ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

紙幣バリアフリー 視覚障害者が使いやすく 政府、取り組みに着手

2013年05月20日 01時23分37秒 | 障害者の自立
 麻生太郎財務相は17日の衆院財務金融委員会で、視覚障害者が使いやすい紙幣にする取り組みとして、5千円券のホログラムの拡大や券種の識別機器の開発などに着手していると述べました。「金融のバリアフリー」を一貫して求めてきた日本共産党の佐々木憲昭議員への答弁です。

 質疑のなかで、佐々木氏は「一歩前進」と評価しつつ、いっそうの改善に向けて障害者の声をくみつくすべきだと主張しました。山口俊一財務副大臣は「ご指摘の通り。できるだけ幅広く意見を聞き利用者の立場にたって改善していきたい」と応じました。

 佐々木氏は「買い物で後ろに人が並ぶと焦る。紙幣の隅々まで触って判別するのは難しい」など視覚障害者の切実な声を示しました。障害者と協議してユーロ紙幣を発行する欧州の取り組みにもふれ、「一瞬にして形や手触りでわかる紙幣」などの具体的な改善を促しました。麻生氏は「ユーロの基本的な考え方はまったく理解できる」、山口氏は「欧州は福祉の視点に立っており、さすがだなと思う」と答えました。

 また視覚障害者が金融機関の窓口でおこなう代筆依頼への対応を徹底するよう求めたのに対し、麻生氏は「きめ細かい対応が必要。金融庁としても金融機関に対してさらに徹底させたい」と表明。点字の通帳など視覚障害者が取引の履歴がわかる書類の発行についても「障害者の利便性がいっそう高まるように、金融機関の取り組みを促すよう進めたい」と述べました。

しんぶん赤旗- 2013年5月19日(日)

7競技で1000人が熱戦 鹿児島県障害者スポーツ大会

2013年05月20日 01時18分16秒 | 障害者の自立
 第7回鹿児島県障害者スポーツ大会が19日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場など4会場であった。身体、知的障害のある13~86歳の1000人余りが参加。あいにくの雨となったが、陸上や水泳、アーチェリーなど7競技に挑んだ。
 開会式で中種子町増田の豊裕市郎さん(58)が「仲間と協力し、精いっぱい頑張ります」と宣誓。年齢や障害の状態ごとに分かれ、熱戦を繰り広げた。
 知的障害の少年男子100メートル1組目で1位だった霧島市の牧之原養護学校高等部3年の永田一貴君(17)は「雨で少し走りにくかったけれど、練習の成果を出せた」と喜んだ。
上位入賞者のうち39人が、10月に東京都である全国大会に出場する。


熱戦を繰り広げる選手たち=19日、鹿児島市の県立鴨池陸上競技場

南日本新聞-(2013 05/19 20:30)

障害者雇用 昨年度は最高

2013年05月20日 01時16分59秒 | 障害者の自立
 2012年度に県内のハローワークを通じて就職した障害者は、前年度比18・1%増の998件で過去最高となったことが、富山労働局のまとめでわかった。就職率も69・4%で4年連続の上昇。企業・公共機関の障害者の法定雇用率が4月に引き上げられたことで、民間企業は雇用増加につながったが、県教委は法定雇用率を下回る可能性がある。

 障害種別の就職状況は、身体370件(前年度比5・7%増)、知的185件(同18・6%増)、精神398件(同29・6%増)などとなり、過去最高だった前年度を更新。中でも精神障害者は08年度99件、09年度136件、10年度218件、11年度307件と堅調に伸び続けている。

 就職件数の上昇は、雇用側の理解やサポートの改善の一方、今年4月の法定雇用率引き上げを前に、駆け込み雇用もあったとみられる。同労働局の担当者は「精神障害者に理解を示し、前向きに受け入れてくれる企業が増えた。今後は就職した障害者が職場に定着できるような支援が必要になる」と説明する。

 障害者の法定雇用率は今年4月から、民間企業で1・8%から2・0%、県、県警、地方公共団体などは2・1%から2・3%、県教委は2・0%から2・2%に変更した。

 従業員50人以上の企業・公共機関は、毎年6月1日時点の雇用状況をハローワークに報告しており、厚労省によると、昨年6月1日時点の障害者の雇用状況は、県が84人、県教委125人、県警6人で、いずれも不足数は生じていないという。

 ただ、法定雇用率達成の可否は職員数に法定雇用率を乗じ、1未満を切り捨てる計算方法で判断しているため、実際の雇用率と大きく異なるケースもある。

 職員数322人の県警の場合、法定雇用率2・1%で計算すると6・762人の雇用が必要となり、わずかに足りないが、小数点以下を切り捨てることで達成とみなされている。実雇用率は1・86%にとどまっている。

