真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

人生って公平だわ

2024年04月13日 | Weblog
元幕内・北青鵬の暴力問題で春場所で師匠代行を立てていた宮城野部屋だが、3月28日の日本相撲協会理事会で「4月以降は当面閉鎖とし、宮城野親方(元横綱・白鵬)や20人の所属力士ら全員が伊勢ヶ濱部屋へ転籍する」ことが正式に決まった。

この決定により、宮城野親方が“失う収益”も非常に大きいそうだ。2月の臨時理事会では、宮城野親方は委員から年寄への2階級降格と3か月の20%報酬減額の処分が下っていた。
  
預かり期間は未定だが、伊勢ヶ濱親方が来年7月9日に65歳の定年を迎えるため、「来年5月の夏場所後が目途ともされている。以前、木瀬部屋が再興を認められた時は閉鎖の2年後だった。

今回は長ければ5年、10年のスパンになる可能性もゼロではない、とみられている。 今回の処置で、宮城野親方にとっては失うものが大きい。

宮城野親方自身の報酬の約304万円ダウンと合わせて年間約4000万円の減収となり、5年で約2億円、10年で約4億円の損失となる。

また、部屋を運営する親方には協会から運営資金が支給され、弟子を入門させると協会から補助金として力士養成費、相撲部屋維持費、稽古場維持費と、力士1人につき年間180万円が支払われる。

宮城野部屋では十両の伯桜鵬を育てたということで支払われる養成奨励金の年間114万円もあったわけだから、計約3714万円も失うことになる。 宮城野親方が失った収入の多くは弟子が転籍する伊勢ヶ濱部屋に支給されることになる。   

昨日、大相撲の第64代横綱でプロ格闘家としても活躍した曙太郎さんが、心不全のため、4月上旬に東京近郊の病院で死去していたことが判明した。外国人力士で初横綱になった方だ。

ハワイ出身の力士とモンゴル出身の力士の品格がこのように違うのかと思う。こう見てくると、暴力放置の代償は大きい。


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