ためると嫌なので、サラッと読んで、投稿しておきます。
以前にも書いたが、外国人移民によって犯罪が増加する、と信じる人がいるのは、特に日本だけではないし、それに関しても、賛否両論あるわけであるが、
His-Panic
Talk TV sensationalists and axe-grinding ideologues have fallen for a myth of immigrant lawlessness.
BY RON UNZ
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は、アメリカの保守系の記事で紹介された、移民が無法者である、という神話に一石を投じる投稿である。
で、アメリカでは、「収監されている３分の１が不法外国人だ」とか、「不法外国人の犯罪のうねり」だとか、「国境にいる不法移民は殺人者、麻薬密売人、また、公共物などの汚損し、こうした人達が入国することは、非常に危険だ」などという識者や政治家などがおり、２０００年に行われた調査によりば、７３％のアメリカ人は、移民によって犯罪率は増加すると考えている、と言われている。
で、そのあと細かな分析に入っているが、細かい分析はすっ飛ばした。要するに、統計の読みの問題であるが、わりに合理的な読み方をしているという印象である。
で、結論として、
移民、特に不法移民は暴力的な犯罪を犯しやすいと広く信じられているが、実際には、ヒスパニックだろうが、そうでなかろうが、どの文化に属するグループであっても、移民はアメリカ生まれの子供よりも犯罪率は低い、という。
アメリカではヒスパニックの犯罪率は高いと信じられているが、全体としては、”白人”の犯罪率と大差ない、という十分な証拠がある、と。貧困と犯罪が関係するといわれるが、現状のヒスパニック系の人々は新しい移民であり、比較的にまだ、貧困であるが、それでもこの程度の犯罪率なのだから、彼等が出世して貧困が解消されれば、むしろ、犯罪率はもっと下がるかもしれない、と。
・・・・ まず、保守系のサイトでこうした記事が掲載された、というところが面白い。
さらに、アメリカでは、外国人移民＝犯罪者 という印象が広く行き渡っている、というところに注目したい。
英語圏では、日本のことについて論じられるとき、外国人嫌い、というの形容詞とともに使われることがよくあるが、しかし、外国人移民を犯罪者と結びつける傾向などは、イギリスでもアメリカでもあるわけである。
ある事象を２，３取り出して、それが他国と共通するにもかかわらず、日本だけ特異な形容詞を冠するのは、やはり、そうしたことを書く海外特派員が日本人を異質の他者化しているからであろう。
非”白人”に対するヘイトクライムが多く、かつ、”有色人”を犯罪者だと思う人が多いからといって、ことあるごとに、”有色人”嫌いなアメリカ・イギリスなどと書けばやはり、おかしなものだろう。
さて、本題については、まあ、これからも論争は続くだろう、と思う。
私の感想では、まず、外国人、移民、○○系、というくくり方自体があまりにも恣意的で、おおざっぱすぎる。
そして、論者も指摘するように、犯罪の種類、犯罪統計の場所、そこでの人口比、年齢などにも注意を払う必要がある。
結局、○○系だから、犯罪率が高い・低い、犯罪を犯しやすい、犯しにくい、というのは、あまり意味のある論議ではないのだろう、と思う。”人種”による知能指数統計と同じで、それが何かの役に立つ統計かどうか疑わしい。
いずれにせよ、特にメディア関係者におかれては、ある国籍保持者や外国人一般に対する不当な偏見を形成・助長しないように注意していただきたい、と思う。
さて、そのアメリカ
Contradictions
Tags: Juan
Posted on February 20, 2010 by juan
ジョージア州で行われたKKKによる反移民デモ。「各人種はそれぞれの場所に、というのが神のご意志」と。
・・・・国内の記者や、あるいはアメリカ在住の海外特派員は見飽きてこうしたことはあまり記事にもしないのだろうか？
日本を特異な国として描出したがる、あの英語ブログの投稿者たちは、日本の記事も自国の記事も読んでいないのだろうか？
Indian cricketers cancel tour to Australia
South East Asia News.Net
Wednesday 3rd March, 2010 (IANS)
インドからのクリケット選手の団体が、安全上の理由からオーストラリア遠征をキャンセルした、と。
最近、オーストラリアでのインド人襲撃の報道がインドで過熱したせいでしょう。
Elections: Liberals, Wilders big winners
Thursday 04 March 2010
Big gains for far-right leader Geert Wilders as Dutch go to the polls
Anti-Muslim populist looks to dominate political landscape as general election looms
an Traynor, Europe editor
The Guardian, Thursday 4 March 2010
オランダ ヘルト・ウィルダース率いるオランダの反移民極右政党が地方議会選挙で躍進。総選挙でも優位にたつかもしれない、と。
（外国人犯罪）
以前にも書いたが、外国人移民によって犯罪が増加する、と信じる人がいるのは、特に日本だけではないし、それに関しても、賛否両論あるわけであるが、
His-Panic
Talk TV sensationalists and axe-grinding ideologues have fallen for a myth of immigrant lawlessness.
