名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

裏山の芽吹きと干し椎茸作り

2012年04月28日 | セカンドルーム

 

朝日が射すと、朝露に濡れた野山から盛んに湯気が立ち上る。
今日も一点の雲も無く、初夏のように爽やかな一日だった。

まわりの山はまだ冬枯れの姿だが、森が少しずつ色づいてきた。

トチの新芽は赤い殻を脱いで、小さな葉先が飛び出していた。


タラの芽は淡いピンクと緑の裾模様が瑞々しい。


朴の木はとがった芽に夜露を乗せて、天に向かっている。

ナラやクリ、クワなどは芽吹きが遅く、まだ固い蕾のままである。
どういう訳か、葉っぱの大きい木から芽吹きが始まる。
間もなく山がほんのりと赤く染まり、淡い緑が鮮やかさを増すと、山里も本格的な新緑の季節を迎える。


裏山の椎茸も最盛期を迎えて、毎日大きなざるに1杯程収穫している。
雨の後に気温が上昇して、椎茸の成長を促しているようだ。

隣を押し退けるようひしめき合って出てくる様は、いつもながら自然の営みの力強さを感じる。
まだ小さい子がたくさん出ているので、もうしばらくは収穫できそうだ。

干し椎茸作りには絶好の天気になったので、波板トタンに並べて天日干にした。
このあたりの人は、椎茸に限らずワラビやゼンマイなども乾燥して保存食にしている。
生椎茸に比べて香りや旨味が増し、栄養素が凝縮されビタミンDも100倍以上に増えるといわれている。
山と太陽の恵みで、健康食品がたっぷり出来そうだ。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
保存食 (ryo)
2012-04-28 23:24:29
ワラビ ゼンマイ 椎茸 とビタミンたっぷりの
保存食ですね。
こんな椎茸でおつゆを作ったら
たまらなく美味しいでしょうね!
最近たらの芽をいただき天ぷらにしました。
おいしかったです。
でも、いつも手にはいることはありませんね~
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新芽には生命力を感じます (Rei)
2012-04-29 00:27:28
椎茸豊作ですね。
地産地消と言いますが、山里さんは自産自消ですね。
誰にも味わえることではありません。
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野山の恵み (山里の住人)
2012-04-29 08:01:01
ryoさん
山菜やきのこのシーズンになり、楽しみが増えました。
散歩をしながらおかずを少しずつ摘み取ってます。
他には何も無いところですが、野山の恵みだけは豊かなのでありがたいです。
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自然の力 (山里の住人)
2012-04-29 08:14:36
Reiさん
芽吹きの勢いはすごいですね。
いつもその逞しさに圧倒されます。

椎茸も自然条件が合うと、たくさん出てきます。
人間の知恵や努力も、自然の力には及ばないですね。
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