フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月30日(土) 晴れ

2021-01-31 12:07:32 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ&エッグ、牛乳、紅茶の朝食。ベーコン&エッグのエッグだけ復活。

昨日のブログをアップしてから、レポートをひたすら読む。

2時半ごろ、昼食を食べに出る。

「プリミエールカフェ」に行く。

キノコクリームパスタのセットを注文。まずコーヒーが運ばれてくる。

本を読みながら、「次にサラダ、その次にトースト、そしてパスタだな」と想定していると、今日は、みんな一緒に運ばれてきた。どっちが基本なのだろう。

食後のコーヒーのお替りはサービス。

店には1時間ほど滞在。散歩したいけれどもレポートの山が待っているので、帰宅。

レポートを読んでいると、妻が入って来て、書斎のテレビを点けた。「山口百恵のサヨナラコンサートをNHKでやっているわよ」と。1980年10月5日に武道館でやった引退コンサートである。もう40年も前のことだ。妻は山口百恵と同じ年の生まれで、若い頃は(もしかしたら今も)百恵に似ていた。

BGM代わりにテレビは付けたままにしたおいた。

日が暮れた。今日は夕焼けに染まる雲がない。

コンサートも終わりに近づいた。

最後に一礼。

マイクを床に置いて、彼女はステージを後にした。(アンコールの声が起こったが、マイクを置いた歌手にそれは野暮というものだろう)

立ち去り難い観客たち。なんという密、こんな情景はもう見ることができないかもしれない。

夕食はモツ鍋。

玉子豆腐と黒豆。

食事をしながら『にじいろカルテ』の第二話(録画)を観る。あの老婆を演じていたのは誰だろうと、すぐにはわからなかったが、水野久美だった。ネットで調べたら84歳。まだ現役でやっていたのかと驚く。彼女を初めて見たのは、『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965)という東宝の映画だったのではないかしら。小学校5年生のときだ。

レポートをひとわたり読み終える。

風呂から出て、土曜の夜の楽しみ、『桑田佳祐のやさしい夜遊び』をライブで、『福山雅治 福のラジオ』をタイムフリーで聴きながら、今日のブログと日記。

2時、就寝。


1月29日(金) 晴れ

2021-01-30 10:59:00 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。昨日に続いて、今日も軽めの食事を心がける。「それにしてはトーストのバターの量が多くない?」というご指摘もあるかもしれないが、これは好みの問題。

本日の『おちょやん』。千代は鶴亀撮影所を去って、道頓堀に戻ることになった。でも、道頓堀も4年前の道頓堀ではなくなっているのだろうな。

昨日のブログをアップする。

昨日が提出締切だった「現代人間論系総合講座1」のレポートの採点をする。この授業は現代人間論系の専任教員13名によるオムニバス授業で、レポートは各教員が出題した13の課題の中から2つを選ぶ。私の課題「カフェのフィールドワーク」を選択した学生は35名。写真付きの臨場感のあるレポートが多く、「ほほう」と思いながら読む。行ってみたいカフェもいくつかあった。

昼食は「燈日」に食べに行く。

来週あたりに食事メニューが変わるそうなので、前回食べて美味しかった鱈の和風出汁がけをまた注文する。「ご飯少な目で」というのを忘れる。

前回は鱈を一切れ床に落としてしまうという痛恨事があったが、今日のしっかり4切れ食べた。最初、ご飯は残そうかと思ったが、結局、食べてしまった。

食後にコーヒーを注文し、『池波正太郎の銀座日記(全)』(新潮文庫)をパラパラ読む。すでに読んだ本だが、取り上げられている映画(試写会で観たもの)を改めてチェックする。

カフェというのは不思議な空間である。近くのテーブルで語られている(決して大きな声ではない)プライベートな話題が聞こえてくるが、他の客も店の人も聞こえないふりをしている。たぶん電車の中ではしない話であろう。車内とカフェの違いは、前者が「空間」であるのに対して後者は「場所」であるということではないだろうか。「馴染みの空間」が「場所」である。人はそこで自己を開示しやすくなる。