BY RON UNZ
は、アメリカの保守系の記事で紹介された、移民が無法者である、という神話に一石を投じる投稿である。
According to Lou Dobbs, “a third of the prison population in this country is estimated to be illegal aliens,” and Glenn Beck regularly warns of “an illegal alien crime wave.” Congressman Tom Tancredo insists, “The face of illegal immigration on our borders is one of murder, one of drug smuggling, one of vandalism for all the communities along the border, and one of infiltration of people coming into this country for purposes to do us great harm.” Michelle Malkin adds an even more terrifying note, calling our borders “open channels not only for illegal aliens and drug smugglers, but terrorists, too.” Even as far back as 2000, the highly regarded General Social Survey found that 73 percent of Americans believed that immigration caused higher crime rates, a level of concern considerably greater than fears about job losses or social unity.
で、アメリカでは、「収監されている３分の１が不法外国人だ」とか、「不法外国人の犯罪のうねり」だとか、「国境にいる不法移民は殺人者、麻薬密売人、また、公共物などの汚損し、こうした人達が入国することは、非常に危険だ」などという識者や政治家などがおり、２０００年に行われた調査によりば、７３％のアメリカ人は、移民によって犯罪率は増加すると考えている、と言われている。
で、そのあと細かな分析に入っているが、細かい分析はすっ飛ばした。要するに、統計の読みの問題であるが、わりに合理的な読み方をしているという印象である。
で、結論として、
While there is a widespread popular impression that immigrants, especially illegal immigrants, have a propensity for violent crime, actual studies almost invariably come to the opposite conclusion: for almost every ethnic group, Hispanic or otherwise, immigrant generations have lower rates of criminal behavior than their American-born children.
移民、特に不法移民は暴力的な犯罪を犯しやすいと広く信じられているが、実際には、ヒスパニックだろうが、そうでなかろうが、どの文化に属するグループであっても、移民はアメリカ生まれの子供よりも犯罪率は低い、という。
The evidence presented here powerfully refutes the widespread popular belief that America’s Hispanics have high crime rates. Instead, their criminality seems to fall near the center of the white national distribution, being somewhat higher than white New Englanders but somewhat lower than white Southerners. Taken as a whole, the mass of statistical evidence constitutes strong support for the “null hypothesis,” namely that Hispanics have approximately the same crime rates as whites of the same age.
We must bear in mind that most Hispanics are still of very recent immigrant origins and thus are considerably poorer than the average American. There actually does exist a connection between poverty and crime, even if liberals make such a claim, and since today’s Hispanic population has roughly the same crime rate as far more affluent whites, there is every reason to expect that this crime rate will drop further as Hispanics continue to move up the economic ladder.
