フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月30日(土) 曇りのち晴れ

2014-08-31 11:37:37 | Weblog

9時、起床。

今日は今シーズン「まやんち」のピーチメルバが食べられる最後の日。

一週間前から予約をして、論系ゼミ一期生のNさんと開店10分前の11時20分に「まやんち」の入口に到着。予約をしているのだから、開店前から並ぶ必要はないのではと思われるかもしれないが、さにあらず、後から行くと注文の順番が遅くなって、ピーチメルバが運ばれてくるまで時間がかかるのである。私たちの前には女性が一人まだ開いていないドアの横にたたずんでいた。われわれと同じようにピーチメルバ目当ての方かと思い、「予約はされているのですか?」と聞いたら、予約はしていなくて、今日はキッシュを食べたくてきましたとのこと。たしかにキッシュも人気メニューで、たいてい開店から1時間半くらいで売り切れてしまう。「今日はピーチメルバの最終日ですから、もしかすると、すでに予約で満席かもしれませんよ」と私が言うと、彼女は急に不安気な表情になった。彼女はピーチメルバを知らなかった。前回来たのがピーチメルバのシーズンになる前で、そのときにキッシュを食べて、また食べたくなって今日来たというわけだ。私はここぞとばかりに「まやんち」のピーチメルバの美味しさについて、ピーチメルバ教の宣教師のように熱意を込めて語った。そうこうするうちにドアが開き、われわれは店の中に入った。幸い、予約客ですでに満席ということはなく、先頭の彼女も入店できた。

モモコさんが注文を取りに来た。「ピーチメルバを2つ、紅茶は東方美人で」と私は渡されたメニューを開かずに言った。最速の注文である。

Nさんの近況を聞いていると、ほどなくしてピーチメルバとポットに入った紅茶が運ばれてきた。私のブログでピーチメルバの写真は何度も見ていたNさんだが、実物を前にするのは初めて。美しさは写真でも伝わるが、大きさは写真では正確に伝わらない。イメージしていたよりも大きいですねとNさん。そうでしょう、たんと召し上がれ。「美味しい食べ方というのがあるんですよね」と私に確認したので、ピーチ、アイス、紅茶の順で口に運ぶとよいこと、ピーチは手前のものから時計回りに食べるのが作法であると説明する(これは冗談)。

「美味しい!」とNさん。そうでしょう、そうでしょう。

回りを見渡すと半分くらいの客がピーチメルバを注文している。あの先頭に並んでいた女性も、キッシュとピーチメルバを注文していた。また一人、ピーチメルバ教の信者を増やすことに貢献できた。

こうして甲子園球児の夏が終わったように、私のピーチメルバの夏が終わった。

しかし、ランチはこれからである。「まやんち」でランチも一緒にとるか、前回(5月)のときのように「phono kafe」でとるか、あるいはまだ行ったことのない店に行くか・・・あらかじめ聞いておいたのだが、Nさんの希望はなんと下丸子の「喜楽亭」だった。あそこに行きますか。本気ですか。今日、蒲田駅の改札で待ち合わせたときに、「気持ちは変わっていませんか」と念のために確認したくらいである。

というわけで「喜楽亭」。

戸を開けて店内に入る。「思っていたより中は広いですね」とNさん。たぶん、思っていた通り中もきたないですねと言いたかったのかもしれないが、それは言葉にはしなかった。

ご主人に「今日は教え子を連れてきました。この店に来たいというたっての希望でね」とNさんを紹介する。「それは、それは」とご主人も少々戸惑い気味である。とにかくこの店に若い女性の客が来るというのはめったにないことで、来るとすれば、「B級グルメ探険隊」みたいな人と決まっているのである。

Nさんは私と同じチキンカツ定食を注文した(ただしご飯は少な目で)。

Nさんの背後では石油ストーブの上に置かれた古い扇風機が回っている。山の手のお嬢さんがお忍びで(執事を伴って)庶民の暮らしを見学に来ましたという感じである。

「フィールドノート」に頻繁に登場する店で、まだ誰も一緒に来たことのない店というのが何軒かあって、「喜楽亭」はその代表ともいえる店であった。いわば未踏の高峰であったが、ついに登頂する人が現れたのである。いずれ誰かが、もの好きな人が、「喜楽亭に行きたい」と言う日は来るであろうとは思っていたが、それがNさんであるとは予想していなかった。見た目は大人しそうだが、けっこうチャレンジャーで、茶目っ気もある人なのだと、Nさんに対する認識を改めた。

