フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月30日(月) 晴れ

2018-07-31 13:34:55 | Weblog

8時半、起床。

朝の体重(一日に2回測定する)が7月末の目標をクリアーした。これで4カ月で-4キロの予定通りの減量である。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『半分、青い』。赤ん坊が高熱を出して、救急で病院に行った。涼次に電話をするがつながらない。夫婦関係のディスコミュニケーションの典型的な場面である。叔母が電話をしたときに女性が電話に出たのは、たぶんその場にいたスタッフか誰かだろうから、大した問題ではない。ただ、こういうエピソードを積み重ねていくと、しだいに不穏な空気が醸し出されていく。ある方向に向かって(そこには律が立っている)ストーリーが展開していく。もし「律」が鈴愛にとって「運命の人」であるなら、どんなに回り道をしても、結局、そこにたどり着くことなるわけだが、はたしてそうなるのだろうか。北川悦吏子は『運命、に似た恋』というNHKの夜のドラマを書いたことがことがあるが(主演は原田知世と斎藤工だった)、はたしていま正真正銘の『運命の恋』を書こうとしているのだろうか。ただ、「運命」とは圧倒的なものであり、社会的な規範も木端微塵にするものであるから、NHKの朝ドラのコアな視聴者(主婦層)を納得させることは相当の工夫を必要とするだろう。

妻が製作したハーバリウムがそれなりの数になっている。

「どこか、お店で展示・販売できないかしら」と妻が言う。心当たりはありますよ。

2時頃、昼食を食べに出る。暑いが、普通の夏の暑さである。夏だから暑いのは当たり前、そういえる余裕のある暑さである。

「カフェドコバ」に入る。

ランチメニューを注文して一杯目のコーヒーを飲む。

ロースハムサンド。サンドウィッチはサンドウィッチ伯爵がカードをしながら食べられるものはないかと料理人にリクエストして発明された食べ物という説があるが、まあ、よくできた話である。

私はカードではなく、持参したレポートを読みながら食べる。フィールドワークのレポートなので、文献を読んでまとめたレポートより面白い。

「一二三堂」に寄って、ご主人とおしゃべり。

もちろんおしゃべりだけでなく本を2冊購入。

 大田省一『マツコの何が〝デラックス〟か?』(朝日新聞出版)

 著者に言わせると、マツコ・デラックスは「いまや唯一無二のテレビタレントと言っていい」そうだ。そこまで言うか。でも、一人の人物について一冊の本をものにするというのは、それくらいの思い込みがないとできないことだろ。

 小山田浩子『庭』(新潮社)

 2014年に「穴」で第150回芥川賞を受賞した作家の初短編集である。ただし、「穴」を私は読んでいない。芥川賞を受賞した作品は必ず常読むという習慣は私にはない。読んだり読まなかったりだ。この短編集を購入したのは、帯で柴田元幸がこう書いていたからだ。「良質の外国文学にも通じる緻密かつ大胆な奇想と、いかにも日本的な日常の手触りとが摩訶不思議に共存し、この上なく豊かな空間がすべてのページに現出している」。

アーケードを出る。暑い。普通に暑い。

「phono kafe」に寄って行く。

梅シロップ。ソーダ割りではなく、水割りで。

桃パンも注文。

大原さんに妻のハーバリウムをこの棚の一段をお借りして展示・販売させていただけませんかとお願いする。「いいですよ」と快諾していただく。妻に電話で知らせる。

夕方、妻と「phono kafe」を再訪問。

買ってそのまま持ち帰りができるように透明な袋(手もち付)に入れて並べる。価格は1900円。木曜日から展示・販売を開始します。どうぞよろしくお願いします。

一昨日伺った鵜の木のギャラリー「hasu no hana」では寺村サチコ展「さよなら、嘘だけど」が移転前の最後の企画展だったが、ここ「phono kafe」では大久保サチコ「さよなら、ほんとだよ」(仮)が閉店前の最後のミニ展示となります。あっ、もしかして、陶芸作家の清水直子さんも何か展示されるのかしら。

