河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

KV454 第2楽章

2008-05-28 00:48:53 | モーツァルト関連
昨日のつづき。

明後日(明日)木曜日本番を控えて
楽譜をアップする時間ないのだけどとりあえず。

第2楽章 Andante 変ホ長調は珍しく繰り返し記号なし。
でも明らかに第49小節からが展開部。

ここからがすごい。

提示部変ロ長調で終わったあと
いきなり変ロ短調(♭5つ!)。

5小節目(第53小節目)から減七和音等の3小節×2が終わったあと
第59小節目から。

59(小節)・・変ロ短調Ⅰの和音(♭シ ♭レ ファ)。

60・・上記に一音(♭ラ)を加えて、Ⅰの7の和音(♭シ ♭レ ファ ♭ラ)。

71・・まず上記の「♭シ ♭レ ファ ♭ラ」を異名同音に読み替える。
   すなわち「#ラ #ド #ミ #ソ」。
     ↓  ↓ ↓  ↓ ↓
   そこから「#ラ #ド  ミ #ファ」(ロ短調の属七和音!!!)。

・・・これ以上楽譜ナシで書くのはたいへんなので、かいつまんで書くと

変ロ短調(♭5つ)からいきなりロ短調(♯二つ!!)に行き
それだけでは終わらず
なんと
そのままハ短調(♭3つ)に転調するのです。

そして変ホ長調に戻ったところが再現部。

ここは本当にすごいところです。


コメント
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