「リヨン」で朝食用のパン(ボンジュール:324円)を買う。トーストしたときのキツネ色とモチモチ感がいい。

いまは木曜が定休日だが、来月から無休になるそうだ。コロナ騒ぎで売り上げが落ちた分を挽回するためだろうか。大変ですね。

帰宅して「ライフストーリーの社会学」のレポートを読む。課題は、「身近な人へのライフストーリーインタビュー」「出版されている自伝の分析」「ポピュラーカルチャー(ドラマや映画や小説やコミックなど)の中のライフストーリー分析」の中から1つを選ぶ。「現代人間論系総合講座1」の10倍の量のレポートを一人で読まなくてはならない。

休憩して、ベランダから夕焼け染まる雲を眺める。

雲の形が変わっていく。

夕食はフライ盛り合わせ(ウィンナー、玉ねぎ、カニクリームコロッケ)、カズノコの松前漬け、味噌汁、ごはん。

「軽めの食事」というコンセプトとは抵触するが、夕食の献立は妻の領域なので、いたしかたない。ソースやケチャップを掛けずに食べる。トンカツなどもそうだが、揚げたてはソースをかけずに食べても美味しいものである。

食事をしながら『ウチの娘は、彼氏ができない!!』第3話(録画)を観る。

レポートを読み続ける。思い入れの強いレポートというものは読みごたえがある。

風呂から出て、『ジェットストリーム』と『やまだひさしのラディアリミテッド』を聴きながら、今日の日記とブログ。

2時15分、就寝。


1月28日(木) 小雨、一時雪

2021-01-29 11:05:42 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

軽めの(ベーコン&エッグ抜きの)朝食にしたのは、体重コントロールのためである。私は毎朝体重計に乗っている(その日その日の体重を日記帳に記している)。体重が一定の範囲を越えた場合は、元に戻すべく数日間、軽めの食事を心がける。

私は痩せてはいないが、太っているというほどでもない。ときどき妻が言う、「たかじさんはあんなにスイーツを食べているのになぜ太らないの?」。理由はいくつかある。第一に、大食いはしない。たとえば、夕食のご飯でお替りはしない。外で食べるときもご飯は軽め(半ライス)で注文する。第二に、間食はしない。スイーツはたいていの場合、食事の後(デザート)に食べることが多いので、間食ではない(とみなす)。第三に、運動(歩いたりジョギングしたり)をする。最近、寒いので夜のウォーキング&ジョギングをさぼっているが、これが体重が一定の範囲を越えてしまった主たる理由である。アウトプットの量が減っているのだから、インプットの量が同じでは体重が増加傾向になるのは当然である。第四に、毎朝体重を測定していること。かなりオーバーしてしまってから元に戻すのは大変だが、ちょっとのオーバーであれば元に戻すのは容易である。

昨日のブログを書いてアップする。

アマゾンに注文していた本が届いた。内田樹・えらいてんちょう(矢内東紀)『しょぼい生活革命』(晶文社)。矢内は2017年に『しょぼい起業で生きていく』という本がベストセラーになった人である。私はその本を読んでいないが、つい最近、彼の短い文章「これからの反乱ライフ」(内田樹編『ポストコロナ期を生きるいきたちへ』所収)を読んで、反乱の拠点としての「無意味に集まれる場所」の必要性(そしてコロナ的状況の中でのその困難性)を彼が盛んに語っていることに共感した。

