フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

7月30日(土) 晴れ

2016-07-31 00:24:50 | Weblog

8時半、起床。

トースト、明太子、サラダ、紅茶の朝食。

明太子はトーストに塗って食べる。これがなかなかイケるのである。お試しあれ。

11時10分に家を出る。梅雨明け直後の真夏日が続いている。

蒲田駅で卒業生のアオバさん(論系ゼミ2期生、2012年卒)と待ち合わせ「まやんち」へ。

ストライプ柄のノースリーブのシャツにハット。宝塚の男役みたいだ。

今季6個めのピーチメルバをいただく。アオバさんは初ピーチメルバ。私のアドバイスに素直に従って、桃→アイス→紅茶の順(至福のトライアングル)に口に運ぶ。それぞれの移行は急いてはならず、桃を、アイスを、紅茶をしみじみと味わい、口の中で小さく「あぁ」と溜息をつくのがよい(というか、自然にため息をついてしまうのである)。

支払いのとき店主のまゆみさんが言った、「2時間の貸切にして、ピーチメルバとお茶のパーティーを企画されたらいかがですか。そうすれば一度に25人くらいの方をお呼びになれますよ」。な、なるほどね・・・。検討させてください。

「まやんち」を出て、駅の方へ。真夏の太陽を浴びながら。

ランチは蒲田の隣町、池上の「バターリリー」で食べようということになり、いまからうかがいますと電話をする。

池上は蒲田から池上線で二つ目。「タバーリリー」は池上駅前商店街の外れにある。

「バターリリー」に到着。女性二人(おばさんと姪子さん)でやっているかわいらしいカフェである。

5月にスーパーグランドスラム(主要8カフェ制覇)を達成したアオバさんであるが、「バターリリー」は初めてだ。 

あらかじめ電話をしておいたからだろうか、窓際の明るい席をとっておいていただけた。

 

私はタコライス、アオバさんはケーキサクレをメインにしたワンプレートランチを注文。

タコライスに半熟の目玉焼きを置け! 恵美子風 *目玉焼きはオプションです(100円)

いい具合に半熟である。

ケークサレ(手前左)を中心に美しく構成されたワンプレートランチ。 

外は暑いので、なかなか席を立てない。

アオバさんはこの7月から新橋にある会社に転職をした。朝起きる時間が6時半だったのが7時になったのが嬉しいそうだ。その30分は大きいね。

「バターリリー」の8月のお休み。日・月が定休日だが、19日(金)と20日(土)が臨時休業である。

店を出て、寺町界隈を歩きながら、本門寺へ向かう。 

本門寺に到着。さあ、100段弱の階段を登るぞ。

途中でひと休み。 *息が切れたわけではありません。撮影のためです。

境内は木陰が多く、微風が心地良い。

前に来た時は「ドローン」を境内で飛ばしてはいけませんという注意書きだったが、いまは「ポケモン」か。禁止ではなくて、「マナーを守ってポケモンをゲットしてください」とソフトな(時流迎合的な)口調での対応である。

「水があるとホッとします」とアオバさん。

大堂での参拝を済ませ、五重塔の方へ。

 

池上会館の屋上からの眺め。 

 

「相模屋」で一服。

この店のメニューは葛餅(400円)のみ。潔い。

黒蜜があらかじめ葛餅の下に敷かれているのが「相模屋」流だ。「池田屋」や「浅野屋」では客が自分で黒蜜を上からかけるやり方だ(細かくいえば、「池田屋」では黒蜜の入った大きな陶器がトンカツやのソースみたいにテーブルの上に置かれいる。「浅野屋」では黒蜜は小さな器に入って葛餅と一緒に運ばれてくる)。

アオバさんはこれから曳舟(京成線)の友人宅で隅田川の花火を見物するそうだ。たしか前回(6月)も同じコースでしたね(笑)。

転職したてのこの夏は有給を思うようには取れないようですが、夏バテしないようにしてくださいね。

アオバさんを蒲田駅の改札で見送ってから、有隣堂で本と雑誌を購入。

山田太一『ナイフの行方』(KADOKAWA)

宮藤官九郎『ゆとりですがなにか』(KADOKAWA)

どちらもシナリオ本。

ロバート・A・ハインライン『夏への扉』(ハヤカワ文庫)

