ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

福岡農高生ら、太宰府・都府楼の梅収穫

2012年05月31日 02時46分03秒 | 障害者の自立
 福岡県太宰府市大佐野の県立福岡農業高校食品科学科3年生とNPO法人太宰府障害者団体協議会員ら約50人が29日、同市観世音寺の大宰府政庁跡で「都府楼の梅」を収穫した。同科は5年前から都府楼の梅を活用した特産品作りに取り組んでおり、その一環。

 収穫した約180キロの梅は梅干し、梅酢みそ、梅シロップなどに加工する。昨年に続いて参加した山崎舞さん(17)は「楽しい。とれた梅はシロップなどにしますが、人気でうれしい」と話した。

 NPO法人側は「障害者のための仕事を作りたい」と2年前から梅酢みその作り方を高校から習っている。30日は高校で生徒と一緒に加工作業をする。


「都府楼の梅」を収穫する福岡農高の生徒ら=太宰府市観世音寺

朝日新聞 -2012年5月30日11時36分

特別支援学校で津波避難訓練

2012年05月31日 02時39分54秒 | 障害者の自立
 内閣府が去年5月に出した推計。

 東日本大震災の際に、岩手・宮城・福島の3県の海に面した市町村で、人口に占める死者・行方不明者の割合は、およそ1パーセントでした。

 一方、障害者のある人では、9000人のうち死者・行方不明者は200人以上、2パーセントあまりと、犠牲になった確率が2倍以上に跳ね上がります。

 このように障害のある人の避難が課題になる中、黒部市の海岸近くの特別支援学校で、30日、障害のある子供たちを対象に、津波を想定した避難訓練が行われました。

 県立にいかわ総合支援学校。

 黒部市の海岸からおよそ200メートルの場所です。

 県が今年3月に発表した津波シミュレーション調査の結果では、呉羽山断層帯の海域延長部分を震源としたマグニチュード7・4の地震が発生すると、黒部市には、最大3・5メートルの津波が到達すると予測されます。

 30日の訓練では、避難経路を学校の中と外にわけ、2階の教室に避難しました。

 この学校に通っているのは、知的障害のある子供と体の不自由な子供あわせて168人。

 30日は、速やかな判断が出来ない子供には教員が指示を出し、自らの足で避難できない子供は、教員が抱きかかえながら、避難しました30日の訓練では、避難終了の目標を6分以内としていたのに対し、実際にかかった時間は5分30秒でした。

 しかし課題もあります。

 県のシミュレーションでは、津波の到達時間は地震の2分後。

 避難時間をさらに短縮しなければなりません。

 「本校は平屋の校舎で2階はここしかないんです。ほかに2階を準備できるのか。今後、県と相談して進めなきゃいけないと思っています」にいかわ総合支援学校では、今後も訓練を重ねることにしています。



(チューリップテレビ公式サイト 2012年05月30日 16時51分)

ALS介護延長 妻「やっと終わった」

2012年05月31日 02時36分15秒 | 障害者の自立
◎24時間はかなわず

 和歌山市が29日、4月の和歌山地裁の判決を踏まえ、市内に住む筋萎縮性側索硬化症(ALS)の男性患者(75)の訪問介護時間を1日あたり約12時間から約21・5時間に増やしたことを受け、男性の家族や訴訟の支援を続けてきた関係者には喜びが広がった。決定までに時間がかかったことや、求めていた24時間介護が認められなかったことには不満の声も漏れた。


 判決を受け、市障害者支援課の担当者2人が今月11日に男性宅を訪れ聞き取り調査した。「妻の心身の状況を十分に考慮していない」と判決で指摘されたため、市側は男性の健康状態や、介護をする妻(74)がひざの具合が悪く、立ったり座ったりするにも苦労している実態などを詳しく聞いたという。


 市はこれまで男性の介護は基本的に妻1人で十分可能として、ヘルパーによる訪問介護時間を1日約12時間と決めていた。同課の担当者は今回、介護時間を増やした理由について、「妻の体の状態を考えると、単独での介護は難しいと判断した」と説明する。