3時を回った頃、昼食を食べに「吉岡家」へ行く。

こんな時間だからほかに客はおらず、私が店に入ったので、店内の灯りが点いた。

稲庭うどんを注文する。

雨混じりの雪が降ってきたが、積もることはなく、すぐに止んだ。

帰宅して、成績評価の作業。

夕食はチャーハン、春雨サラダ、里芋と葱の味噌汁。

広島菜の入った炒飯。

デザートはイチゴ。

食事をしながら『プレバト』(追っかけ再生)を観る。

深夜まで成績評価の作業。

風呂から出て、『トーキョー・スピークイージー』(タレントの渡辺満里奈と作家の岸田奈美の対談)を聴きながら、今日の日記とブログ。

2時過ぎに就寝。


1月27日(水) 曇り

2021-01-28 13:08:02 | Weblog

8時、起床。

トースト、チキンカレー&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

チキンカレーは昨日「まいばすけっと」で買った99円の缶詰のもの。

本日の『おちょやん』。どうしようもない父親である。

昨日のブログをアップする。

調べものと、レビューシートのチェック。

2時を回った頃、食事に出る。今日は薄曇り。輪郭のぼんやりとした太陽が浮かんでいる。

サンロード商店街の奥(鰻の「寿々喜」の手前)にある「金春新館」に行く。「金春」は親戚筋の「你好」「歓迎」と並ぶ蒲田羽根付き餃子の有名店だが、それぞれ本館や別館や新館など蒲田に複数の店舗をもっている。この「金春新館」は昔、私の中学の担任だったH先生が教職を辞めて婿養子に入った釜飯屋さんがあった場所である。店は釜飯屋だったときのものを使っているので、中華の店らしくない構えをしている。

餃子とライスを注文したが、店員さん(中国人)が「餃子タンメン?」と聞くので、「いいや、餃子とライス。ライスは少なめ(半ライス)で」と言うのだが、うまく伝わらない。メニューの写真を指差して説明してなんとか通じたようだったが、後から思うと、店員さんは「餃子単品?」と聞いていたようだった。「単品」が「タンメン」と私には聞こえていたのだ。

餃子(350円)+半ライス(150円)。半ライスにもスープとザーサイがちゃんと付いてくる。安い!

餃子は5個。ふっくらとして汁がたっぷり入っている。

店を出るとき、店頭のテーブルの上に並んでいた持ち帰り商品の中から胡麻団子(3個で300円)を買う。

帰宅してさっそく食べる。でも、これはやっぱり店内で熱々のものを食べるべきだった。

調べものと、レビューシートのチェック。オンデマンド授業「ライフストーリーの社会学」の最終回のレビューシートは今日は提出の〆切り。今日だけで100枚は届くだろう。

アマゾンから注文していた本が届いた。

青木真平・海青子『彼岸の図書館ーぼくたちの「移住」のかたち』(夕書房)

内田樹編『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』の中に青木が「楽しい生活ー僕らのVita Activa」という文章を書いていて、それを読んで、もっと彼の「移住」の話を聴きたいと思い、注文した本である。

夕食はおでん。

私はとくにチクワブが好きで、妻はとくにハンペンが好きである。そして私はハンペンを好まず、妻はチクバブを好まない。食感が真逆であるから、そういうことになるのであろうが、はたしてそういう傾向は一般的なのだろうか。言い換えると、人間は「チクワブ」派と「ハンペン」派に分かれるのであろうか(「チクワブ」派の中でも煮込んでトロっとしたものを好む軟派と、そうではない硬派に分かれるが、私は軟派である)。終盤、友好のために私はハンペンを1つ食してみた。まずいとは言わないが、やはり、好んで食べるほどのものではない。でも、もしかしたら世界のどこかには美味しいハンペンもあるのかもしれないという保留だけはしておこう。

食事をしながら『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』第3話(録画)を観る。妻に付き合って観ているが、観ていればそれなりに興味は出てくる。菜々緒演じる編集長は部下にはあんなにつんけんしているのに、なぜユースケ・サンタマリア演じる副社長にはドギマギしてしまうのだろうか。妻曰く、「副社長のことが好きなんじゃないの」。ほんとか?!

調べものが一段落して、風呂に入ってから、韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』をアマゾン・プライムで観る。光州事件(1980年)を題材にした作品で、2017年に韓国で大ヒットした。「スリック」のマダムが韓国語の勉強のつもりでこれを観て、彼女は光州事件については何も知らずに観たのだが、とても感動したことを私に熱く語ってくれた。私は光州事件については知っていたが、この作品のことは知らなかった。最近、評判になった『パラサイト 半地下の家族』で父親を演じていたソン・ガンボが光州で何が起きているのか取材するためにやってきた外国人ジャーナリストを現地に連れて行く(検問をすり抜けて)タクシー運転手を演じている。光州で何か起きているのかを運転手もそのとき初めて知ることになる。少し長い(2時間15分)ことを別にすれば、よくできた作品であると思う。