『NHKテキスト 短歌』8月号。

「phono kafe」に寄って行く。

玄米ビーフンの春巻と小豆茶。

昼間は町内のお祭りの休憩所として利用されて忙しかったらしいが、ちょうど客足の途絶えた時間帯で、大原さんとしばらくおしゃべり。まだ8月のお休みは決まっていない。明日で7月も終わりますけど(笑)。

そろそろ陽が傾いてきたが、まだまだ暑い。

夕食は妻と「サイゴンバゲット」で。家から30秒の距離で、注文をしてから家に上着をとりに行く(冷房が苦手なのだ)。

私も妻も同じものを注文。牛肉のフォー。

妹さんだろうか(でも似ていない)、お店の人が一人増えていた。

早めの夕食だったので、夜が長い。それでも夜更かしをして、3時半就寝。


7月29日(金) 晴れ

2016-07-30 08:36:23 | Weblog

8時半、起床。

トースト、ハムステーキ、サラダ、紅茶の朝食。

11時20分に蒲田駅で作家の澤田瞳子さんと待ち合わせて「まやんち」へ。澤田さんとのご縁については彼女が初登場したときのブログを参照→こちら

今季5個目のピーチメルバをいただく。

私たちは開店と同時に入ったが、しだいに混んできて、店内は女性たちのおしゃべりが梅雨明けのように賑やかだった。 

これから取り組まれる小説のお話をうかがって、それがとても興味深かったのだが、ここでは書けません。

食事をとりに「phono kafe」へ移動。明日明後日と女塚神社の夏祭りで、「phono kafe」の隣の空き地にはテントが張られて神輿が置かれていた。

澤田さんは前回お会いしたときは和服姿だったが、今日は洋装である。洋装ではあるが、カーディガンは和風のテイストを感じさせるもので、なかなかお洒落でいらっしゃる。

ご飯セットを注文し、惣菜はシャアする。 

ほうれん草とキノコの柚子酢、玄米ビーフンの春巻。 

カボチャのサラダ、玄米ビーフンの春巻。

ベジミートの唐揚げ。

モヤシと行者ニンニクのナムル風。

私たちが食事をしているときに客が入ってきて、大原さんが「あら」という顔をしたので、常連客の誰かだろうと思ったら、妻だった。暑いのでカキ氷を食べに来たのだ。私が今日「まやんち」でピーチメルバを食べることは知っていて、その後、どこで食事をするかは知らなかったが、「phono kafe」あたりかなと予想はしていたようである。だから、妻からするとここで私と出くわすことは偶然ではない。「あら、やっぱりここだったのね」という感じである。私の方は想定していなかった事態なので少々戸惑った。私は澤田さんに妻を紹介し、妻に澤田さんを紹介した(妻は最初、澤田さんのことを卒業生だと思っていたようである)。二人は初対面の挨拶を交わした。さて、これからどうやって会話を続けていくか・・・。妻は離れたテーブルに座ったので、私はときに妻の方を向いて会話し、ときに目の前の澤田さんと会話し、ときに3人で会話した。私が困ったのは役割コンフリクトが生じていたからである。「夫」と「フィールドノートの書き手」(澤田さんは私のブログの愛読者なのである)という二つの役割を同時に演じなければならない。家族の時間と社交の時間の混在といってもよい。「先生が困っていらっしゃるのが可笑しい・・・」と澤田さんがニッコリされた。作家というのは常に冷静な観察者の視点を忘れないものである。

やがてかき氷を食べ終えた妻は先に店を出て行った。会話の構造はシンプルなものに戻った。ほっ。

店内は冷房が効いているので、お茶は温かいものを注文した。私は小豆茶、澤田さんはルイボスティー(だったかな)。

大原さんに写真を撮っていただく。澤田さんは姿勢のいい方なので、私も背筋を伸ばして撮ってもらう。

私がトイレに行って戻ってきたらお二人がミネラル(鉱石)の話で盛り上がっていた。私の妻もよくミネラルショーに出かけていくので(アクセサリーの材料として購入するのだ)、私以外の3人でミネラルの話をしてくれたらよかったのにと思う。

