フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月29日(土) 晴れ

2013-06-30 02:20:19 | Weblog

  8時、起床。

   トースト、ポテトサラダ、牛乳の朝食。

  昼過ぎに家を出て、西武池袋線の江古田へ劇団「獣の仕業」の芝居を観に行く。

  江古田に着いて、どこかで昼食をとろうと、駅の周辺をぶらぶらし、「甲子」という蕎麦屋に入る。天もりを注文。そばも天ぷらも、そば湯も、なかなか美味しかった。

   2時に妻と江古田駅で合流。文化通りを歩いて、ワンズスタジオを目指す。

  今回の公演は単独公演ではなく、「まめ芝」というイベントの一部。江古田にある3つのミニシアター(ワンズスタジオ、兎亭、中庭の空)で、13の団体(個人)が、一枠(1時間半)3団体ずつ組み合わさって、各団体30分の上演を行う。私たちが行ったのは15時からの枠で、「助ける」(獣の仕業)、「火曜日のめまい」(第三会議室)、「「ひとつ、ふたつ、夏」(言葉の動物)の3公演。面白い企画だと思う。獣の仕業の芝居を他の劇団の芝居と比べながら観ることで、その特徴がよくわかった。

  「助ける」は、震災(=原発事故)後の世界を舞台にした、女医と患者のやりとりからなる二人芝居。絶望的な状況の中で患者を助けるという仕事から逃げ出した女医が、再び自分の仕事に向き合っていくというストーリー。起承転結のメリハリがあり、余韻が残るというのは短編小説のセオリーだが、この30分の短い芝居もそのようになっている。独白・対話から呼びかけ(観客へ向けて)へという流れも、散文詩的な台詞と緊張感のある音楽を生かしていてよかった。感動的な終盤だった。

  「獣の仕業」は存在論的不安に満ちたこの世界をわれわれはどう生きるかというテーマに取り組んでいる。あえて笑いをとろうとはしないし、わかりやすさを求めない。形式面では、言葉、身体、音楽、照明という舞台芸術の諸要素の相乗効果を最大限に発揮しようとしている。志の高い劇団である。

  団員たちは他の劇団の公演にも出演して、武者修行を重ねることで、着実に力をつけている。9月には第7回公演が予定されていて、「群衆と怪獣と選ばれなかった人生の為の歌」の再演だが、脚本はバージョンアップされるらしい。どのようになるのか楽しみだ。

  帰りは江古田ではなく、東長崎の駅へ歩く。距離はほぼ同じ。

  神楽坂の「SKIPA」に寄って、早めの夕食をとる。妻は隣の「トンボロ」には来たことがあるが、「SKIPA」は初めて。宙太さんとのんちゃんに妻を紹介する。 チキンカレーと食後にアイスチャイ(サービスでパウンドケーキとアイスクリームをいただく)。

 

  「梅花亭」で麩饅頭と水羊羹をお土産に買って、7時半頃、帰宅。

  11時過ぎに、恵比寿でインタビュー調査をしているWさんから調査終了の報告が入る。サブのTさん、M君も遅くまでごご苦労さま。


6月28日(金) 晴れ

2013-06-29 11:39:22 | Weblog

  5時、起床。すぐに机に向かって、仕事開始。途中でトーストを一枚かじって、10時過ぎまで。寝る前に眠い目をこすりながら仕事をするよりも能率はずっとよい。早起き型の生活のよい点である。でも、いつもこれでいこうとは思わない。

  10時半頃、家を出て、大学へ。11時半から本部キャンパスで会合。会合が始まる前にコンビニで購入したおにぎりを食べる。

  戸山キャンパスに戻って、3限は必修基礎演習。7月初旬に1年生向けの各論系のガイダンスがある。論系進級にあたってはゼミの情報も知っておいた方がいいが、去年のゼミ要項がコースナビ上で観られることを知っている1年生は少ない。下にリンクを張っておきます。リンク先のページの最下段に〈ご参考〉として論系別のゼミ要項が載っています。

http://flas.waseda.jp/cms/campus_guide/study/seminar_and_graduation_research/recruitment/

