まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

本を読む けだるさ超えて 秋の雨

2017年11月18日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、夕方まで雨が降っていた。気温は10.0度から13.8度、湿度は72%から74%、風は1mから5mの北西の風が少しばかり強かった。明日の19日は、冬型の気圧配置となるため、概ね曇る見込みらしい。

 

 今日は一日中、雨だった。昨日草刈りをしたので、今日は休養日の予定だったが、奥方の置き手紙にはご用がいっぱい・・・。

 

 二階の物置からファンヒーターをリビングに下ろしておいて下さい。

 

 灯油を二缶、買ってきて、ファンヒーターに給油しておいて下さい。

 

 二人のビールがないので買っておいて下さい。夕食は遅くなるので、先に残り物で食べておいて下さい。あと、なんたらこうたら・・・。

 

 お昼からはまたしてもここにやってきた。今日は出勤日ではない。

 

 「来年の「へんろ道ガイド」のためになるから、この研究会に出て下さい」という、会長からの連絡があったためである。ま、雰囲気だけでもと、午後の部に参加してみた。

 

 午後からは、いつもの、「片桐 孝浩」先生である。講題は「大窪寺道」で、今日は長尾寺さんから、この前山ダム周辺までの遺跡や石造物についての調査報告だった。

 

 この先生は、何十年もの時間をかけて、香川県下の石造物やへんろ道を調査してきている。だから、「おへんろつかさ養成講座」でも、毎年、志度寺から大窪寺までの丁石や石造物についても講義している。

 

 今回は長尾寺さんから、ダムに沈む前の前山地区までの遺跡や石造物についてのお話だった。特に「花折庵」という建物があったことや、道標が変な位置に移設されていることに驚いた。

 

 私たちは「香川へんろ研究会」には参加していないのだが、明日、「おへんろつかさ養成講座」の「へんろ道現地研修」があって、志度寺から大窪寺までのへんろ道を歩きながら(一部バス輸送)研修をする予定なので、その事前学習でもあった。

 

 だから、今日の参加者20名ほどの内に、つかさの会員さんが8名も参加して勉強していた。

 

 こうした緻密な資料を頂けただけでも参考になることばかりだった。

 

  今日の掲示板はこれ。「この一年 悔いなしと散る 落ち葉かな」というもの。花には花の役割があり、葉っぱには葉っぱの役目がある。冬が近くなると、広葉樹などは広い葉っぱでは水分を発散させるので木が弱るために葉っぱを切り落と す。また、光合成能力の落ちてきた葉っぱでも植物は弱る。そこで葉っぱを捨ててしまう。紅葉はその前段階で変色するものらしい・・・。紅葉も落葉もお仕事 を終えた葉っぱを切り離すことでおきる自然現象。これを悲しいと見るか、寂しいと見るかは人間様のこころのありようだけ・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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