フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月27日(金) 晴れ

2015-02-28 10:28:09 | Weblog

8時、起床。

ハムトースト、サラダ、紅茶の朝食。

今日は昨日より大分暖かい。デッキの上の野良猫のなつも寒そうには見えない。

10時前に家を出て、大学へ。

記念会堂前のプレハブ校舎の解体作業もずいぶんと進んでいる。

メタセコイヤの並木も全貌が見えるようになった。

3月25日の卒業式まであと一ヶ月を切った。

研究棟前の八重椿もたくさん蕾をつけ、早いものは咲き出している。

卒業生のMさんがやってきた。12月の下旬に会う約束が私の母の体調不良でキャンセルになっていた。

12月に行く予定だった大学の近くのフレンチトースト専門店「フォル・カフェ」に出かける。Mさんはフレンチトーストが大好きで、前回(昨年の10月)、同級生のYさんと一緒に大井町のカフェ「ギグレッと」で会った時も、フレンチトーストを注文していた。そのとき、大学の近くに現役の早大生が立ち上げたフレンチトーストの専門店のことが話題になり、一度行ってみましょうということになっていたのである。

Mさんは誰かに似ていると前から思っていたが、それが誰であるかが今日わかった。国宝第一号、広隆寺の弥勒菩薩である。

 

私の世代の日本人にとって、フレンチトーストはダスティン・ホフマン主演の映画『クレイマー・クレイマー』(1979年)と結びついている。ある日、突然、妻に出て行かれた主人公(ホフマン)は男手ひとつで息子を育てることになる。仕事一筋で、育児は妻にまかせっきりであった彼は、最初、朝食のフレンチトースもろくに作れなかったが、1年半後、息子の養育権をめぐる裁判に負けた彼が息子を元妻に引き渡す日の朝、実に手際よくフレンチトースを作るのであった(映画はこの後、感動的なクレイマックスへと向かう)。

「フォル・カフェ」は、正確に言うと、ブリュレ・フレンチトーストの専門店である。それも「日本初」ということらしい。「ブリュレ」とはフランス語で「焦がす」という意味だが、フライパンで焼き上げたフレンチトーストの表面にブラウンシュガーをまぶし、バーナーで焦がして、パリッとさせるのである。そうすることで外側はサクサクでで内側はジュッっと柔らかなメリハリの利いたフレンチトーストができあがる。

 この店では、食事向きのフレンチトースとデザート向きのフレンチトースの両方を提供している。われわらは食事向きのフレンチトースト(BLT、生ハムとジャガイモの2種)を注文して、シェアして食べた。 フレンチトーストというと「甘い」というイメージがあるが、これは塩味が効いていて、食事としてちゃんと独り立ちしている。

そしてスモールサイズのデザート用のフレンチトーストも注文した。両方食べられて満足である。

小さな店内は満席状態で、厨房は二人でやっているので、大忙しである。本来はデザートと一緒に出てくるはずであった(ろうと思う)コーヒーと紅茶はわれわれがデザートを食べ終わった後に運ばれてきた。

次回は午後の落ち着いた時間帯に来店したい。そのときはMさんの二人の娘さん(小学生と幼稚園児)も一緒ということになるだろう。これまでお子さん同伴の卒業生とは何度も会っているが、いずれも就学前のお子さんで、小学生となるともう一筋縄ではいかないだろう。でも、ちゃんとした会話ができるというのは楽しみでもある。

お子さんが帰宅する前に戻らなくてはならないMさんと1時前に店を出て、馬場下の交差点のところで別れた。

研究室に理工社からゼミ論集(60部)が運ばれてきた。

ゼミ論集の体裁はいつも同じだが、表紙の色は変えている。今回(第5巻)は濃いめの緑色。

来年は何色にしよう。グラデーションを考えると、青緑だろうか。定年までゼミを担当するとすれば、あと10冊ということになるが、先のことはそのときが来たら考えよう。

事務所に行って、ゼミ論集の現物一冊、請求書、ゼミ運営補助費の申請書を提出する。

それと昨日整理した個人研究費の立て替え払いの領収書(16万円ほどになる)も提出する。

書類の提出を済ませて、Mさんからお土産にいただいた本郷「三原屋」の桜餅で一服。

 6時頃、大学を出る。馬場下の交差点で同僚の安藤先生に声をかけられ、地下鉄で途中まで一緒に帰る。

今日は、もう一人卒業生と会う約束がある。昼間に会ったMさんと同じ2000年卒のもう一人のMさんである。会社が浜松町にあって、お住まいが大森なので、仕事終わりに蒲田で合流して食事をすることになっている。靴のメーカーにお勤めで、年度末のこの時期は大忙しで、毎週末は出張であちこちを飛び回っている。