  授業を終えて、「メルシー」で昼食。最近ではいつもタンメンだ(これまではチェーシューメンだった)。これが一時的なものなのか、加齢に伴う好みの変化なのかはわからない。確かなことは、「メルシー」のタンメンは美味しいということだ。

   研究室に戻って、30分ほど昼寝(椅子に座ったまま目を閉じる)。

  5限・6限はゼミ。3年生のS君の発表(自分探しの旅)、4年生のSさん(就活)、Tさん(友人)、もう一人のTさん(ツイッター)の発表。


本日のスイーツ

  9時に大学を出る。最近は金曜日の夕食は「ワセダ菜館」と決まっているが、今日はそれほど空腹を感じていなかったので、そのまま地下鉄に乗る。 


東京駅の京浜東北線のホームで

 
夕食は蒲田の「そば新」の天玉うどん

  今週の授業が終わった。来週は7月だ。春学期のゴールが、目前ではないが、見えてきた。


6月27日(木) 晴れ

2013-06-27 23:23:02 | Weblog

  8時、起床。梅雨の晴れ間というよりも、台風一過のような晴天だ。

  ウインナー、トースト、レタス、紅茶の朝食。

  『あまちゃん』、アキの母親がアイドルを目指して東京に出てきたときの話。やっぱり小泉今日子はこの朝ドラの裏の主役だ。古田新太は若いメイクをして、若い頃の荒巻を演じている。若い頃から老け顔だったという設定だが、アキの母親の若い頃を演じる若い女優とのギャップがすごい。


   11時半頃、家を出る。家を出る時間を勘違いしていて、研究室に到着したのが30分遅くなる。研究室のドアの前には数人の学生(ゼミ生)が私の来るのを待っていた。ごめん、ごめん。ゼミのテキストを渡す。

   3限・4限は大学院の演習・研究指導。天気がいいので、「西北の風」で食事とお茶をしながら2時間ほど。でも、2時間いたら冷房で体が冷えた。店を出て、文キャンに戻る途中、強い日差しを浴びて、体の表面が温かくなるが、体の芯の部分に冷たさが残っている。電子レンジで解凍が不十分の冷凍食品のような気分。

  5限は講義「日常生活の社会学」。講義の後に、韓国からの留学生がやってきて、「なぜ日本の若者たちは連帯して社会を変えるための行動をしないのでしょう?」と質問される。

  質問に答えていて、教員ロビーに戻る時間が少し遅くなったが、授業終わりの坂井素思と一緒になったので、そのまま研究室でお茶をしながら、『日常生活の探究』の書店でのイベントンの相談をする。7月下旬に渋谷のジュンク堂書店あたりでということで話が進んでいるようである。

  8時過ぎに帰宅。風呂の前に食事。

  明日までに目を通しておくべき資料がドサッとあるのだが、今夜は疲れているので、早く寝て(といっても11時半頃だが)、早起きをして読むことにする。


6月26日(水) 雨

2013-06-27 07:59:33 | Weblog

  8時、起床。とりあえずブログの更新。

  今日の『あまちゃん』を観る。アメ横女学園のトップに君臨する「マメりん」こと有馬めぐ登場!よりによってアキはマメりんのシャドウ(控え)になる。「あなたが表舞台に立つことはない」という目でアキを一瞥するマメりん。これからのアキの試練を思う。

  10時半に家を出て、大学へ。朝食を食べていなかったので、「maruharu」でホットドックとコーヒー。

  今日は一日雨らしい。しかもだんだん本降りになっていくらしい。

  昼休みの時間、研究室に来たゼミ生たち(3年生)に次に読むゼミのテキストを渡す。保険の外交の人が来るはずだったが、部屋の前まで来て、学生たちがたくさんいるのを見て、授業中だと思って、引き返してしまった(ということを後から知る)。あらま。

