真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

台湾と日本の相互援助の心

2018年02月12日 | Weblog
台湾と日本との間で地震が起こるたびにお互いに援助の心で繋がっているように思う。私が台湾びいきということではなくて、台湾に行けば日本のことを尊敬してくれているかがわかる。台湾の方達は日本から援助の心を学んだと言う。

数日前、俳優の阿部 寛さんがご自身の作品のプロモーションで台湾訪問時、舞台挨拶で、地震についてお見舞いを話そうとしたところ、司会の方が、「今日はそのことは」と言って止めようとしたら、安部さんが「今、地震のことを言わないで、何を言えば良いのかと」司会者を遮ったということ、そして1000万年を寄付したというのを聞いて、おっ、男気があるな〜って思った。

熊本地震が起きた時、馬英九政権は1,000万円の支援を申し出、その後、「本震」と言われる大地震が再び起こると、台湾内からの「少なすぎる」との声を受けて、馬英九政権は支援額を6,400万円に増額した経緯がある。

もちろん蔡英文次期総統は、馬英九よりも早く哀悼の意を述べ、民進党の党費から1,000万円の支援を決定した。民進党系の代表的首長である陳菊・高雄市長などは、くまもんとの2ショットの写真を掲載して、自身の1カ月分の給与を寄付することを表明した。台南市長、台中市長、桃園市長などの民進党系首長も、それぞれ日本との交流があるなどの理由から、いずれも1カ月分の給与を寄付することを表明した。

台北市長も、Facebookで、「台湾は過去に何度も災害に遭い、日本の友人は常に最大の協力をしてくれた。支援の思いを表明したい」と書き込んだほか、ツイッターでは日本語を用いて日本への見舞いをいち早く表明した。

台湾人は、日本統治時代に日本人が台湾にもたらした様々な恩恵を忘れていないこと、そして、日本人のほうが日台相互支援の歴史を知らない人が多いのだとおもう。東日本大震災のときに台湾が200億円以上という巨額の支援を申し出たことで注目されたけど、台湾が熱心に日本を支援するのは、同じ地震大国だからという理由だけではなく、日台の間には、長い相互支援の歴史があるからだ。

「親切心は百害あって一利なし」の中国とは違うのだ。

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