ご主人を交えて3人であれこれおしゃべりをしながら(他に客はいなかった)食事をした。

「喜楽亭」を出て、Nさんはまだ時間があるとのことだったので、下丸子の一つ隣の駅の鵜の木にあるギャラリーカフェ「hasu no hana」に行く。今日から新しい展示会が始まっているはずである。

柵木愛子(ませき・あいこ)個展「あなたの世界にも誰かが宿る」。(下の写真は店主のフクマカズエさんのツイッターから拝借しました)。

Nさんとここに来るのは二回目で、店主のフクマさんも彼女のことを覚えていた。

今回の個展の案内用のポストカードの写真に使われているのは2014年第17回岡本太郎現代美術展の入選作「この街」

今回の個展では、告白をされた女の子が相手の男の子に自分の秘密(妄想のようなもの)を語るというストーリーの漫画(柵木さんの描いたもの)があって、その物語から溢れ出て来た作品たち(ペインティング、ドローイング、オブジェ)から構成されている。

「さっきのあなたの告白で星が一つ落ちた。でも空気の壁に燃え尽きたの。わかるでしょ、関係があるの。皆私を襲う。だから私がいくら平静を装ったってあなたが私を好きだからこの世界は滅亡する」。

「セカイ系」呼ばれるタイプの物語だろうか。愛し合う(惹かれ合う)少年と少女がいて、二人の関係はセカイ(宇宙)の秩序と直結している(中間項としての社会はほとんど存在感をもたない)。二人のために=宇宙の存亡を賭けて、少女は(少年はではなく)「敵」と戦うのである。これがセカイ系の典型的な物語なのだが、はたして柵木愛子の描く物語がそれと同じタイプのものであるかどうかはわからない。少女は自分の秘密(妄想)を知ってほしいだけなのかもしれない。「だから私のことを愛してはいけない」と言おうとしているようでもあり、「それでも私のことを愛せますか」と問いかけているようでもある。

漫画の最後の頁には爆発する星が描かれているが、ギャラリーの吹き抜けの天井からこの超新星をイメージしたオブジェ(女の子が宿っている)が吊り下げられている。

初日ということで作家さんご本人が在廊されていて、お話をうかがうことができた。3.11の震災の年に美大を卒業して、その前後で自分の作品は明らかに変わりましたと語られた。Nさんも3.11の震災の年に大学を卒業したから、二人は同い年である。

1時間ほど滞在してギャラリーを出る。柵木愛子個展は9月12日(金)まで。

この後、妹さんと銀座で買い物をするというNさんとは下丸子の駅で別れた。

蒲田に戻る、流氷のように空を埋め尽くしていた雲が、しだいに東へ移動して、西の空の低い場所から太陽が顔をのぞかせた。

夕食はカレーライス。


8月29日(金) 曇り

2014-08-30 11:02:23 | Weblog

10時、起床。

ポトフ、トースト、牛乳の朝食兼昼食。

 午後、大学に出るまでに、10日ぶりに「phono kafe」に顔を出す。先週、大原さん夫婦は北海道(釧路)に旅行に行っていたのだ。

梅ソーダを飲みながら、旅行の話を聞く。

旅行のお土産(お菓子)をいただく。

神楽坂で途中下車して、20日ぶりに(句会のとき以来)「SKIPA」に顔を出す。

アイスチャイとホットドックを注文。

宙太さんとのんちゃんはお盆休みは、毎年、新潟(寺泊)ののんちゃんの実家に行くのだが、そのお土産をいただく。

「梅花亭」でお八つを購入。「梅花亭」はお盆休みというものはなかった。店員さんが順繰りに休みをとって、店はずっと開けていた。今日は店員さんが全員顔をそろえていた。

キャンパスは、いま、34号館の改修工事が始まっている。

文カフェ前のスペースが机や椅子の置き場になっている。

33号館15階の武田先生の研究室に伺う。

岡部先生も交えて、春先から諸般の事情で延び延びになっていたAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」をめぐっての鼎談がようやく実現した。