釜飯の「梅Q」へ行く。釜飯を注文してから、出来上がるまでの間(これがけっこうあるのだ)、サラダ、牛筋の煮込み、焼き鳥を摘まむ。 

 そして真打登場。私はカニ釜飯。

Mさんは五目釜飯(海老、カニ、帆立、牛肉、椎茸などが入っている)。

小振りの茶碗で三杯は食べられるが、一杯分は交換して食べた。「カニ釜飯って美味しいですね」とMさん。そうですよ。私はカニ釜飯が一番美味しいと思います。

食後のコーヒーは「シャノアール」で。

Mさんは髪が長くて、ボリュームもある。ちょっと重い感じがする。それを言うと、「そうなんです。すぐ伸びちゃうし、量も多いんです。重たくて困ってます」と言った。私の前でそういう贅沢な悩みを言うか(笑)。

「思い切ってショートカットにしてみたら」と私が言うと、「職場では後ろで結んでいるんです」といって、ポニーテールにしてみてくれた。「明石家さんまがポニーテールの女性が好きだって言ってたな」と私が言うと、「いえ、彼(さんま)はポニーテールそのものが好きなのでなくて、女性がそれをほどく瞬間が好きなんです」と言った。そ、そうか・・・。

うん、軽くていい感じになりましたね。

(本当は会社や仕事の話を中心にしていたのだが、オフレコなので、髪の毛の話を書いております)

閉店(10時)の音楽(蛍の光)が流れてきたので店を出る。

Mさんを改札まで見送る。

ウルトラマン・スタンプラリーは本日で終了である。 

夜道に強い寒風が吹いている。ランニング&ウォーキングには厳しい。帰宅して体重計に乗ったら、昼食が軽かったせいで、体重は増えていない。ランニング&ウォーキングはお休みにして、風呂に入る。


2月26日(木) 雨

2015-02-27 03:59:54 | Weblog

8時半、起床。

パン、サラダ(炒り卵、トマト、レタス)、紅茶の朝食。

明日は今年度の個人研究費の請求の締め切り。手元にある領収書(立て替え払い)の整理をする。面倒なのは複数の書籍が一枚の領収書にまとめられていることが多いので、明細(一冊一冊のタイトルと金額)を領収証の余白あるいは別紙に記入して提出しないとならないことである。但し書きには「書籍代として」としか書かれていないので、レシートやブログの過去記事(購入した本を書いてある)を見返して、チェックしなくてはならない。

 

昼食は母がハムカツを揚げてくれたので、出来立てをオープンサンドにして食べる。

蝋収書の整理が一段落したので、雨の中、「まやんち」に一服しに出かける。やはり冷たい雨の降る日は客が少ない。

フリジエにアイスクリームを添えてもらう(わがままな注文です)。 紅茶はダージリンの秋摘み。

アイスクリームとフランボワーズの酸味が溶け合って、あのピーチメルバを彷彿とさせる味わいである。これで大粒の苺を甘いシロップで煮込んで、アイスクリームの周囲に配して、フランソワーズを上から掛けたら、ストロベリーメルバとでもいうべき一品ができあがるのではなかろうか。

ゼミ4年生のSさんからメールが届き、3月24日(卒業式の前日)に行うゼミの卒業パーティーで、みんなから写真を提供してもらってスライドショーをやるので、先生も子ども時代、青年時代、そして現在の写真3枚をメール添付で提供していただけませんかとのこと。いいですよ。ただし、子どもの頃も青年時代もデジタルカメラというものはなかったので、当時の写真をデジタルカメラで撮ってメールで送ることになります。

これは提供する写真とは別のものだが、小学生(4,5年だろうか)の私が自宅の庭の柿の木に登っている写真が出てきて、懐かしかった。東京オリンピックの頃(1964年)だろう。ここは私のお気に入りの場所だった。

