真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

子どもを産む世代の減少

2024年04月05日 | Weblog
これからの日本では、少子化・高齢化だけではなく、子どもを産む世代の減少も起こっている。この5年の0~4歳の人口伸び率は、東京都では千代田区、港区、中央区が伸び率が高く、上位10位以内のほとんどが東京区部が占めている。この5年間で多くの子どもが東京23区で生まれている。

しかし、それは東京で生まれ育った女性がその年齢に達したからではなく、地方からその世代の女性が流入しているからだ。ただ今後は、流入する女性そのものが少なくなっていく。言い換えれば、若い女性たちが東京へと流入していることを表しているということだ。

また、2017年の特殊出生率は東京が1.21と、全国平均1.43に比べても非常に少なく、東京は子育てしにくい町とされている。

『未来の地図帳』によると、2020年、20代女性が減少する自治体のトップは、北海道函館市と宮崎県都城市で、12.8%も減少し、これに続くのが、東京都豊島区や札幌市南区という大都市圏だ。

なぜ豊島区から20代の女性がいなくなるのか?たしかに東京でも、職場と住居が近いところを探す、若い世代が増えてきて、港区、千代田区、中央区の人口が増えているのはそれが理由だ。

少子化に加えて、最近問題視されているが、結婚しない女性が増えていることだ。出産期の女性(ここでは、現在子どもを産む約8割を占める25~39歳女性を指す)の「おひとりさま」が増えている。特に大都市圏では、当たり前にもなっている。

自由がが無くなって嫌だという理由で結婚しない男性が多いけど、女性も現役で働いている時期は、収入もあり、それを自由に使って、自分の好きなことができる。パートナーがいることで、その自由がなくなってしまうのがいやだという女性が多い。

しかし、必ず年を取り、定年して仕事もなくなる。やがて自分のことをひとりでこなせなくなる人が増える。そのためには、今のうちから、ライフプランを描くことだ。親の介護も当然しなくてはならなくなる。

また、自分が年金を支給される年齢になったとき、どれくらいの収入が見込めるのか、退職金や預貯金など、自分の資産もある程度予測しておくべきなのだと思う。

考えてみたら、私の周りの働いている友人の女性達は、30代でも未婚者が多く、既婚者であっても30代から60代くらいまでの友人のほとんどが子供がいない。


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