当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。
(参考)実際の声を確かめながら読みたい方はこちらをクリック
↓↓説教者の意図が、より自然に伝わます。↓↓
http://hanashi-no-mori.news-site.net/voice/190127.mp3
(音声ファイルは、MP3形式です。再生ソフトをを用意してください。)
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こうじ神父
「今週の説教」
19/01/27 (No.985)
‥‥‥†‥‥‥‥
年間第3主日
(ルカ1:1-4;4:14-21)
私たちもイエスのことばの証言者になれる
‥‥‥†‥‥‥‥
年間第3主日C年です。イエスが会堂で係の者から渡された聖書の巻物はイザヤ書でした。預言者が預言した出来事が、今目の前にある。これが今週のメッセージだと思います。
教皇フランシスコがはっきりと11月下旬の訪日を言葉にしました。10ヶ月くらいの期間しかありませんが、いよいよ待望の教皇様来日が実現します。38年前に直接お目にかかった人も、事情があってお目にかかれなかった人も、今回はその機会を逃さないようにしましょう。
私たちは教皇様をどのように意識するでしょうか。ほとんど意識しないかも知れません。もちろん、ミサの中では毎日名前を呼んでいますので、賢い方々はそこで意識するでしょう。そのほかには、教皇様を身近に感じるのはいつでしょうか。
そうなると答えるのが難しいかも知れません。いくつか様子をうかがえるものを紹介します。教皇様は毎週何かしらのメッセージをバチカンの広場で発しておられます。それが伝わってくるのは「カトリック新聞」という全国紙です。カトリック新聞は毎週発行されていて、よく教皇様の声を取り上げています。いつでも申込は受け付けます。声をかけてください。
また、教皇様は全世界に重要な指針を示すために、さまざまな文書を発表します。なかでも使徒的勧告や回勅は、その一言が世界全体に考えさせたり行動を促したりするので重要です。これまでに「福音の喜び」とか「ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)」さらに「愛の喜び」新しいのでは「喜びに喜べ」などです。どれも温かみあふれる、今の時代に必要とされるメッセージです。日本語訳は案内所にも置いてありますから、手に取ってみたら良いと思います。
前任者で名誉教皇となられたベネディクト16世に、皆さんあまり親近感がないかも知れません。けれども教皇文書は光るものがありました。今もその輝きは失っていません。「毎日のミサ」という書物を注文している人はよくご存じでしょう。
このように現代において、教皇様が身近に感じられる場所は、まずは使徒的勧告や回勅からです。なぜなら、教皇様にはまずお目にかかれることがないためです。文書ですら、圧倒的な存在感を示す方が、目の前においでになったらどうでしょう。私たちは運良くその瞬間を目にするのです。
与えられた福音朗読は同じことを述べています。「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである。」「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」
これが当時会堂に集まった民衆にとってどんなに恵み深い言葉であったか、推して知ることができるでしょう。巻物に記された神のことばだけでも喜びの知らせですが、この喜びの知らせが実現したと目の前で語るイエスを見ているのです。
イエスはこの日の出来事を皮切りに、有言実行します。捕らわれている人に解放を告げます。法に背き、見える牢屋に入れられている人だけではありません。見えない牢屋に捕らわれている人にも、イエスは解放を告げるのです。目の見えない人もそうです。「見える」と言っている人も、この世の価値観で目が曇り、神の前に価値あるものが見えなくなっている人もいるのです。イエスだけが、これらの人に視力の回復を与えることができます。
現代社会で圧迫されている人は、さらに複雑、巧妙に圧迫を受けていることでしょう。見えない方法で、隠れた仕方で圧迫されている人にも、巻物の文字だけではなく、イエスの存在が、「あなたはわたしを信じてくれた。だからあなたは今、この時から自由になった」と理解するのです。聖書の文字、読み上げられた言葉だけでなく、今ここにおられるイエスが、恵みの保証となってくださるのです。
私たちも、証言者となる必要があります。「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。」イエスが私たちのうちにおられて、このように語ってくださった。私たちはイエスの約束を土台にして生きています。このように、証言する人になって欲しいのです。