京都に帰る前に3時から品川で編集者との打ち合わせがあるという澤田さんを駅まで送っていく。

前回(今年4月)、「SKIPA」へ行き、今回、「まやんち」と「phono kafe」へ行ったので、次回、「カフェゴト―」へ行けば、そしてそれが今年度中のことであれば、卒業生の誰もやったことのない年間グランドスラムの達成である。チャレンジしてみてください。

今日は真夏の空であった。真夏が街にやってきた。

 夏が好きと答えてずっと生きてきた たかじ

夕食は茄子とズッキーニ(それと茗荷も)の挽肉炒め。

デザートに澤田さんからちょうだいしたお菓子をいただく。

今日も夜更かし。3時、就寝。 


7月28日(木) 晴れ

2016-07-29 08:22:36 | Weblog

7時半、起床。

パン、ベーコン、サラダ、紅茶の朝食。

9時半に家を出て、大学へ。

今日もまだ梅雨明けの天気ではない・・・と思っていたら、午後には晴れて梅雨明けとなった。馬場下の交差点で兼築先生と一緒になったが、「今日はこれからカフェゴト―で学部の卒論指導をするのです」と言っていた。そうか・・・予定変更だ。

2限は院生の研究指導。途中から「シャノアール」に行く。本当は「カフェゴト―」へ行くつもりだったのだが、兼築先生が卒論指導をやっているということは、大声警報が発令されているに違いないので、回避したわけである。

春学期を振り返り、夏休みと秋学期の展望を語る。

昼食は研究室でコンビニおにぎり。 

さきほどのシャノアールでの話し合いで、秋学期は研究指導を火曜日の4限に行うことにした。これで木曜日の昼食はコンビニおにぎりから解放されることになった。

3限は大学院の演習。最終回の記念撮影。女性は全員中国からの留学生だった。就活が終わって、これから修論に専念する人、中国に一旦帰る人。さまざまである。

とりあえず、お疲れ様でした。よい夏休みを!

4限は試験の採点作業。

5限は講義「日常生活の社会学」の教場試験。受講生の96%が試験を受けた。

7時前に卒業生のNさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)が仕事終わりに研究室にやってきた。製糖会社にお勤めで、お土産はお砂糖である。スイーツをお土産にいただくことはしばしばだが、スイーツの原料をもってきてくれたのはNさんだけである。

しばらく研究室でおしゃべりをしてから、「五郎八」へgo!

実は、店に入ってから気づいたのだが、財布には千円札が二枚しか入っていなかった。ここに来る途中で銀行で下して補充しておこうと思っていて、忘れてしまったのだった。店から銀行まではちょっと距離がある。女将さんに事情を話して今日の支払いは「ツケ」にしてもらえることになった。

田楽。

薩摩揚げ。

カキバター炒め。これはNさんたっての希望。

五郎八サラダ。

卵焼き。

さて、お蕎麦を注文するか、この後の「カフェゴト―」のケーキに供えて、お蕎麦はやめておくか、どうします?

Nさんは迷わずお蕎麦を注文。彼女は食べるのが大好きで、しかも好き嫌いがない。素晴らしい。

私はニシン蕎麦。

Nさんは鴨せいろ。前回(去年の10月)は鴨南蛮だった。カキと並んで鴨が大好きなのだそうだ。

Nさんは「カフェゴト―」が初めて。以前、仕事終わりに早稲田に来た時は、時間が遅くて「カフェゴト―」はラストオーダーの時間を過ぎてしまったので、「シャノアール」へ行ったのだ。「カフェゴト―」は私のブログにしばしば登場するので、憧れていたそうだ。お店に入って、「素敵なカフェですね」とひと目で気に入ったようである。仕事柄というべきか、自然にテーブルの上の砂糖のカップを開けてスプーンでかき回していた(笑)。

ケーキのショーケースから2種類のケーキを選んだでもらった。

ベイクドチーズケーキと、薩摩芋とリンゴのタルトをハーフ&ハーフで。 

「カフェゴト―」のケーキの美味しさに感動するNさん。「五郎八」でしっかり食事をした後とはとても思えない(笑)。

Nさんは、最近、ある決断をした。その話を聞いて、先日の句会に出した句の一部を変えてみた。

 決意した乙女の夏がやって来る たかじ 

彼女はこの句を気に入ってくれた。いまの自分にピッタリだという。私は彼女のほんわかした表情しか知らなかったが、今日の表情はちょっと違っていた。Nさんの決意を聞きながら、人生は変化の連続で、同じ場所に留まっている人は誰もいないのだと改めて思った。