 市は判決の指摘や調査内容を踏まえ障害者自立支援法に基づく昨年6月から今年5月までの男性の重度訪問介護の時間を増やし、介護保険分と合わせて1日計約21・5時間が必要と判断。さらに今年6月以降の1年分についても同様の訪問介護時間にすることを決め、29日午前に市の担当者が男性宅を訪問し伝えた。


 妻から訪問介護時間が増えたことを伝えられた男性はベッドの上でかすかに口元を動かし、笑顔を見せた。妻は「私の介護負担を心配していたので、安心したのでは」とほほ笑んだ。


 ただ最初に県に不服審査請求を申し立てた10年7月から2年近くかかったことを振り返り、「結果がなかなか出ないので疲れた。やっと終わった」とほっとした表情を見せた。


 訴訟の支援を続けてきた在宅介護支援センター和歌山生協病院の森田隆司事務長は「介護時間が増えたことは一つの区切りだが、介護をする妻の体の調子が悪いので、毎日が緊急事態に追い込まれている。やはり求めていた24時間の訪問介護を市は認めてほしかった」と述べた。

朝日新聞 -2012年05月30日

交差点信号の音量改善に安心

2012年05月31日 02時33分25秒 | 障害者の自立
 広島県警は30日、広島市安佐南区の国道183号の古市交差点にある信号に取り付けた音響装置の音量を上げた。視覚障害者の改善要請に応えた。「良く聞こえるようになった」と近くの視覚障害者たちは安心している。

 安佐南署交通課の担当者がこの日、現地で音量を確かめた後、業者に指示して音量を調節した。近くに住む視覚障害のある女性(70)は、「これで安心して渡ることができる」と音を確認していた。

 同交差点の音響装置はことし3月、周辺の視覚障害者の要望を受けて設置された。しかし、音量が低く、行き交う車の騒音にかき消されがちだったため、広島視覚障害者協議会が同署へ改善を申し入れていた。

 同署は24日から、交差点付近の世帯を訪問して理解を求めた。了承を得たため、音量を調整し直した。

中国新聞 - '12/5/31

介助犬訓練士目指し研修 糸島市の池田さん 九州補助犬協会で

2012年05月31日 02時30分06秒 | 障害者の自立
 手足が不自由な障害者を手助けする介助犬の育成に取り組む糸島市志摩の九州補助犬協会(桜井恭子理事長)で、20歳の女性が訓練士を目指して研修に励んでいる。介助犬の候補犬ルミナス(雌、2歳)の世話を担当し、障害者の自立支援に貢献する夢に向かって、ともに歩みを進めている。

 研修中の女性は同市在住の池田真子さん(20)。もともとは、飼い犬のしつけなどで専門的な知識や技能を有する「ドッグトレーナー」になるため、福岡市の専門学校に進学。今春、卒業した。

 介助犬の訓練士になろうと考えたのは、病気でこの世を去った同協会の候補犬と、訓練士のきずなをつづったノンフィクション「ノーブルとの約束」を読んだことだった。物を運ぶなど、障害者の自立をサポートする介助犬の社会で果たす役割を知り、訓練士になる決意をしたという。

 現在は、先輩の今田晶子さん(33)の指導を受け、ルミナスのブラッシングや散歩などを担当。車いすと並んで歩く介助犬ならではの動作を学ぶほか、車いすで生活する人がブラッシングできるよう、ルミナスを台に上がらせる基礎的な訓練にも励む。

 約2年間の研修を経て、同協会養成の訓練士第1号を目指す。池田さんは「一人前の訓練士となれるよう、ルミナスと一緒に努力したい」と語る。桜井理事長は「社会的な認知が進んでいない介助犬の普及のためにも、若い世代に頑張ってもらいたい」と期待を寄せる。

=2012/05/31付 西日本新聞朝刊=