アメリカではヒスパニックの犯罪率は高いと信じられているが、全体としては、”白人”の犯罪率と大差ない、という十分な証拠がある、と。貧困と犯罪が関係するといわれるが、現状のヒスパニック系の人々は新しい移民であり、比較的にまだ、貧困であるが、それでもこの程度の犯罪率なのだから、彼等が出世して貧困が解消されれば、むしろ、犯罪率はもっと下がるかもしれない、と。
・・・・ まず、保守系のサイトでこうした記事が掲載された、というところが面白い。
さらに、アメリカでは、外国人移民＝犯罪者 という印象が広く行き渡っている、というところに注目したい。
英語圏では、日本のことについて論じられるとき、外国人嫌い、というの形容詞とともに使われることがよくあるが、しかし、外国人移民を犯罪者と結びつける傾向などは、イギリスでもアメリカでもあるわけである。
ある事象を２，３取り出して、それが他国と共通するにもかかわらず、日本だけ特異な形容詞を冠するのは、やはり、そうしたことを書く海外特派員が日本人を異質の他者化しているからであろう。
非”白人”に対するヘイトクライムが多く、かつ、”有色人”を犯罪者だと思う人が多いからといって、ことあるごとに、”有色人”嫌いなアメリカ・イギリスなどと書けばやはり、おかしなものだろう。
さて、本題については、まあ、これからも論争は続くだろう、と思う。
私の感想では、まず、外国人、移民、○○系、というくくり方自体があまりにも恣意的で、おおざっぱすぎる。
そして、論者も指摘するように、犯罪の種類、犯罪統計の場所、そこでの人口比、年齢などにも注意を払う必要がある。
結局、○○系だから、犯罪率が高い・低い、犯罪を犯しやすい、犯しにくい、というのは、あまり意味のある論議ではないのだろう、と思う。”人種”による知能指数統計と同じで、それが何かの役に立つ統計かどうか疑わしい。
いずれにせよ、特にメディア関係者におかれては、ある国籍保持者や外国人一般に対する不当な偏見を形成・助長しないように注意していただきたい、と思う。
さて、そのアメリカ
Contradictions
Tags: Juan
Posted on February 20, 2010 by juan
Today we drove to Nahunta, GA where the Ku Klux Klan was organizing an anti-immigrant demostration, under the premise that “God put each race in their respective continent and they were meant to stay there. “
ジョージア州で行われたKKKによる反移民デモ。「各人種はそれぞれの場所に、というのが神のご意志」と。
・・・・国内の記者や、あるいはアメリカ在住の海外特派員は見飽きてこうしたことはあまり記事にもしないのだろうか？
日本を特異な国として描出したがる、あの英語ブログの投稿者たちは、日本の記事も自国の記事も読んでいないのだろうか？
Indian cricketers cancel tour to Australia
South East Asia News.Net
Wednesday 3rd March, 2010 (IANS)
A group of Indian cricketers from academies in Rajasthan and Madhya Pradesh cancelled a tour to Australia due to safety concerns linked to attacks on Indians there, an official said.
Bruce Adams, the organiser of a tour of up-and-comers, said: 'Cricket is the greatest tie we have between the two countries.'
The Age reported Wednesday that the tour for 18- to 24-year-olds was scheduled to promote goodwill, pitching first-grade Indian players against local cricket teams in Canberra.
Security concerns forced six players to withdraw, the media report said. 'It's really disappointing. There was nothing I could say to change their minds.
'This is a massive wake-up call for Australia to take responsibility for the actions of everyone,' The Age quoted Adams as saying.
インドからのクリケット選手の団体が、安全上の理由からオーストラリア遠征をキャンセルした、と。
最近、オーストラリアでのインド人襲撃の報道がインドで過熱したせいでしょう。
Elections: Liberals, Wilders big winners
Thursday 04 March 2010
The two Liberal parties VVD and D66 emerged as the big winners in the local elections on Wednesday, making gains in district, town and city councils nationwide.
And Geert Wilders' anti-Islam PVV became the biggest party in Almere and number two in the Hague, the only two cities where it took part.
Big gains for far-right leader Geert Wilders as Dutch go to the polls
Anti-Muslim populist looks to dominate political landscape as general election looms
an Traynor, Europe editor
The Guardian, Thursday 4 March 2010
Geert Wilders, the Dutch far-right anti-immigrant maverick, scored big gains in yesterday's local elections in the Netherlands, according to projections last night, indicating he may dominate the political scene in the run-up to the general election in three months.
オランダ ヘルト・ウィルダース率いるオランダの反移民極右政党が地方議会選挙で躍進。総選挙でも優位にたつかもしれない、と。
（外国人犯罪）