「梅花亭」で買ってきたお菓子(麩饅頭とみたらし団子)を食べながら雑談。

では、始めましょう。

今回の鼎談の発端は、武田先生がAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のミュージックビデオ、および全国津々浦々で起こった「恋するフォーチュンクッキー」のミュージックビデオの二次創作ブームに大変興味をもたれたことにあった(それまで武田先生はAKB48についてほとんど関心も知識ももちあわせていなかった)。そしてそのことを私や岡部先生に語ってくれたのだが、岡部先生は社会科学者らしい冷静さで社会現象としての「恋するフォーチュンクッキー」には批判的なスタンスで反応された。私は、両者の中間で、武田先生の熱中ぶりにナイーブなものを感じながら、同時に、岡部先生の批判には堅苦しいものを感じていた。というわけで、今日は武田先生と岡部先生の討論を拝聴しようというつもりでやって来たのだった。

しかし、実際は、ほぼ一回の授業(90分)に相当する武田先生の講義あるいは研究発表を聴いて、その後の武田先生と岡部先生との質疑応答を聴くという形になった。私は半分呆れ、半分感動した。いや、呆れたのは2割くらいで、感動したのが8割くらいだった。武田先生の講義(研究発表)はアマチュアらしい情熱と思い込み、そして映像論の専門家らしい方法論と考察に満ちたものであった(その具体的な内容については、もしかしたら武田先生がこれからどこかに論稿を発表されるかもしれないので、ここで紹介することはさしひかえる)。私が呆れたのは、ずっと一人で喋っていて私と岡部さんになかなか発言の機会を与えてくれないこと(これでは鼎談にならないじゃん)に対してであり、私が感動したのはそういうことも含めて、「恋するフォーチュンンクッキー」についてこれほど熱くかつ精緻に語る姿に対してであった。たぶん岡部先生も同様のものを感じたのではなかろうか。当初の批判的なスタンスは、質疑応答の場面ではいくらか勢いを弱めていたように思う。

4時から始まった鼎談は予定よりも1時間延びて7時に終わった。岡部先生は帰宅されたが、私は武田先生を食事に誘って、「五郎八」に行った。雑談がしたかった。

雑談を楽しんで、地下鉄の別々のホームでお別れをした。


8月28日(木) 小雨

2014-08-29 12:00:30 | Weblog

8時、起床。

昨夜の残りのピーマンの肉詰め、サラダ(トマトとレタス)、トースト、紅茶の朝食。

午後1時に蒲田駅で俳句の師匠の紀本さんと待ち合わせ、「まやんち」へ行く。店主のますみさんに、「私の教え子ですが、私の俳句の師匠でもあります」と紀本さんを紹介する。

紀本さんは俳句ブログというのをやっていて、一日一句、自作の俳句をアップしている。その8月24日の句(436番)は次のようなものであった。

クリームチーズピーチメルバとくりかえす  直美

添え書きにはこうある。「最近の食べたいもの一位はピーチメルバです!!」

これを読んだ私は、さっそく、「まやんちのピーチメルバは今週が最後です。木曜日か金曜日、蒲田に来ていただければ、まやんちへご案内いたします」とメールをした。

紀本さんは八王子のご自宅から1時半かけて蒲田に来てくれた。

まず、キッシュでランチ。「まやんち」のキッシュは人気があり、私たちが2つ注文したので、今日の分は残り1つだけになった。

そして、予約しておいたピーチメルバと紅茶。

注文をいうとき、モモコさんに、「モモコさんのお名前のモモはピーチのモモですか?」と聞いたら、「はい、そうです」とのこと。そうか、桃子さんですか。ピーチメルバを注文するのに相応しい方である。さらにモモコさんはこう言った。「旧姓はモモタといいます」。えっ?! モモタモモコさんですか!これには驚いた。モモ尽くしではないか。きっと、小学生の頃のあだ名は「桃太郎」で、愛読書はミヒャエル・エンデの『モモ』だったに違いない。