この写真の私は2、3歳の頃だろう。時代は1950年代の半ばだ。たぶん母の実家(群馬県勢多郡粕川村)に行こうとしているのではなかろうか。当時の列車は窓を開けて風に吹かれながら外の景色を眺めることができた。

夕食は鶏肉と茸の鍋。

デザートは苺。

今夜は雨。ランニング&ウォーキングは二日連続のお休み。いい休養になったが、明日は天気が回復するので、走ろうと思う。


2月25日(水) 曇り

2015-02-26 11:02:32 | Weblog

8時、起床。

どら焼き、サラダ(ハム、トマト、レタス)、紅茶の朝食。はい、パンを切らしていたのです。

いただきもののチョコ菓子をつまみながらパソコンの前に座る。

午後、母が貸金庫に出し入れしたいものがあるというので、ついていく。今日は曇天。

ついでに現金も引き出して、母のバッグは通帳やら印鑑やら現金やらで歩く金庫状態である。この後、母はまっすぐ家に帰らず、いくつか寄りたいところがあるというので、バッグは私が預かって家に持ち帰ることにした。

母と別れて、私はサンロード蒲田の商店街にある「おしお」という名前の韓国料理店で昼食をとる。評判は聞いていたが、入るのは今日が初めて(東口にも同名の店がある。姉妹店なのだろう)。同僚の小塩(おしお)先生とは無関係。

石焼ビビンバ(800円)を注文。スープのほかに岩海苔やキムチやらが付いてくる。

かきまぜて食べる。おこげの感じがいい。味付けはあっさりめで、岩海苔やコチュジャン(唐辛子味噌)と一緒に食べるとちょうどいい。

私は特定のお気に入りの店を回るタイプだが、ときおり新規開拓も試みる。この店はお気に入り候補に入れておこう。

食後のコーヒーは「カフェドコバ」で。 

コーヒーのお替り(サービス)をして、4月始まりの手帳(ほぼ日WEEKS)のデータの移行作業をし終える。

新学期に向けて着々と(というほどではないが)準備を進める。

旭屋酒店のトラックのようである。

NHKの朝ドラ『梅ちゃん先生』のブームのときに売り出した梅酒「蒲田慕情」は私も好きである。

女塚神社の鳥居の前の紅白の梅が見頃である。

紅梅の紅の通へる幹ならん  高浜虚子  

しら梅に明る夜ばかりとなりにけり  蕪村

夕方、ジムへ行こうかとチラッと考えたが、やっぱり今日は体を休めようと思いとどまる。

夕食は、鰆(さわら)の西京焼き、鮪の漬け、ほうれん草の胡麻和え、サラダ、大根と卵の味噌汁、ごぼうの炊き込みご飯。

今夜はランニング&ウォーキングはお休み。足を休める。


2月24日(火) 曇り

2015-02-25 12:01:34 | Weblog

7時半、起床。

蒸しパン、サラダ(トマト、レタス)、紅茶の朝食。

昼食はうどん。いただきものだが、鍋焼き白味噌ラーメンのようなうどんだった。

午後、散歩に出る。

昨日、「phono kafe」でのおしゃべりの中で出て来た洗足池の「AKANE」というスイーツの店にいってみようと思った。

洗足駅にはときどき洗足池公園に来るので降りるが、こちら側は歩いたことがないかもしれない。ファミリーロード商店街。

活気のある商店街とは言えないが、基本的なものはそろっている。基本的なものとは「〇〇屋さん」と呼ばれるカテゴリーの店である。

本屋さん。

薬屋さん。

牛乳屋さん。

魚屋さん「魚忠」はご主人が怪我のため休業中の張り紙が出ていた。

郵便局。これはさん付けにはしない。「郵便屋さん」では店舗ではなく人(郵便配達人)の意味になってしまう。

 坂道の多い街である。 石坂洋二郎の小説『陽のあたる坂道』を連想する。

 「AKANE」は半地下にあってちょっと気づきにくい。 

イートインできるスペースもあるのだが、満席だった。やはり人気店のようである。テイクアウトしよう。

来るときの電車の中から、洗足池が地元のゼミ生のMさんにメールをして、お勧めのスイーツを尋ねたのだが、返事がない。バイトか、卒業旅行にでも出ているのかもしれない。(翌朝、返信があり、やはり卒業旅行中で、イタリアで毎日ジェラードを食べているとのことでした)。