23時59分のレビューシートの提出時刻を過ぎたので、夕方からこの時間までに提出された70枚ほどのレビューシートに目を通す。最後のレビューシートということで、「400字以内」という制限(目安なのでオーバーしてもかまわない)を大幅にオーバーしているものが目立つ。そして、最後に「ごきげんよう」と私の講義の口調を真似しているものが散見される。

2時、就寝。


1月26日(火)晴れのち曇り

2021-01-27 12:01:11 | Weblog

8時、起床。

パン(バケット)、ウィンナー&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昨日のブログを書いてアップする。書きながらアマゾン・ミュージックの「チェロ名曲集」を流していたら、ある曲のところで〔ハタと〕指が止まった。パブロ・カザルスの弾く「鳥の歌」だった。他の曲と違って、これは作業をしながら聞き流せる曲ではない。ジャケットを見ると、ホワイトハウスの広間での生演奏を収録したもののようである。

来年度の春学期のゼミで使う予定の文献に目を通す。

昼食は「鳥久」の弁当にしようと決めて、自転車で買いに行く。

唐揚げそぼろ弁当(800円)。唐揚げ、そぼろが美味しいのはもちろんだが、柔らかく煮込まれたジャガイモが旨い。

2時から博士論文の公開審査会(オンライン)に出席する。野坂真さんの「地域社会における災害復興と地域存続に関する社会学的研究ー東日本大震災前後における岩手県・宮城県の津波被災地域を事例としてー」。10年間に及ぶ研究の成果である。

大井町の「ポットリー」に顔を出す。昨春の緊急事態宣言のときは店の前までいったら休業中の貼紙がしてあったので、蒲田駅から電話をして、営業中であることを確認してから電車に乗った。顔を出すのは今年になって初めてだ。

客は私だけだった。ロイヤルミルクティーを注文。

コロナの話から始まって、今年の節分はなぜ2月2日なのかという話になる。

最近は客が減って、定刻(6時半)になる前に店を閉めることもあるそうだ。

6時に店を出る。店には客はおらず、ラストオーダーの時間を過ぎたので、マダムは店を閉めることになるだろう。

帰宅する前に近所の「マイバスケット」で買物。

あれこれ購入。

夕食まで来年度の大学院の演習で使う文献に目を通す。

夕食は鶏鍋。

昼食とは「鶏」かぶりだが、料理のカテゴリーが違うからかまわない。あまりもののタラコをご飯にのせて。

食事をしながら宮藤官九郎脚本のドラマ『俺の家の話』の初回(録画)を観る。プロレスラーを引退して、能の家元を継ごうと決意した42歳の男を長瀬智也が演じる。彼がこのドラマのために作り込んだ身体を見て、ミッキー・ロークが主演した映画『レスラー』(2008)を思い出した。あの変貌した姿は凄かった。

調べものが一段落したところで、アマゾン・プライムで『バベットの晩餐会』(1987)を観る。実は、アマゾン・プライム会員特典で映画を観るのはこれが初めてである。池上正太郎が『銀座日記』の中でこの作品をほめていたので、調べたらアマゾン・プライムで観られることがわかったのである。

書斎のパソコンで観た。手元にはコーヒーとポテチップスを用意した(「まいばすけっと」で購入したのはこのためである)。

『バベットの晩餐会』は素晴らしい作品だった。映画を観るという悦楽に久しぶりに浸った。

主人公バベットを演じるのはステファーヌ・オードランド。池波は彼女の演技をこう評している。「彼女は五十になろうというときに、この役をつかんだ。あるいは、すでに五十をすぎているかもしれない。それにしてもいい役だ。男優女優を問わず、これほどの役は、めったに、回って来るものではない。オートランド一代の名演といってよいだろう」。池波は試写会で観た作品について歯に衣を着せぬ感想を述べる。ダメな作品についてはダメだとはっきりいう。どこかどうダメだったのかをはっきりと書く。どうしようもない作品については作品名を書かない(ひどい料理を出す店については店名を書かないのと同じ)。だから彼がほめていて、自分が見ていない作品は、ぜひ観たいと思うのである。

風呂から出て、『ジェットストリーム』を聴きながら、今日の日記とブログ。

2時半、就寝。