まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

へんろ道 法を聞けよと 鳥の声

2017年03月04日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は、高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は4.2度から13.5度、湿度は94%から63%、風は1mから2mの西の風が少しばかり。明日の5日は、引き続き高気圧に覆われて晴れるけれど、気圧の谷の接近で昼過ぎからは曇る見込みらしい。

 

 今日は、「おへんろつかさの会」主催の、●「ルンルン♪春遍路」大窪寺~切幡寺●という、へんろ道ウォーキングの日。さぬき市役所に8時集合・・・ということで、私たちは7時半前に集まって準備。私の担当は「カメラマン」。

 

 今日のコースはこんなもの。ウォーキングと言っても、ほとんどがバスで、歩くのは3時間少々。

 

 バスで移動し、大窪寺門前で下車。ここで、簡単な挨拶やら注意事項の伝達がある。その後、旧遍路道、四国の道(阿讃山麓のへんろみち)を歩いて下る。胎蔵ヶ峰から流れ出た、清らかな水の音を聞きながら、早春の古道を、約1時間半ほど歩く。

 

 谷川に沿って下る旧道である。つぶれた民家や細い木もれ日の見える山道を下っていき、途中から国道377号線に出て、そこを下っていく。通称、「四つ足堂(現地蔵堂)」で説明を受ける。なおも歩いて東かがわ市五名、長野という集落からはバスに乗って切幡寺に向かう。

 

 今回の参加者は、ゲストさんが17名、サポートの会員さんが20名、計37名である。

 

 バスで移動中、途中で犬の墓という所を見学する。

 

 バスを降りて旧道をしばらく歩く。

 

 これが犬の墓だと言われているもの。青年僧空海さんを猪から守って亡くなった犬をおまつりしてあるものだとか。

 

 ここから農道を歩いてバスの待つ場所まで移動する。その後、バスに乗って、10番札所「切幡寺」に向かう。大窪寺で結願した後、10番札所切幡寺へお参りすると、お四国全ての道が繋がると言い伝えられている。

 

 切幡寺の石段は333段。長くきつい石段である。切幡山の中腹、標高155メートルに境内がある。国指定重要文化財である大塔からの眺望はすばらしく、眼下には吉野川がゆったりと流れ、前方には四国山脈の雄大な山々が連なって見える。

 

 これが、「大塔」と呼ばれているもので、初重と二重の間が方形で、日本唯一の構造様式。豊臣秀頼が秀吉の菩提を弔うため建立、明治6年に移築し、完成に10年を要した。

 

 今日のお昼はここ。大窪寺門前にある「八十八(やそば)庵」。

 

 もちろん、ここでは「打ち込みうどん」。みなさん、歩き疲れておなかぺこぺこ。今日は気温も高くて、着ている物を脱ぎながら歩いてきたのに、ここでも汗をふきながらのおうどんになった。今日の会費は、このおうどん(850円)込みの2,000円だった。

 

 その後は、大窪寺さんへ自由参拝。みなさん、家族や友人へのおみやげ選びにも夢中だった。14時過ぎにバスに乗り込んでお帰りになった。私はここから自宅へ向かった。

 

 今日の掲示板はこれ。「善し悪しの 写る姿の影法師 よくよく見れば 我が姿なりけり」というもの。自分の鏡に写る姿というのは、よくよく考えてみれば、自分の心の善悪を映しだしているようなものだということだと思う。影は実際の姿が地上に映ったもの だが、それは、かならずしも本当の姿ではないし、自分の心の姿が投影されたものとし、その影を、よくよく反省の材料として、見つめるべきであると教えてく れているのかも知れない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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