すでに閉店時間(7時)を過ぎていたが、カレーライスを食べて帰る。

帰宅ると玄関前にナツが寝そべっていた。庭木に水を撒いて、その水がコンクリートに流れた跡に寝そべっている。少しはひんやりして気持ちがいいのだろう。

深夜、ウォーキング&ランニング。昨日はヘロヘロだったが、今日はしっかり走れた。

2時、就寝。


7月29日(日) 晴れ

2018-07-30 22:18:50 | Weblog

7時半、起床。

しかし、1時間半ほどして再び布団の中に戻る。とても眠かったからだ。

11時、起床。

何時までも寝ていられるような気がしたが、午前中に起きなくてはいけない気がして、起きる。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食兼昼食。写真を撮ったつもりでいたが、撮れていなかった(SDカードが入っていなかったのかもしれない)。

高校野球の東東京決勝戦をテレビ観戦。わば母校、都立小山台高校が出ている。甲子園かと思うほどの応援団の数である。

エースの戸谷君。

途中3-1リードして、もしやと思ったが(サッカーワールドカップの日本対ベルギーのときみたいに)、中盤に逆転され、終盤に追加点を取られて3-6で敗れた。

食後に昼寝。一体どうしたのかと思うほど、眠い。まるで春学期の疲れがいっぺんに全部出たみたいだ。

3時、起床。

夕方、早めの夕食を妻と「phono kafe」に食べに行く。台風一過の青空。しかし、台風が来る前のあの猛暑ではない。普通の夏に戻った。なんだかしのぎやすい感じがする。

ご飯セットをご飯軽めで注文。体にいい食事だ。

冬瓜の柚子シソ風味(左)、さつま芋のきな粉サラダ(右)

ベジカツレツ(2皿注文)

ブロッコリーのタルタルソース(左)、長芋とテンペの竜田揚げ(右)

食後にカキ氷。私はメロンとレモン。

妻は桃とブリ―ベリー。

店を出て、スーパーで買い物をして、妻はそのまま帰宅。私はちょっと街歩き。

盆踊りの音がする。今日は女塚神社のお祭りだ。

露店もけっこう出ている。

子どもの頃は、露店での買い食いが楽しかった。わくわくした。実はいまでもちょっとわくわくする。夕食を食べたばかりだが、焼きそばや焼き鳥の誘惑にもう少しで負けるところだった。

そのとき「オオクボ君!」と誰かに声をかけられる。自分のことだと分かるまで一瞬時間がかかる。声の主は小学校(神社の隣の相生小学校)の同級生のムラオカ君だった。「おお、ムラオカ君!」。お互いいい歳になったが、すぐにわかった。彼はお子さん、お孫さんんと一緒に来ているようだった。

境内に組まれた櫓の周りに盆踊りの輪が出来ていた。輪の中に浴衣姿のワタナベさんやミタさんのお顔が見える。ご苦労さまです。

櫓の上では若者が太鼓を叩いていた。やっぱり太鼓は実演でなくちゃ。

夕空の入道雲を見ながら家路をたどる。

夜が更けてから、ウォーキング&ジョギング。十分寝たはずだが、やはり疲労が残っていて、いつもの半分(2キロ)でやめておく。

1時半、就寝。


7月28日(土) 曇りのち雨、夜半にあがる。

2018-07-29 16:50:19 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日は卒業生のユミさん(論系ゼミ1期生)と「まやんち」でピーチメルバの約束をしていたのだが、台風で中止となる。でも、「まやんち」の予約はキャンセルにはせず、妻とピーチメルバを食べに行く。私は今シーズン5個目、妻は2個目。今日は桃のスライスの数が9枚ある。昨日よりも桃の大きさが小ぶりになっていた。日によってばらつきがあるようだ。

紅茶はニルギリを注文。

「まやんち」で先にデザートを食べて、その足で「天味」にランチを食べに行く。

私は上天丼。(妻は天ぷら定食を注文)

