河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

第9の冒頭

2010-10-27 19:03:46 | 全曲演奏付き講演会
明日の、ミニ演奏付き講演会、ミサコ先生の〈音楽の学校〉
「第3回 楽典ことはじめ」。

や~っとレジュメ作り完成。

今回は、音名(ドレミの起源って、私も今回はじめて詳しく知りました!)や
音程(音の幅)を中心にお話する予定ですが、
それを、どのように実際の曲と結び付けてお話できるかが、腕の見せどころ(?)。

完全音程(完全5度や完全4度、あるいは完全8度)を説明するのに何がいいか、と考えたのですが
ベートーヴェンの第九シンフォニーの第1楽章、および第2楽章の冒頭、というのが案外よさそう。

考えてみれば、ベートーヴェンって、ホント何もかもよく考え抜いてるヒトで
たとえば各シンフォニーの冒頭(始まり方)を見ても、それぞれ異なる。

1番は、有名な話ですが「ハ長調なのに、いきなりドッペルドミナント(ドミソ♭シ)で始まる」。

それに対して2番は、ニ長調で、その「ニ」音のユニゾン(なんという違い!)で始まり、その後主和音。

3番は、変ホ長調の主和音が二度(原案は別の和音だったとか)。

4番変ロ長調は、またユニゾンで始まるけど、次に来る音(和音)が信じられないもの(♭ソ!=同主調のⅥの和音)。

5番はユニゾンだけど、今までのどのシンフォニーにもなかった始まり方(=いきなりメロディ)。

6番は、完全5度のバスがまず鳴る。


・・・・で9番は・・・?


それは明日のお楽しみに。


コメント (2)
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