罪に縛られ、捕らわれている人が、赦しの秘跡を受けて解放されます。自分の命を自分で救えない私たちに、洗礼の秘跡は永遠の命を、神の子の身分を保障してくださり、見えない未来を見えるようにしてくださいます。
聖体の秘跡という神の子羊の食卓に招かれ、どんな圧迫の中でも一人ひとりが大切にされることを体験します。私たちが秘跡に養われて生きていることを土台にしているなら、だれもがイエスのことばの証言者になれるのです。
「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。」私たちにその気があれば、イエスは現代においても私たちという巻物を人々の前で開いて、「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と証明することができるのです。
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‥次の説教は‥‥
年間第4主日(ルカ4:21-30)
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ちょっとひとやすみ
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▼いよいよ司祭団マラソン大会だ。厳しい天気が予想されるが、スタートラインに着く自分の姿は思い描くことができる。たいした練習は積んでないが、正月からほぼ毎日、40分ほどの練習をした。順位争いのレースはできないが、楽しく走って帰りたい。
▼教会報の「瀬戸山の風」に「それでもマラソンに行く『おかしな』理由」として記事を書いた。辛い思いをして、納得していない順位を走る姿に「頑張れ」と声をかけてもらう。自分でも変人だと思う。それでもよい。苦しい思いをして年の初めを乗り切れば、一年の苦労などたいした苦労ではなくなるはず。
▼しかも今年は、司祭団マラソン大会を終えた後も、ルームランナーに乗っている自分を思い描くことができる。今年の収穫はこれかも知れない。司祭団マラソン大会も、かなり長い「毎日の練習」の一環。そういうイメージを描けているので、ことしこそもたついた身体とおさらばだ。
▼金曜日の中学生の教会学校で、「毎日続けることは英雄的行為だよ」と話した。毎日ルームランナーに乗る(およそ150キロカロリーを消費)のを「英雄的行為」とは決して思わないが、またいつか中学生に「英雄的行為」に触れる時に、毎日続けていたら自信を持って「たとえ」として紹介できる。
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今週の1枚
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第592回目。庭に植えたいくらい好きな柑橘。金柑があれば他はいらない。
ホームページもご覧ください。
http://hanashi-no-mori.news-site.net/
【文庫本の問い合わせについて】
文庫本説教集「取って食べなさい」に問い合わせくださり
ありがとうございます。C年の文庫本がまた見つかり、
3冊セットの提供が可能になりました。ABC年セットで
2000円です。ご希望の方は住所と名前を添えて連絡ください。
† 神に感謝 †
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年間第3主日C年です。イエスが会堂で係の者から渡された聖書の巻物はイザヤ書でした。預言者が預言した出来事が、今目の前にある。これが今週のメッセージだと思います。
教皇フランシスコがはっきりと11月下旬の訪日を言葉にしました。10ヶ月くらいの期間しかありませんが、いよいよ待望の教皇様来日が実現します。38年前に直接お目にかかった人も、事情があってお目にかかれなかった人も、今回はその機会を逃さないようにしましょう。
私たちは教皇様をどのように意識するでしょうか。ほとんど意識しないかも知れません。もちろん、ミサの中では毎日名前を呼んでいますので、賢い方々はそこで意識するでしょう。そのほかには、教皇様を身近に感じるのはいつでしょうか。
そうなると答えるのが難しいかも知れません。いくつか様子をうかがえるものを紹介します。教皇様は毎週何かしらのメッセージをバチカンの広場で発しておられます。それが伝わってくるのは「カトリック新聞」という全国紙です。カトリック新聞は毎週発行されていて、よく教皇様の声を取り上げています。いつでも申込は受け付けます。声をかけてください。