天ぷらはそのまま食べるのであれば塩か薄めののつゆが美味しいが、ご飯と一緒であればやはり濃いめの丼タレをくぐらせたものが美味しい。

「天味」に来たのは近くのクリーニング屋で洗濯物を受け取るついでがあったからである。

クリーニング屋のある四つ角の風景は蒲田らしい。

妻は帰宅。私は鵜の木(多摩川線)に行く。 

鵜の木駅のそばにあるギャラリー「hasu no hana」が本日の展示を最後に戸越公園(大井町線)に移転するので挨拶に行く。

駅からは歩いて数分である。

改札口の前の「鵜の木名店街」ビル。「亀屋万年堂」と「ヤマザキパン」と「100円ショップキャンドゥ」の3店舗しか入っていない「名店街」である。

鵜の木駅前交番前の交差点を渡って左折するとすぐである。

移転の理由は建物の老朽化である。さもありなん。

ここでの最後の企画展は寺村チコ「さよなら、嘘だけど」。彼女の企画展は3度目である。

シルクをつかった染物による造形である。孔雀がモチーフだそうだが、私には深海の生命体のように見える。

ギャラリー全体が水槽の中にあるように感じられる。

床のガスメーターまでがオブジェのように見えてくる(笑)。

 購入したい作品もあったが、さすがに最終日、すでに売約済のマークが付いていた。

コーヒー(ブラジル)を注文し、オーナーのフクマさんから移転先の話を聞いていたら、作家の寺村さんご夫婦が群馬から到着され、庭で獲れたというレモングラスをフクマさんにお土産に渡された。レモングラスはお茶としてときどき飲んでいるが、草そのものを見たのは初めて。稲の葉みたいに立派である。ちぎって匂いをかぐとたしかにレモングラスの香りである。

「さよなら、嘘だけど」という今回の企画展のタイトルは、「hasu no hana」は閉じまず。嘘です。来春、新たな場所で再開しますという意味が込められているのだろう。2011年6月のオープン以来、実に120以上の企画展をやってこられた街の小さなギャラリーである。「採算」など取れようはずもないが、それでも庶民の生活の中にアートとういうものが根付くことを願って、コツコツと活動してきた、そしてこれからも活動されていくフクマさんを、私も微力ながら応援したいと思う。

「hasu no hana」が移転してしまうと、もうこの駅に降りることがなくなってしまうかもしれない。ちなみに一つお隣の下丸子駅には「喜楽亭」があるから月に一度は降りるけれど。

夕食は焼きそば。

麺はいままで別のものを使っていたが、今日は「まるちゃんの焼きそば」を使っているそうである。うん、美味しい。

デザートは昨日メグさんからいただいたお土産。

深夜、雨も上がったので、ウォーキング&ジョギング。

風呂に入り、寝る前に本日の『半分、青い』を録画で観る。お産で里帰りしたときにブッチャーから律にも子供が生まれ、しかし、夫婦仲は必ずしもうまくいっていないようだという話を聞く鈴愛。自分も結婚し、子供も出来た。もう律のことで気持ちが動くことはない。そう答える鈴愛。しかし、わざわざそういうことを言うこと自体が、「動いてはダメだ」といっているのと同じである。北川悦吏子、君は鈴愛もどこへ向かわせようとしているのか。

2時、就寝。


7月27日(金) 曇り

2018-07-28 10:49:53 | Weblog

8時半、起床。

サラダと牛乳の朝食。トースト抜きなのは昼食を「パン日和あをや」で食べる予定だからだが、紅茶も抜いたのは「まやんち」で紅茶を飲む予定だからである。

11時半に蒲田駅で卒業生のメグさん(一文、社会学専修)と待ち合わせ「まやんち」へ。

ピーチメルバは予約済み、紅茶は私はダージリンの秋摘み、彼女はダージリンの夏摘みをチョイス。

今シーズン4個目のピーチメルバはスライスした桃が8枚。これまでで一番少ない。ということは、一枚一枚が大ぶりになっているということである。そろそろ今シーズンの桃のピークを迎えようとしている。

メグさんは18年間務めたドイツ証券を辞めて、ゴールドマン・サックス証券へ移ることになった。いわゆるキャリアアップである。今日のカフェは転職祝いの意味もある。おめでとう、メグさん。

ランチは「パン日和あをや」へ。先週来たときは矢向駅からの徒歩10分の道のりが暑くてふーふーいったが、今日は何ごともない。

一階のテーブル席と二階の畳席、どちらも選べたが、彼女は楽なテーブル席を希望。もう1つのテーブルには10カ月の赤ちゃんを連れた女性がいた。私が「いないいないばー」をしたら赤ちゃんがニッコリした。つかみはOKだ(笑)。

