ゴエモンのつぶやき

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障害者雇用、達成が5割未満 岡山労働局が県内企業調査

2012年12月31日 01時15分22秒 | 障害者の自立
 岡山労働局は今年の岡山県内企業の障害者雇用状況をまとめた。法定雇用率1・8%を達成した企業(従業員56人以上)は50%を切り、過去2番目の低さとなった。来年4月からは2%へ引き上げられ、対象も従業員50人以上に広がるため、同局職業対策課は「十分な周知と対策がなければ一層の悪化が懸念される」と危機感を募らせている。

 1171社の報告(6月1日現在)に基づき、身体、知的、精神障害者の雇用状況を集計した。雇用されている障害者は4566人(前年比250人増)と、統計がある1977年以降で最多を更新。全労働者に占める割合は1・82%(同0・08ポイント増)だった。障害種別では身体66・4%、知的29・9%、精神3・7%となった。業種は医療・福祉と製造で半数以上を占めた。

 一方、現行法定率の達成企業は49・8%(同0・3ポイント減)にとどまり、最悪だった2004年の49・6%に迫る低水準。今回の集計結果に引き上げ後の法定率を当てはめた場合、未達成企業は44・2%と大幅に悪化する。

 未達成企業(現行は従業員200人以上、2015年4月から同100人以上)には、欠員1人当たり月5万円の納付金が課され、長く改善されない場合は企業名が公表される。しかし、現行雇用率に引き上げられた98年を最後に、達成率は一度も60%台を回復せず悪化の一途をたどる。

山陽新聞-(2012/12/30 9:34)

障害者施設に手打ちそば贈呈

2012年12月31日 01時09分38秒 | 障害者の自立
 佐賀北ロータリークラブ(山口誠二会長)は28日、佐賀市兵庫南の障害者支援施設・長光園障害者支援センター(宮崎一哉園長)に、会員が栽培から手掛けた手打ちそば80人分を贈った。

 同クラブは9月から会員約40人が小城市三日月町の農地約2アールでソバを栽培。11月に収穫したばかりの新ソバで年越しそばを味わってもらおうと、初めてプレゼントした。香りを楽しめるよう盛りそばにして振る舞われるという。


佐賀北ロータリークラブの橋口健さんから手打ちそばを受け取る利用者の内田直美さん=佐賀市兵庫南の長光園障害者支援センター

佐賀新聞-2012年12月30日更新

視覚障害者に伝える 市民団体が音声ガイド付き映画上映会−−来月5日相模原で /神奈川

2012年12月31日 01時03分36秒 | 障害者の自立
 水俣病を世界に知らせたドキュメンタリー映画「水俣 患者さんとその世界」(71年製作、2時間47分、土本典昭監督)の音声ガイド付き上映会が来年1月5日、相模原市南区の小田急相模原駅ビル4階おださがプラザで開かれる。「『水俣』を子どもたちに伝えるネットワーク」(田嶋いづみ代表)らが「視覚障害者が同じ情報と思いを共有できるように」とガイドの台本を作成した。

 この映画は熊本県水俣市のチッソ水俣工場から流れ出た水銀汚染被害を追跡。汚染された魚介類を食べ水銀中毒の症状を訴える患者たちの苦悩を描いた。72年度ベルリン映画祭銀賞、73年度の第1回世界環境映画祭グランプリを獲得し、世界に「公害」を告発した記念碑的な作品だ。

 田嶋さんらは視覚障害者と共に写真や映像を見る体験を重ね、「見えていないものを見せ、聞こえていないものまでも聞かせて、見る者同士の共感をはぐくむ」情景描写の伝達手法を学んできた。今年7月から始めた台本作りでは、撮影現場に同行した土本監督の妻基子さんから、映像の説明を受けた。

 バリアフリー映画の音声ガイドづくりをしている全盲の舞台役者、美月めぐみさんらがモニターとなって表現方法を点検。映像シーンや登場人物の所作、字幕の朗読を含めて計417カ所の音声ガイドを付けた。田嶋さんらは水俣病被害を伝える取り組みの中で、視覚障害者のバリアフリー化を目指し10年2月に「音声サポート部会」を結成。音声ガイドは、新潟水俣病を追跡した記録映画「阿賀に生きる」に続いて4作目となる。