シナモンドーナツ、スワン型のクッキー、苺とチョコレートのロールケーキ、スワンの飾りのシュークリームを1個ずつ購入した。なぜスワンなのか?答えはこの後すぐ。

ケーキは夕食のときのデザート用だが、ドーナツとクッキーは散歩の途中で食べるつもりで買った。駅の反対側、洗足池の方へ。

池の畔、以前イタリア料理店が入っていたボートハウスの一角がテラスとして開放されていた。 

ガランとした空間。

まだまだ春とはいえない。

シナモンドーナツとスワン型のクッキーを食べる。

スワン型のクッキーは洗足池に浮かぶスワン型の足こぎボートを模したものである。

テラスを出るときに張り紙をよく見たら、「飲食禁止」とあった。あらま・・・。

しかし、「雨天閉鎖」とか「利用時間三十分以内」とかずいぶんと制約の多い場所である。ホームレス(停留)対策なのであろうが、これでは「開放」といいつつ開放感を感じられません。

 

夕食は鶏肉と野菜のレンジ蒸し。

デザートは「AKANE」で買ってきたスワン型のシュークリームと苺とチョコレートのロールケーキ。妻とシェアして食べたが、まろやかで上品な甘さで、「陽のあたる坂道」の街のスイーツ店にふさわしい。

シュークリームをカットした模様は少しばかり残酷なので(R12指定レベル)、アップは控えます(笑)。

「AKANE」のスイーツ分のカロリーを消費すべく、ランニング&ウォーキングを1時間。連夜、走っているせいか、息は上がらないのだが、足の筋肉(とくに脛の外側)に痛みがある。やはり一日おきくらいにして、筋肉の疲労が蓄積しないようにしないとなるまい。箱根駅伝の選手になったみたいな気分である。


2月23日(月) 晴れ

2015-02-24 01:11:57 | Weblog

8時半、起床。

あずきパン、ベーコンと玉ねぎのスープ、ミニメンチカツ、サラダ(トマト、レタス)の朝食。

母と近所の郵便局へ行って、簡易保険の保険金(入院・手術)の申請手続きをする。前回(昨年4月の肩の骨折)は保険の証書は窓口で預かって、後日、書留で送りかえされてきたが、今回は事務処理の後、その場で返却された。システムが変ったそうである。その分、待っている時間は長かったが、証書が行方不明になるリスクは小さくなる。今回は忘れないうちに貸金庫に戻しておかなくては。

ご近所の家の梅が見頃を迎えている。

午後、散歩に出る。

「phono kafe」に電話をして、席が空いてますかと尋ねたら、あいにく満席だったので、東急プラザの「シビタス」へ久しぶりにホットケーキを食べに行く。おやつではなく、これが本日の昼食なので、ソーセージとのセットで注文。

デザートに何か注文しようかと思ったが、店の外には待っている人が数人いて、私は4人掛けのテーブルに1人で座っていたので、長居はせず店を出る。

家に戻る途中で「phono kafe」をのぞいたら、席が空いていたので、ちょっと寄って行くことにする。

ポテトの包み揚げとあずき茶を注文。ホットケーキが甘いものだったので、口直しに甘くないものが食べたかった。ホクホクとポテトと紅ショウガの組み合わせがいい。

店内は私と常連客のYさんと大原さん、テラソマさんだけになったので、心おきなくおしゃべりをする。蒲田・大森周辺の飲食店の話や、テラソマさんの名前(「寺杣」という珍しい苗字)をめぐる話。

散歩に出るときはジムにも行くつもりで用意していたのであらが、「phono kafe」でのおしゃべりが長引いたので、そのまま帰宅。

玄関先で野良猫のなつがお出迎え。今日は暖かい一日で、野良猫たちも寛いでいるようである。

しばらくなつの相手をする。(あるいは、なつに相手になってもらう)

夕食は青椒肉絲。

10時半ごろ、ランニング&ウォーキングに出かける。今夜は昨日8周しか回れなかった分を挽回すべく、12周回った。「いつもより多めに回しております」という海老一染之助・染太郎の決め台詞を思い出す。