さて、何を注文しましょうか。

飲み物は私はノンアルモヒート(7月のドリンク)、炭酸が飲めない彼女はアイスティー。

ラッシュ・ディッシュ(オードブル盛り合わせ)。

オムレツサンド。作りたてのオムレツが美味しい。

BLTサンド。久しぶりで注文したが、ベーコンが美味しい。

 隣りのテーブルの女性客も交えてマダムとおしゃべり。「大学時代の先生と卒業後にもこうして会うって珍しいですよね」とマダムが感心したように(あきれたように)おっしゃる。たしかにおっしゃるとおりである。小中学校時代の担任の先生と年賀状のやりとりはするかという話になって、私はいまでも続けているが、マダムは一枚も書いたことがないそうだ。それって、むしろ珍しくありませんか?(笑)

「パン日和あをや」には3時間ほど滞在した。今日は平日で出版社勤めのご主人はいらっしゃらないので、マダムにわれわれの写真を撮っていただく。

8月はけっこうお休みの日がある。とくに12日と26日の日曜日のお休みは要注意だ。店の前まで来て「本日休業」の張り紙を見たらガックリするだろう。 

 もう一軒、矢向駅近くの「ノチハレ珈琲店」に寄って行こうとしたら、月曜と金曜は定休日であった。なんだか今日は土曜日のような気が入していた。メグさんとは川崎の駅で別れた。転職後数か月は試用期間なので、有給休暇はとれないそうだが、暑い夏をしっかりと乗り切ってくださいね。

夕食はシシャモ、茄子とベーコン煮物、サラダ、玉子と玉ねぎの味噌汁、ご飯。

頭からパクパク食べる。その食感がいい。

デザートはメロン。

深夜、ウォーキング&ジョギング。雨がパラパラと降ってきたが、体が冷えるということはない。明日は台風がやってくる。

3時、就寝。 


7月26日(木) 曇り

2018-07-27 21:53:26 | Weblog

8時、起床。

トースト、サラダ(+卵焼き)、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『半分、青い』。涼次が落ち込んでいる。落ち込んでダメ男になっている。それはそうだろう、2年間かけてやっと完成させたシナリオの映画化を兄と慕っていた元住吉祥平に横取りされたのだ。「祥平さんに撮っていただけるなら嬉しいです」と精一杯の「いい人」ぶりをみせたものの、その反動がこれである。そして鈴愛が妊娠する。こんなときに。生々しい生の現実である。妊娠は、それが夫婦間のものであれ、婚姻外のものであれ、停滞した現実を動かす力がある。少なくともドラマでは常にそういう使われ方をする。北川悦吏子も当然それを意識しているはずである。と同時に、妊娠は現実を動かしずらくするというもう1つの面もある。夫婦関係とはフィクションである。だから取り消す(離婚)ことができる。しかし、親子関係はリアリティだ。これを取り消すことはできない。これまで自由奔放に、別の言い方をすれば、自己中心的に生きてきた鈴愛だが、これからはそうはいかなくなる。翼の折れたスズメから身重のスズメになったのである。

お昼に家を出て、大学へ。今日は曇り日でこれまでがこれまでだっただけにしのぎやすさがある。

3限は大学院の演習。Tさんの発表。これで今学期の演習は終了。よい夏休みを!

15分の休み時間の昼食はおにぎり2個(昆布と梅)。

4限はゼミ論個別相談。前半はTHさん。わらび餅の差し入れをいただく。きな粉の量が多くてわらび餅が見えない(笑)。後半はMoMさん。二人ともテーマがまだ定まっていない。夏休み中にもう一度いらっしゃい(毎週水曜日の午後をオフィスアワー・イン・サマーといたします)。

5限は講義「日常生活の社会学」の教場試験。いつものことだが、試験のときは出席者が増える。出席率94%、空席がほとんどない。試験監督をしてくださった院生のみなさん、ご苦労様でした。

7時半、帰宅。

親子丼、もずく、香の物(柚子大根)、豆腐とワカメの味噌汁。

今夜の親子丼は吉野家の牛丼張りの汁ダクである。

デザートはメロン。

授業は本日ですべて終わったが、これから答案とレポートの採点が待っている。一気呵成に行くか(連日それだけをやる)、ぼちぼち行くか(他の仕事と並行してやる)。後者ですね。シンポジウムで話した内容を記憶が新鮮なうちに原稿にしないとならない。

4時、就寝。いきなりの夜更かし半端ない。