  昼食は「たかはし」で刺身(カツオ)定食。

  雨はますます強くなってきた。

  5限は卒研指導。本日のスイーツは、「D-Style TOKYO」のケーキと「メゾン・カイザー」のエクレア。どちらも美味。甘々の組み合わせではなく、パッションフルーツの甘酸っぱさととチョコクリームの上品な甘さ(これまで食べたエクレアの中で一番かもしれない)の組み合わせがよかった。大きさも小ぶりでちょうどいい。

  7時にゼミ2期生のTさんとSさんがやってくる。雨の中、ようこそ。

  研究室で簡単に近況報告を聞いてから、詳しい話は食事をしながらということで、「五郎八」へ行く。 

  生湯葉、薩摩揚げ、鴨のつくね、卵焼き、鶏の唐揚げ、モツ煮込みを最初に注文して、あとはひたすら女子会的トーク。話題の中心は恋バナで、私はもっぱら聞き手であるわけだが、「昼ドラ」のようなストーリー展開に飽きることがなかった。思うに、彼女らは、とくにTさんは、私の60年に及ぶ感情生活の総和以上の経験をこの一年数か月で経験しているのではないかと思われる。したがって私が「師」として語れることは何もないように思うのだが、それでも、あえて言うとすれば、「目を覚ましなさい」ということであろうか。

 

 

 

  〆の蕎麦はあえて食べずに、「カフェ・ゴトー」でケーキとお茶を楽しむ余地を残しておく。雨はすっかり小降りになっていた。

 

   11時、帰宅。明日の講義の準備をしてから、風呂に入る。

   ツイッターのTLを眺めていたら、「名作のタイトルを一文字足すとよくわからなくなる」というタグの遊びが目に入る。面白そうだったので、ツイッターではなく、ここでやってみる。

   『吾輩は猫舌である』 ふうふうしながら食べてね

   『山椒魚太夫』 こんな姿になってしまって

   『夜明け前後』 けっこうアバウト

   『或るる女』 ドーデの原作を有島武雄が翻案

   『ド田舎教師』 なにもそこまでいわなくても

   『最晩年』 恥の上塗り

   『羊羹をめぐる冒険』 「とらや」から出発します

   『桐島も、部活やめるってよ』 最初にやめたのは誰?  


6月25日(火) 曇り一時雨

2013-06-26 08:35:00 | Weblog

   9時、起床。寝たのが4時半だったので、10時にケータイのアラームを設定しておいたのだが、自然に目が覚めた。

  夕飯の残りの鮭があったので、鮭茶漬けの朝食。今日の『あまちゃん』を録画で観る。出ました、古田新太。地下のレッスンルームで振付を考えている姿に役所広司と出ていたダイワハウスのTVCMでのベトナム踊りの姿がだぶる。切れのいい踊りだった。

  お昼に家を出て、大学へ。蒸し暑い。

  3限は演習「個人化の社会学」。ネット空間がテーマの発表が3本。スマホの話題についていけない。個人的にはまったく必要を感じていないが、社会を観察する者として、やっぱり使えるようになっていた方がいいかもしれない。ライン同盟。

  授業を終えて、「フェニックス」で食事(ミートソーススパゲティ+コーヒー)をしながら、5限の授業の準備。内容が盛りだくさんなので、時間配分を間違わないようにしないとならない。私が単独で担当している講義の場合、授業の感想は後でコースナビのBBSに書き込んでもらうことにしているが、この授業では授業の最後に出席カードを兼ねたリアクションペーパーを提出してもらう方式なので、それを書く時間(5分くらい)を確保しておかなくてはならない。   

   5限は「現代人間総合講座1 現代人の精神構造」の11回目(11-13回が私の担当)。なんとか時間通りに収まる。

  授業を終えて、研究室に戻る途中、39号館の裏を通ると、ガラス面に輝く白い雲が映っている。

  7月8日(月)から12日(金)までの一週間、毎日昼休みの時間に、文化構想学部1年生を対象にした現代人間論系の進級相談会を33号館(新棟)7階の現代人間論系カンファレンス室(701)で行います。私は水曜日(10日)の担当です。

http://blog.goo.ne.jp/ningenronkei/e/5432917d4a75e4666ed9f18b3aadff5d