え変えられがちだが、『そこのみにて光輝く』で描かれているように、家族は希望でもあり足枷でもあるのだ。それを端的に表しているのは水谷典子(飯島直子)の夫・広行(浅野和之)である。彼は若い女性に入れあげて、家を飛出し(追い出されて)、ホームレス同然の生活をしている。コミカルに描かれてはいるが、かなり悲惨な生活である。長倉家と水谷家は家族というものの明るい面と暗い面を表している。その長倉家の長男和平(中井貴一)にしても、明るくコミカルなキャラの下に、鬱々とした思いは持続的に存在しているのである。明るくコミカルな演出を排して、暗く深刻に描こうとすればいくらでもそのように描けるテーマである。


5月28日(水) 晴れ

2014-05-29 08:17:59 | Weblog

     8時、起床。

     ベーコン&エッグ、マフィン、サラダ、紅茶の朝食。

     10時に家を出て大学へ。

     蒲田駅構内の店で昼食用のお弁当を購入したのだが、そのときレジのところに財布を置き忘れてしまった。そのことを早稲田に着いて銀行で両替をしようとしたときに気付く。慌てたが、幸いお弁当を入れた袋の中にレシートが入っていたので、そこに記された電話番号に連絡を入れると、店の方が出て、財布は駅ビルの管理センターにお預けしましたとのことだった。ああ、よかった。財布には健康保険証が入っているので、大学の身分証(こちらは定期券入れに入っている)を見せれば、財布の持ち主が私であることは証明できる。

     財布がなくても今日一日は困らない。小銭入れ(千円札も数枚入っている)とスイカのチャージ金があるから。リスク分散は大切だ。

     11時から面談。

     3限は読書会。各自が持ち寄ったスイーツを食べながら。

     3限と4限の間の休み時間にお弁当を食べる。

     4限にゼミ3年生のグループ発表の事前相談。

     5限に面談。

     水曜日は授業がないが、けっこう忙しい。授業がない分、あれこれの用事が水曜日に集中するからである。ずっと研究室にいたので、外に出て空を見上げると解放感がある。6時を回ってもまだまだ明るい。

     蒲田に着いて、お弁当屋の店員さんと一緒に駅ビルの管理センターに行って、忘れ物の財布を受け取る。

     ようやく夕方の空になっている。

     夕食は鯵の塩焼き。

       夕河岸の鯵売る声や雨あがり  永井荷風   

     デザートはさくらんぼ。そういう季節になった。

       幸せのぎゅうぎゅう詰めやさくらんぼ  嶋田麻紀


5月27日(火) 晴れ

2014-05-28 01:07:34 | Weblog

     8時、起床。

     マフィン(とろけるチーズをはさんで)、サラダ、紅茶の朝食。

     12時半に家を出て、鹿島田へ。中学時代の友人W君と1時10分に鹿島田駅の改札で待ち合わせ。W君が杖を突いて現れたのでびっくりする。一月ほど前に急病で入院したが、命に別状のあるものではなく、一週間ほどで退院し、いまは仕事にも復帰していると聞いていたので。まだ完調ではないようである。しかし、歩行にとくに困難があるわけではなく(並んで歩いてそれはわかった)、杖がないとちょっと心もとないということのようである。

     行きつけの洋食屋さんで食事をすることになっているのだが、まだランチタイムの混雑が残っているようなので、少し駅の周りを歩いてみる。

     けっこう日差しが強いので、古本屋の店先で時間をつぶす。「南天堂」という古書店は蒲田にもあるが、系列店なのだろうか。

      1時半になった。もうそろそろいいだろうということで、店に向かう。鹿島田の駅のすぐそばだ。店の名前は「ブラッスリー ほっぺ」。

     二階にある店内はけっこう広い。昼休みの時間はサラリーマンたちが多かったのだろうが、この時間帯は女性客たちばかりだ。

     私がメニューを眺めていると、W君が「これはどうだろう」と聞いてきた。プレミアムランチ、2000円のコースである。普通のランチメニューの中から選ぼうと思っていたので、面食らう。ちょうど昨日から減量モードに入ったところなのだ。W君が私をもてなそうとしていることはわかったが、W君自身は何を注文するつもりなのかと聞いたら、同じものを注文すると言ったので、びっくりした。これが食べられる(と思っている)のであれば、体調は悪くないはずだ。よし、二人ともプレミアランチでいこう。