 上映は5日午後1時半から、入場無料。問い合わせは音声サポート部会(042・745・0676)。


音声ガイドの収録作業をする有山さん、西本さん、荒金さん、田嶋さん(左から)=相模原市内で26日

毎日新聞 2012年12月30日 地方版

アマバンドが施設慰問、障害者らと熱唱/厚木

2012年12月31日 00時58分39秒 | 障害者の自立
 年末、障害者に楽しいひとときを過ごしてもらおうと、アマチュアバンドによる年忘れコンサートが29日、厚木市七沢の県総合リハビリテーションセンター内の身体障害者支援施設「七沢更生ライトホーム」で行われた。入所者や職員ら約30人が生バンドの演奏を味わった。

 ことしで25回目。始まったころは合唱やバイオリン演奏、手品などさまざまな出し物が行われていたが、10回目あたりからカントリー&ウエスタンの「ステージ・コーチAバンド」(秋田晃バンドリーダー)単独の出演となったという。

 コンサートでは、メンバーが交代で「峠の我が家」「カントリーロード」などオールディーズやカントリーの名曲を歌った。身体や視覚などに障害のある入所者らは手拍子や体をスイングさせながら曲のリズムに合わせていた。

 生バンドの演奏をバックに入所者らが歌うコーナーもあり、「お正月」「上を向いて歩こう」などを熱唱。笑顔を見せていた。


職員ら約30人が生バンドの演奏を味わう様子=厚木市の県総合リハビリテーションセンター

カナロコ(神奈川新聞)-2012年12月30日

レストラン好評で2号店 障害者就労支援NPO

2012年12月31日 00時53分32秒 | 障害者の自立
 障害のある人の就労支援などに取り組むNPO法人「あかり広場」(鳥取県米子市皆生温泉2丁目、渡部恵子代表)は1月、利用者の作品の鑑賞と食事が楽しめるギャラリー&レストラン「O'tyano Second(オッティアーノ・セカンド)」を同市東倉吉町に開店する。運営の中心となるのは互いに異なる障害を抱える同NPO職員と利用者スタッフ。フォローし合いながら、笑顔あふれる店づくりを目指す。

 同NPOが既に運営しているカフェレストラン「O'tyano」(同市皆生温泉2丁目)が好評なことから、2号店として1月16日に開店する。

 開店間近の店内にはカラフルにペイントした石など、同NPOのサービス事業を利用する人たちが制作したオブジェがずらり。マグネットなど小物の販売も行う。渡部代表は「作品が皆さんの目に触れることで利用者も頑張れる」と話す。

 彩り豊かな10食限定の「オッティアーノランチ」(500円)をはじめカレーライス、スイーツセットなどの料理は、職員の森田次江さん(59)が担当する。

 森田さんは5年前に同NPOで働き始めた当初、聴覚障害があるため利用者とのコミュニケーションに戸惑いもあったが、持ち前の笑顔と優しさで、今では利用者にとって欠かせない存在だ。ホール担当の吉田万里佳さん(24)は「森田さんは優しいし面白い。料理が上手で、すごい」と信頼を寄せる。

 「お客さまの言葉を一生懸命読みとって頑張りたい。たくさんの方に来てほしい」と森田さん。電話の取り次ぎなど、利用者スタッフが森田さんをサポートする場面もある。スタッフの船岡一雄さん(46)は「一緒に頑張っていきたい。仕事は楽しいです」と笑顔を見せた。

 渡部代表は「なかなか伝わらなくてもお互いイライラしたりしない。緩やかなスピードで接するこの人たちの姿を見る中で、気付かせてもらったことがたくさんある」と言う。障害がある人にも健常者にも笑顔で来てもらえる店を目指している。


来店客を「笑顔で迎えます」と張り切る(左から)船岡さん、森田さん、吉田さん=米子市東倉吉町の「オッティアーノ・セカンド」

日本海新聞-2012年12月30日