 一方、職員数6235人の県教委は、法定雇用率2・0%で計算した場合、雇用義務は124・7人で、実雇用率も2・0%でかろうじて達成している。しかし、変更後の2・2%で考えると、職員数が多いため137・17人に跳ね上がり、10人以上足りない。

 県教委幹部は「教員免許が必要となるなど、職務上、障害者の雇用が難しい面もある」と頭を抱える。

 同労働局は、障害者の就職を進めるには公的機関が率先して雇用を拡大していく必要があるとし、県教委に資格を必要としない学校事務などで障害者の活用を助言するなど、法定雇用率達成へ働きかけている。

(2013年5月19日 読売新聞)

障害者の世界陸上 メダルへ二人三脚

2013年05月20日 01時10分17秒 | 障害者の自立
大阪の20歳 来月1500メートルに挑む

 大阪府八尾市在住で、知的障害を伴う自閉症の門田丈幸(たけゆき)さん(20)が、6月にチェコ・プラハで開かれる知的障害者の「陸上世界選手権」の1500メートル日本代表に選ばれた。昨年秋の国内大会で同種目優勝、先月の記録会では、4分20秒を切る自己ベストを記録した。伸び盛りのアスリートは、2016年のリオデジャネイロパラリンピックを見据え、コーチと二人三脚で1日20キロの走り込みを続けている。

 門田さんは両親と姉の4人暮らし。幼い頃は障害の影響で思うように言葉が出ず、泣きべそをかくこともあったが、母親の恵子さん(47)は「友だちや先生など、出会いに恵まれ、優しく育ってくれた」と話す。

 陸上競技は中学時代から。「一番になりたくて、走るのが好き」だったが、記録は思うように伸びなかった。「卒業しても走りたい」と思っていた高3の夏、知人の紹介で丹波徹二さん(32)と出会った。

 丹波さんは当時、全国障害者スポーツ大会の府選手団コーチで、近所に住んでいた。丹波さんは門田さんの陸上への熱意を知り、二人三脚が始まった。

 卒業後、門田さんは回転ずしチェーン店に勤務。丹波さんは、鍼灸(しんきゅう)師として働く。週2回程度時間を合わせ、八尾市の久宝寺緑地周回コースや生駒山地の登山道などで練習を重ねた。

 「どうすれば速く走れるか」。丹波さんが、腕の振り方などを身ぶり手ぶりを交えて丁寧に説明を続けると結果は出た。昨年10月、岐阜県で開かれた全国障害者スポーツ大会では、1500メートルで優勝、800メートルでも2位。翌11月に開かれた世界選手権選考会で代表3人に入った。今年4月に府内であった記録会では、1500メートルの自己ベスト4分17秒25を記録した。

 知的障害者の日本男子の記録は4分5秒52。まだ差はあるが、丹波さんは「若くて可能性がある。(4分)15秒、10秒を切ってもおかしくない力がある」と期待する。

 17日の練習では門田さんが自らデザインしたTシャツ姿で、フォームの確認を行った。間近に迫る選手権を前に門田さんは「走ることで、ピシッとした気分になれる。選手権は記録を出してメダルを狙いたい」と意気込み、プラハまで応援に行くという恵子さんも「丈幸の頑張る姿が、障害を持つ子たちや家族の励みになれば、うれしい」と話している。(安田弘司)

(2013年5月19日 読売新聞)

障害者就労のピザ店オープン

2013年05月20日 01時06分34秒 | 障害者の自立
 尾道市因島重井町に、知的障害者たちが働くピザとパスタの店がオープンした。障害者の就労支援施設などを運営する社会福祉法人若葉(因島大浜町)が就労訓練の場にと開いた。施設に通う2人が職員と接客や調理を担当している。

 店名は、フランス語とイタリア語を組み合わせ「アン・パッソ」とした。一歩の意味という。開店と同時に訪れた主婦たちに茶色のエプロンとベレー帽姿の吉本実加さん(20)たち4人が「いらっしゃいませ」と出迎えた。吉本さんと厨房(ちゅうぼう)担当の宇野幸司さん(31)は知的障害があり、同法人の施設に通っている。

 メニューは、カルボナーラなどパスタ3種類と、自家製生地にピーマンやサラミ、シメジなどを載せたピザ。吉本さんは「お客さんとおしゃべりできるのがうれしい。早く慣れたい」と張り切る。

 店舗は昨年10月、建築会社の事務所跡(約30平方メートル)を改修し、今年4月下旬に完成した。工事費約750万円の一部に国の障害者自立支援特別対策事業の補助金を充てた。同店=電話0845(25)1111。


【写真説明】オープンした「アン・パッソ」の店内

中国新聞- '13/5/19