     前菜は野菜スティック。アイスコーヒーはサービス(ありがとうございます)。

     スモーク鴨のサラダ(W君はスモークサーモンのサラダ)。

     ポタージュスープ。

     ペンネグラタン。

     ビーフシチュー。たぶんこの店の看板料理なのではないだろうか。美味しい。

     デザートはアイスクリームのチョコレートソース掛け(W君はベイクドチーズケーキ)。

     紅茶。ごちそうさまでした。

     W君も完食した。彼も明後日、還暦を迎える。食事中の話題は健康のことが中心。誰も病気になるまでは健康なのだ。病気になって初めて健康の大切さがわかるのだ。

     私たちがランチタイムの最後の客となった。私たちが座ったのは窓際の一番奥のテーブルだ。

     W君夫妻とマスターご夫妻はクレイジーケンバンドのファンで、ときどき4人でライブに行く間柄だ。

     壁にかかっていたマスター夫妻の似顔絵。これが実にそっくりなのだ。

     こちらが実物(笑)。お二人がここに店を開いて4年。その前はプロレスラーをしていた、という嘘をつかれても、信じてしまいそうである。

     これまで鹿島田=「パン日和あをや」であったが、鹿島田=「パン日和あをや」+「ほっぺ」となった。項が増えていくことは楽しい。

     腹ごなしに散歩。

     マンションがたくさん建てられているためだろう、子どもたちの姿が目に付く。 

     10分ほど歩いたバス通り沿いにある「エミール」というカフェで休憩。駅の周辺には(駅構内の「ドトール」を除くと)カフェがないのだという。「カフェ不毛の土地」とW君は言っていた。

     私はレモンスカッシュ、W君はメロンソーダを注文。昭和の子どもの好きな飲み物である。

     一生の楽しきころのソーダ水  富安風生

     カフェの目の前のバス停から川崎駅まで行くこともできたが、鹿島田の駅まで戻る。

     駅前のまっすぐな道に出た。ここでW君とは別れた。今度は蒲田の「phono kafe」で会いましょう。

     川崎で途中下車して「ラゾーナ」に寄って行く。次回のゼミ3年生のグループ発表は「ショッピングモール」がテーマなので、私自身、フィールドワークをしておこうかと。

     「丸善」で本を2冊購入。

       『村上春樹への12のオマージュ いまのあなたへ』(NHK出版)

       永江朗『おじさんの哲学』(原書房)

     「ロフト」でデザインノートを2冊購入。ほぼ日手帳カズンと同じサイズのノート。

     池袋の西武デパートで仕事の妻からメールで、今日は外食でいい、あるいはテイクアウトのお寿司でもいい、と聞いてくる。今日は昼食をしっかり食べたので、お寿司がいいと返信する。

     テイクアウトのお寿司はお皿に並べ直して食べます。


5月26日(月) 曇り、風強し

2014-05-27 02:46:25 | Weblog

     9時、起床。

     鱈子と昆布の佃煮でお茶漬け、サラダの朝食。

     新聞のスポーツ欄(4面ある)の片隅に「男子団体が優勝 トマス杯」の記事が載っている。この見出しからこれがバドミントンの世界選手権(男子団体)のことであることが分かる人はそう多くはないであろう(ちなみに女子団体はユーバー杯という)。ついにこの日が来たか・・・と高校時代に部活でバドミントンをやっていた私は思う。もちろん初優勝。サッカーワールド杯で男子チームが優勝したのと同じくらいの価値のある画期的な出来事なのである。それがこの扱いとは・・・。

     日本バドミントン協会のHPをご覧あれ。

     ゼミ二期生のU君から再就職先が決まりましたというメールが届く。社会福祉の団体の契約社員で、激務だった前職と比べて、終業時間は比較的早く、自炊をする余裕があるという。通勤は電車とバスを乗り継いで1時半かかるが、通勤中は読書ができるそうだ。働いて、ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、毎日読書をする時間があるというのは、まっとうな生活というべきだろう。

     体を壊すような、心のバランスを失うような働き方をしてはいけない。そうなりそうな場合、それはあなたがいけないのではない。そうした職場にしがみついていてはいけない。

     昼食はカップヌードル(シーフード)で済ます。 

     夕方、ジムへ行く。今日は館内の湿度が高く、クロストレーナーは45分の設定で始めたのだが、30分でばててしまった。

     ジムの後は、「phono kafe」へ。

     明日、中学時代の友人のW君と彼の地元(鹿島田)会うのだが、大原さんからW君へのプレゼントを預かる。

     ごぼうのフリットを摘まむ。塩味がきいて美味しい。

     この週末は大変な混みようだったそうだ。途中から人数を数える暇もなくなったそうだが、一日30名を越えていたのは間違いないらしい。電話で3人客、4人客が予約を入れてくることがあって、「phono kafe」のテーブルは基本的に2人用なので、なかなか対応が大変のようである。土日が混んだから今日は空くだろうと思ったら、それでも20名は越えたそうだ。私が本日最後の客だった。お疲れ様でした。

     夕食はポークソテー。妻は今日の昼は私が「喜楽亭」でチキンカツを食べるものと思っていたので、別の軽めの献立を考えていたようだが、帰宅してカップヌードルの昼食だったことを知って、ならばポークソテーでもいいわねと思ったそうだ。