団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

娘のほっとしたうれしそうな顔。

2019-10-16 02:26:08 | 日記
 中日新聞の「くらしの作文」に「お迎え」というタイトルで44歳の女性が投稿されていました。




 季節は秋となり、日ごとに日が暮れるのも早くなってきました。
高校生の娘が家に帰るころには、もう真っ暗です。
自転車通学の娘を、私も自転車で迎えに行きます。

 「気をつけてね」と送り出してくれる中学生の息子に、
「行ってきます」と手を振り、自転車をこぎ出します。

 片道約40分。
道は街灯も少なく、ガタガタ。
車のライトも私の足元までは照らしてくれず、よく見えません。
所々から長く伸びた草も飛び出しています。

 一日中、立ち仕事をしている疲れからか、ペダルが重くなってきました。
辺りはどんどん暗くなっていきます。

 元気を出していこうと歌を歌い始めますが、自転車が跳びはねた拍子に声が裏返ります。

 私は通学で苦労したことはありません。
家から学校までは自転車で十数分という距離でした。

 向かいから自転車で走ってくる女子高生も家路を急いでいます。
この暗闇の中、娘はどんなことを思い、ペダルをこいでいるのでしょうか。

 小さな自転車のライトが近づき、お互いが分かりました。
娘のほっとしたうれしそうな顔。

 幼稚園のころ、通園バスから私を見つけたときと同じ顔です。
自転車の向きを変え、
今度は娘と縦一列になって息子が待つ家を目指します。


 以上です。


 お嬢様のためとはいえ、お母様は大変ですね。
一日中、立ち仕事を終えられてから、片道40分、往復80分の距離を毎日お迎えされるのだから。
雨の日も雪の日も夜道を自転車で走るなんて、なかなかできる事ではないですね。

>小さな自転車のライトが近づき、お互いが分かりました。
娘のほっとしたうれしそうな顔。
幼稚園のころ、通園バスから私を見つけたときと同じ顔です。 

 街灯も少ない夜道を一人自転車で走るお嬢様が、お母様を見つけられほっとされる気持ちは
十分分かります。

 お嬢様が高校を卒業されるまで、お迎えを頑張っていただきたいです。








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コメント (8)
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