また、教皇様は全世界に重要な指針を示すために、さまざまな文書を発表します。なかでも使徒的勧告や回勅は、その一言が世界全体に考えさせたり行動を促したりするので重要です。これまでに「福音の喜び」とか「ラウダート・シ(ともに暮らす家を大切に)」さらに「愛の喜び」新しいのでは「喜びに喜べ」などです。どれも温かみあふれる、今の時代に必要とされるメッセージです。日本語訳は案内所にも置いてありますから、手に取ってみたら良いと思います。
前任者で名誉教皇となられたベネディクト16世に、皆さんあまり親近感がないかも知れません。けれども教皇文書は光るものがありました。今もその輝きは失っていません。「毎日のミサ」という書物を注文している人はよくご存じでしょう。
このように現代において、教皇様が身近に感じられる場所は、まずは使徒的勧告や回勅からです。なぜなら、教皇様にはまずお目にかかれることがないためです。文書ですら、圧倒的な存在感を示す方が、目の前においでになったらどうでしょう。私たちは運良くその瞬間を目にするのです。
与えられた福音朗読は同じことを述べています。「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし、主の恵みの年を告げるためである。」「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」
これが当時会堂に集まった民衆にとってどんなに恵み深い言葉であったか、推して知ることができるでしょう。巻物に記された神のことばだけでも喜びの知らせですが、この喜びの知らせが実現したと目の前で語るイエスを見ているのです。
イエスはこの日の出来事を皮切りに、有言実行します。捕らわれている人に解放を告げます。法に背き、見える牢屋に入れられている人だけではありません。見えない牢屋に捕らわれている人にも、イエスは解放を告げるのです。目の見えない人もそうです。「見える」と言っている人も、この世の価値観で目が曇り、神の前に価値あるものが見えなくなっている人もいるのです。イエスだけが、これらの人に視力の回復を与えることができます。
現代社会で圧迫されている人は、さらに複雑、巧妙に圧迫を受けていることでしょう。見えない方法で、隠れた仕方で圧迫されている人にも、巻物の文字だけではなく、イエスの存在が、「あなたはわたしを信じてくれた。だからあなたは今、この時から自由になった」と理解するのです。聖書の文字、読み上げられた言葉だけでなく、今ここにおられるイエスが、恵みの保証となってくださるのです。
私たちも、証言者となる必要があります。「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した。」イエスが私たちのうちにおられて、このように語ってくださった。私たちはイエスの約束を土台にして生きています。このように、証言する人になって欲しいのです。
罪に縛られ、捕らわれている人が、赦しの秘跡を受けて解放されます。自分の命を自分で救えない私たちに、洗礼の秘跡は永遠の命を、神の子の身分を保障してくださり、見えない未来を見えるようにしてくださいます。
聖体の秘跡という神の子羊の食卓に招かれ、どんな圧迫の中でも一人ひとりが大切にされることを体験します。私たちが秘跡に養われて生きていることを土台にしているなら、だれもがイエスのことばの証言者になれるのです。
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▼いよいよ司祭団マラソン大会だ。厳しい天気が予想されるが、スタートラインに着く自分の姿は思い描くことができる。たいした練習は積んでないが、正月からほぼ毎日、40分ほどの練習をした。順位争いのレースはできないが、楽しく走って帰りたい。
▼教会報の「瀬戸山の風」に「それでもマラソンに行く『おかしな』理由」として記事を書いた。辛い思いをして、納得していない順位を走る姿に「頑張れ」と声をかけてもらう。自分でも変人だと思う。それでもよい。苦しい思いをして年の初めを乗り切れば、一年の苦労などたいした苦労ではなくなるはず。
▼しかも今年は、司祭団マラソン大会を終えた後も、ルームランナーに乗っている自分を思い描くことができる。今年の収穫はこれかも知れない。司祭団マラソン大会も、かなり長い「毎日の練習」の一環。そういうイメージを描けているので、ことしこそもたついた身体とおさらばだ。
▼金曜日の中学生の教会学校で、「毎日続けることは英雄的行為だよ」と話した。毎日ルームランナーに乗る(およそ150キロカロリーを消費)のを「英雄的行為」とは決して思わないが、またいつか中学生に「英雄的行為」に触れる時に、毎日続けていたら自信を持って「たとえ」として紹介できる。
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