真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

「グルテンフリー」ブーム

2017年05月31日 | Weblog
グルテンフリーは、小麦粉などに含まれるグルテンをとらない食事療法のことで、健康や美容に感心の高い人々の間で、話題となっているのだけど、セリアック病またはシリアック病(coeliac disease または celiac disease)は、小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる自己免疫疾患の人たちにとってはは、グルテンフリー食品を食べなければならない。

今、スーパーにグルテンフリー商品は多数並ぶようになり、小麦粉に代わって米粉の需要が伸びている。コメの消費拡大はもうダメだと思っていたところに、グルテンフリーブームなのだ。グルテンとは、小麦粉に含まれるたんぱく質の一種で、弾力性と粘着性があり、パンを膨らませたり、うどんにコシを与えるなどの作用があるそうだが、グルテンには、腸内の悪玉菌を増やしたり、消化不良や吸収阻害、むくみなどの症状を引き起こす場合があるといわれている。

グルテンフリーの代表格、米粉の工場では、ショートパスタが製造され、小麦独特の風味はないが、食感は通常の麺と同じように仕上げているそうだ。どちらかというと、プリッとした食感の方が強くなっているらしい。

国内のコメ消費が減り続ける中、米粉の工場では10年前から米粉商品を作り始め、昨年、「グルテンフリー」というパッケージに変えてからは、売り上げが急激に伸びた。「グルテンフリー」ブームが来れば、日本農業に新たな希望となる。

東京・渋谷区のグルテンフリー専門レストラン「リトル・バード」では、パスタ、餃子、バーガー、スイーツなどメニューのすべてが小麦粉を使わず調理されている。セリアック病でグルテンを食べられない人にとっては、朗報だ。

グルテンフリー食品が、健康ブームに乗って農水省も「グルテン不使用」の表示に向けて動き出すなど、日本農業の新たな売りになりつつあるのだが、ブームというより、体質的にグルテンを食べられなかった人たちの食のバラエティーが増えれば、食べることの楽しみが増えるので、もっと食品開発をして欲しい。
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