真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

もう退職

2024年04月07日 | Weblog
新卒者は職場で働き始めて1週間が経ち、今日の休みを心待ちにしていたことだろう。
新しい環境に戸惑い、また想像していた職場環境とは程遠い状況に失望もあるだろうと思う。緊張した1週間を過ごしたかもしれない。

ところが、すでに退職者が出ているという。入社1日で退職してしまった人もいる。それは最近の傾向らしい。今の若者は退職に対する何ら不安もなく退職してしまう。

新卒一年目で退職する人はどれくらいいるのだろうか?団塊の世代の私には、入社式後に退職することなど考えられないことであった。

昨日、私が大学教員になって初めて教えた元教え子と会ったのだが、彼女もすでに47歳、すでに30年が経過していた。彼女が就活をしていた30年前は銀行に就職することが花形だったし、彼女は3年は働き続けようと思っていたと、懐かしく話した。

では、新卒一年目で退職する人はどれくらいるかというと、2023年のデータで言うと、・高卒:17.8% ・短大等卒:19.2% ・大卒:12.0% で、だいたい「6~7人に1人」の新卒者は、就職後1年以内に離職していることが分かる。

事業規模が大きくなるほど離職率が下がるという傾向があり、大卒社員の場合、5人未満の事業所規模では離職率55.9%であるのに対して、1,000人以上の事業所規模では離職率25.3%に留まっている。

離職率は業種や事業所規模に影響されており、離職率を左右する要因として、「仕事内容」、「待遇」、「人間関係」の3点が大きな要因である。

退職理由としてもっとも多く挙げられた理由のトップ3 が「自身の希望と業務内容のミスマッチ」(37.9%)、「待遇や福利厚生に対する不満」(33.0%)、「キャリア形成が望めないため」(31.5%)だった。

仕事がきつい、過酷すぎる、公平な人事評価制度がない、教育・フィロー制度がない、上司・先輩・同僚とそりが合わない、社風が合わないなどが主な理由だ。

退職するのは自由だと思う。だけど、一度社会人になってしまってからの再就職活動は、学生時代の時とは違って厳しいものが待っている。

それと退職代行サービスなるものがあって、自ら就職先に退職を通知するのではなくて、代行会社に依頼する時代らしい。何だか嘆かわしい。






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