紀本さんは「美味しい!」と唸った。「ここで一句」、と私は所望したが、ピーチメルバを俳句にするのは簡単にはいかないようである。でも、「どの道もさくさくさくらミルフィーユ」の作者であるから、そのうちピーチメルバの句も俳句ブログに載るではないだろうか。

句会をやりましょうと二人で相談したのが一年前の今頃であった。今度の10月の句会は一周年を記念しての初の吟行である。こんなふうに定着するとは私も紀本さんも思っていなかった。紀本さんの知り合い、私の知り合い、その知り合いの知り合いと徐々にメンバーが増えて、いま会員は10名である。2か月に一度というペースは季節の移ろいとリズムが合って、ちょうどよいと思う。

今日は紀本さんに句会のことで1つ注文をした。それは、紀本さんも句会のときに(他のメンバーのように)自分の作品の説明をしてほしいということである。プロの世界では句会で自作の説明をするのは野暮ということになっているらしいが(紀本さんの師匠の坪内稔典さんがそういうお考えの方のようである)、われわれの句会は本当に初心者の集まりであるから、自作の説明は面白く(「えっ、そういう意味だったの!」ということがよくある)、また勉強にもなる。だから野暮であろうと何であろうと、師匠が率先して自作の説明をしていただけませんかと。紀本さんは「わかりました。でも、本当にあまり考えて作ってないんですよね。ひらめきで作っているので」と言った。主観的にはそうかもしれないが、その一瞬のひらめきというものを、静止画像で、あるいはスローモーションで分析するれば、そのひらめきの無意識の構造やメカニズムが見えてくるのではなかろうか。

「まやんち」には2時間ほど滞在した。

蒲田駅の改札に紀本さんを見送って、私はまだお腹に余裕があったので、帰宅の途中で「Ibah TABLE」に寄って、コーヒーとアプリコットパイ。

あいかわらずガラス扉は素通しのままである。いまは午後4時の閉店だ、9月中旬からは夕方以降に延長するという。そうすると外は暗くて中は明るいから、ますます外から内部の様子が見えることになる。やはりすだれは必要と思いますけどね。

コンビニでおぎぎりを1個とカップ麺(ミニサイズ)を買って、家で食べる。これでようやく昼食を食べた気になった。

卒業生のSさんからメルマガに新しい記事を書きましたというお知らせのメールが届いた。以前、共感をめぐる男女の違いついて私が問題提起をして、それについての考察をメルマガに書いていただけませんかとお願いしたことがある。「夏休みの宿題」を夏休みが終わるギリギリに提出してくださったわけである。

夕食はポトフ。いつもとスープの味が違うのは、いただきもののトマトスープの缶詰を使ったからである。酸味があってなかなか美味しい。

深夜、ネットで、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の動画を繰り返し視聴する。

2時半、就寝。


8月27日(水) 曇り一時小雨

2014-08-28 02:56:27 | Weblog

9時、起床。

ようやく咲き始めた我が家の朝顔が雨に濡れている。

昨夜の残り物のフライ、トースト、サラダ(炒り卵、トマト、レタス)、牛乳の朝食。

午後、散歩に出る。蒲田散歩。

すずらん通りにある「大國鮨」といううらぶれた外観の鮨屋が以前から気になっている。私が大学生の頃、アルバイトをしていた矢口渡にある塾での仕事の後、ときどき塾長に連れて行ってもらった鮨屋が「大國鮨」という名前だったのだが、それは蓮沼駅のすぐそばにあった。35年も前の話で、いまはその場所に鮨屋はないのだが、もしかして、ここに移転したのだろうか。もしそうだとすると、当時40代くらいの東映のヤクザ映画に出てきそうな雰囲気のご主人はかなりの高齢になっているはずである。「食べログ」で調べたら、「お年を召した板さん」という記述があったので、もしかしたらそうなのかもしれない。近々、思い切って(下丸子の「喜楽亭」に初めて入ったときのように)暖簾をくぐってみたい。

