河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

アマデウスへの手紙・10

2006-10-16 01:43:50 | アマデウスへの手紙
モーツァルトさん、こんにちは。

実は、今日はモーツァルトさんについてお話をする会(小講演会)があって、2時間ほど一人でお話をしてきました。
2時間って、あっという間ですね。

参加された方は、音楽やモーツァルトさんについて興味はあるけどそれほどよく知らない、という方が多かったので、入門編という形でした。

そのなかで、モーツァルトさんがたくさん残している手紙の一部を朗読してみたのですが、久しぶりに読んでみて、モーツァルトさんのナマの声に触れたようでとても懐かしくなりました。

14歳の時の、ローマやナポリからのナンネルさんに宛てた生き生きとした手紙。
ベーズレちゃんへの全編駄洒落ではしゃぎまくってるもの。
一転して、パリでお母様が亡くなったときの、ザルツブルクにいるお父様への気づかいの手紙。
もう亡くなっているのにそうとは書かず、まず心の準備ができるように長々と書き、それと同時にザルツブルクの友人に、お父様とお姉様を支えるように頼む手紙を書く。

私が持っているのは昔の岩波文庫の上下。
もう紙が茶色に変色しています。
1980年第1刷となっています。

その他に、電子ピアノでちょこちょこ弾きながら、モーツァルトさんの曲のどこが凡人の作と違うか、ということを実演しました。

ここでは再演はムリですが、明日、少しだけそのことをお手紙に書きます。

一昨日、新モーツァルト全集全20巻が届いて、あらためてその楽譜の物理的な量の多さを思ったのですが、手紙も「書簡全集」は7巻あるのでしょう?
モーツァルトさん、ほんとにいっつも何か書いてたのですね。
そういえば、「楽譜を書いて手が痛くてもうこれ以上書けません。」という手紙、けっこうありますものね。♪

コメント
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