「カフェゴト―」には閉店の時間(21:50)までいた。店を出て、反対方向の東西線に乗るNさんと横断歩道のところで別れた。今日は梅雨明けだったが、次に会うのは秋だろう。

夏には夏の物語、秋には秋の物語。

11時ちょっと前に帰宅。

 


7月27日(水) 晴れ

2016-07-28 08:54:43 | Weblog

9時、起床。

サラダ(ウィンナー)と紅茶の朝食。パンはなし。夜食でパンを食べてしまったからである。

郵便局の保険が満期になったので、それを下ろす手続きのため担当の方が自宅にやってくる。

11時に家を出て、大学へ。

12時15分から新任の先生お二人(宮沢先生と森山先生)のお話(ご自身のご専門の話)を拝聴する集まりがあった。昼休みを利用した短い時間ではあったが、有益な時間であった。「軽食」が出ますと案内があったので何だろうと思ったら、「まい泉」のカツサンド(ハーフサイズ)だった。

ちゃんとした昼食を「たかはし」に食べに行く。

「うな丼」にもちょっと惹かれたが、鰻を食べるならはやり「すず金」で食べたいと思い、刺身定食を注文。

マグロとカンパチの盛り合わせ。

研究室でレポートの採点作業(採点天国始まりました)。

4時からKさんの卒研指導。

6限は講義「現代人間論系総合講座1」。提出したレポートの概要を学生たちが話すのを聴く(教員は石田先生、安藤先生、森山先生、小藪先生、私が出席)。上手な学生もいれば、下手な学生もいる。「話す」場合、用意してきた原稿を「読む」のではなく、「語る」ことを心がけてほしい。それだけずいぶんと違う。それから、私の演習「個人化の社会学」と違って提出されたレポートを学生が閲覧することはできないので、何について書いたか(テーマの説明)だけでなく、何がわかったか(知見や結論)についても言及してほしかった。

夕食は「ごんべえ」で。

カツ丼セットを注文。うどんは暖かいものを注文したのだが、冷たいのが出てきた。まあ、これはこれでよいが。

店員さんが新人さんになったが、前の方は辞めたのではなく、厨房の中にいらした。

「あゆみ書房」で雑誌と本を買って帰る。

『暮らしの手帖』2016夏号。付録に創刊号のミニチュア版が付いていたので、思わず購入してしまった。

小川さやか『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』(光文社新書)

石井ゆかり『選んだ理由』(ミシマ社)

荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房)

東京駅の構内に新しい書店ができた。最初、間違っていつもと違う改札口から入ったのかと錯覚してしまった。

9時半、帰宅。

なんとなくここにいる。

2時半、就寝。


7月26日(火) 小雨

2016-07-28 02:04:33 | Weblog

9時、起床。

少し前まで、午前3時に就寝しても7時くらいに目が覚めてしまっていたが(当然、寝不足)、この頃ようやく遅く寝ると眼が覚めるのも遅くなるという自然な眠りのサイクルになってきた。健全だ。

トースト、混ぜご飯(昨夜の残り)、サラダ、紅茶、冷麦茶の朝食。

午後2時ちょと前に家を出て、大学へ。

昼食は蒲田駅で購入して崎陽軒のシューマイ弁当を研究室で。

3時から学生の面談を一件。

5限は講義「現代人のライフスタイル」の教場試験。院生5名が試験監督に付いてくれたので、私は見ているだけでよかった。受講生の95%が出席した。

6限は演習「個人化の社会学」。レポートを提出してもらい、一人2分くらいで、自分のレポートの宣伝をしてもらった。これからコースナビ上でレポートは公開され、各自が任意の3本のレポートにコメントを付けることになっているので(期間は一週間)、「面白そうなレポートだから読んでみよう」と思ってもらえるような話をしないさいということである。そのためにはまずもって自分自身が自分のレポートを面白いと思えなくてはならないわけである。受講生31名中、30名がレポートを提出したが、はたしてそいういうレポートが何本あるだろうか。

授業を終えて、8時。夕食は「奈津」で。

ニラレバ炒め定食。

やっぱりここのニラレバ炒めは美味しい。

10時、帰宅。