昼食は「さんきち」で。

前回と同じラムステーキ(1080円)を注文。肉が柔らかくて、(ビーフやポークに比べて)カロリーが低めというところが気に入っている。

ご飯少な目でお願いしたら、30円引きだった。良心的である。

 

「さんきち」の向かいが昨日始めて行ったカフェ「豆福珈琲」なのだが、長居をして本を読みたかったので、食後のコーヒーはサンライズ商店街の「カフェドコバ」に行く。

 マイルドブレンド(430円)を注文。この店の美徳は無料でお替りができることである。「お替り下さい」と言わなくとも、カップが空になると、店員さんから「お替りをお持ちしましょうか?」と聞いてくるので、「はい、お願いします」といえばよい。もっと居てもいいのだと言ってもらえている感じがしてよい。

切りのいいところまで本を読んで(1時間ちょっと滞在)、ジムへ。

商店街に新しい店が開いた。

現在、改修工事中の東急プラザだが、屋上の観覧車は存続が決まったそうである。

ジムの近くの路上で、「まやんち」の店主ますみさんとバッタリ出くわす。買い物帰りのようである。「今日はお休みですか?」と聞いたら、「明日からの分の仕込みの日です」とのこと。「ピーチメルバはやっぱり今週で終わりですか?」と確認すると、「そうですね、もういい桃が少なくなってきているので」とのこと。やっぱりそうか。今週は明日と明後日の2回行く予定なので(ちゃんと予約を入れている)、シーズン7食で昨シーズンとタイ記録になる予定である。「では、明日、よろしくお願いします」「はい、お待ちしております」と挨拶をして別れる。

ジムでは筋トレ2セットと有酸素運動50分(738キロカロリーを消費)。先週から週3ペースでジムに行っている。これなら食べたいものを普通に食べて太らない。

6時半、帰宅。

岐阜のYさんからお菓子が送られてきた。岐阜のお菓子だと思ったら、長野(諏訪)のお菓子だった。添えられていた手紙に法事で長野の親戚のところに行ったときに購入したものですと書かれていた。公務員であるYさんも最初の赴任先である岐阜が今年で5年目。来春は別の土地に異動になるでしょうとのこと。定住的な人生と移動的な人生では人生観も違ったものになるのだろうな。

夕食はピーマンの肉詰め。ご飯は軽めで。

デザートは梨(豊水)。

3時、就寝。


8月26日(火) 曇り

2014-08-27 12:51:19 | Weblog

9時、起床。

ハムトースト、サラダ(トマトとレタス)、紅茶の朝食。

午後、散歩に出る。曇り日なので暑くはないが、いつ雨が降り出すかわからない。

蒲田から蓮沼、そして池上方面を歩く。

池上線沿いの道を歩く。

池上駅。

腹が減ってきた。いま来た道を歩いて戻るのは少々しんどいので、一駅電車に乗って、蓮沼で降りる。

「上むら」で遅い昼食をとることにした。

冷麦の野菜天付(1150円)。缶詰のミカンが目を引く。冷麦ではときおり見かける趣向である。

食後のコーヒーはどこで飲もう。

「上むら」のあるすずらん通りを蒲田方面へ少し歩いたところにある「豆福珈琲」。入るのは今日が初めて。初めての店に入るのはちょっとした決断である。

入口に近いカウンター席に座る。豆福ブレンド(400円)を注文。年配のご夫婦が2人でやっているカフェだ。

ちゃんとしたカップ&ソーサーを使っている。コーヒーも美味しい。私の後から入ってきた常連さんとおぼしき女性もカウンター席に座ってマスターと世間話をしている。よいカフェだ。

ランチメニューもあるようだが、日替わり(880円)で一週間のメニュー(一日一品)があらかじめ提示されている。モーニングは600円(トースト)と650円(ホットドッグ)の2パターンから選ぶようになっている。

初めて入ったカフェがよいカフェだと嬉しい。よいカフェには、当然、また来ることになる。そのときはランチかモーニングを食べてみたい。

夕食はフライの盛り合わせ(ウィンナーソーセージ、玉ねぎ、チキン)。

2時半、就寝。窓を開けたままだと涼しい。