ゴエモンのつぶやき

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長野の障害者施設に流産の胎児 性的虐待の疑いで調査

2018年04月30日 12時07分56秒 | 障害者の自立

 長野県内の障害者支援施設で昨年5月、知的障害などがある女性が流産した胎児が衣類に包まれた状態で見つかっていたことがわかった。施設から報告を受けた女性の出身自治体が、性的虐待を受けた後に流産した疑いがあるとみて任意で調査したが、すぐに警察には届けられず、詳しい経緯は判明していないという。自治体は調査結果を県に報告した。

 女性は施設の個室に長期型の入所をしていた。日中は他の支援施設で働き、夜間は戻ってきていた。施設間の移動は職員が送迎していたという。

 流産の判明後、女性の出身自治体が任意の調査に入った。県によると、県も自治体も「女性が性的虐待を受けた疑いがある」とみていたという。しかし、自治体が実施した聞き取りでは、妊娠の経緯は明らかにならなかった。

 その後、女性側から被害が警察に届けられたが、胎児はホルマリンで保存され、DNA型鑑定は困難だったと県は説明している。

 知的障害者の性被害事件に詳しい杉浦ひとみ弁護士は「障害者は被害を訴えにくい構造がある。だからこそ、被害が分かったときに徹底して調査することが必要だ。なぜすぐに警察に届け、DNA型鑑定をしなかったのか。いまからでも徹底して調べるべきだ」と指摘。「事案が発覚した場合の施設や自治体の対応をマニュアル化すべきだ」と話す。

 施設を運営する社会福祉法人は、代理人の弁護士を通して「個人のプライバシーに関係することや、障害者の権利に関わることは、回答できない」とコメントしている。

2018年4月29日    朝日新聞


知的障害の女性に性的虐待か 障害者施設で流産の胎児が発見される

2018年04月30日 11時55分05秒 | 障害者の自立

弁護士「障害者は被害を訴えにくい構造がある」

障害者施設で流産の胎児が発見される

長野の障害者施設に流産の胎児 性的虐待の疑いで調査

 長野県内の障害者支援施設で昨年5月、知的障害などがある女性が流産した胎児が衣類に包まれた状態で見つかっていたことがわかった。施設から報告を受けた女性の出身自治体が、性的虐待を受けた後に流産した疑いがあるとみて任意で調査したが、すぐに警察には届けられず、詳しい経緯は判明していないという。自治体は調査結果を県に報告した。

 女性は施設の個室に長期型の入所をしていた。日中は他の支援施設で働き、夜間は戻ってきていた。施設間の移動は職員が送迎していたという。

 流産の判明後、女性の出身自治体が任意の調査に入った。県によると、県も自治体も「女性が性的虐待を受けた疑いがある」とみていたという。しかし、自治体が実施した聞き取りでは、妊娠の経緯は明らかにならなかった。

 その後、女性側から被害が警察に届けられたが、胎児はホルマリンで保存され、DNA型鑑定は困難だったと県は説明している。

 知的障害者の性被害事件に詳しい杉浦ひとみ弁護士は「障害者は被害を訴えにくい構造がある。だからこそ、被害が分かったときに徹底して調査することが必要だ。なぜすぐに警察に届け、DNA型鑑定をしなかったのか。いまからでも徹底して調べるべきだ」と指摘。「事案が発覚した場合の施設や自治体の対応をマニュアル化すべきだ」と話す。

 

 施設を運営する社会福祉法人は、代理人の弁護士を通して「個人のプライバシーに関係することや、障害者の権利に関わることは、回答できない」とコメントしている。

(朝日新聞デジタル 2018年04月29日


ワークブック  障害者雇用促進へポイント紹介

2018年04月30日 11時26分16秒 | 障害者の自立

 今春、企業に一定以上の障害者を雇うよう義務づける法定雇用率が引き上げられ、採用側の取り組みが一層求められる中、NPO法人ディーセントワーク・ラボ(DWL、東京都)がワークブック「障がい者の特性に着目した仕事と組織をつくる」を発行した。

  先駆的な取り組みをしている企業へのインタビューや、仕事づくりのポイントなどを紹介。中尾文香代表は「障害者の可能性を信じたポジティブな雇用を目指せることを多くの人に知ってほしい」と話す。
A4判、64ページ。ホームページ(http://decentwork-lab.org)で公開しているが、送料負担で頒布している。
問い合わせはDWL(03・6451・7345)。

障害者の学校卒業後、生涯学習を考える 文科省、有識者会議を設置

2018年04月30日 11時20分44秒 | 障害者の自立

 障害者が高校卒業後や生涯を通じて学び続けられる環境を整えようと、文部科学省は有識者会議を設置した。現状の課題を分析した上で、求められる学習内容や体制づくりについて検討する。

 文科省は2017年度に「障害者学習支援推進室」を新設。学校卒業後の障害者が生涯にわたり教育や文化、スポーツ、福祉活動を行えるよう切れ目なく支援しようと、本格的に取り組み始めている。今回設置された「学校卒業後における障害者の学びの推進に関する有識者会議」は、宮崎英憲東洋大名誉教授が座長。障害児教育や当事者団体、企業など、障害者の学びや生涯学習に関わる分野で実践する組織・団体から委員が集まった。

2018年4月29日    毎日新聞


「いま日本は障害者バブル」 初の専門タレント事務所誕生

2018年04月30日 10時57分29秒 | 障害者の自立

 

リオと平昌のオリンピック・パラリンピックが相次いで開催され、テレビや雑誌、ポスターなどでパラアスリートの姿を見ることが急激に増えた。
環境面と精神面の両方から障害者が外に出ることが難しかった時代には「どう接したらいいか判らない」という声もあったが、今や義足や義手も含め「カッコいい」存在に変わってきている。
一方、3月に放送されたピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2018』では、視覚障害のある濱田祐太郎さんが優勝し話題になった。

そんな中、日本で初となる障害者専門のタレント事務所が誕生した。母体となったのはNPO法人 施無畏(せむい)が発行する、難病や障害のある女性向けの季刊フリーペーパー『Co-CoLife(ココライフ)☆女子部』(2008年創刊・毎号1万部発行)。

事務所を立ち上げた意図などを代表の岡安均さんと『Co-Co Life☆女子部』編集部の守山菜穂子さんに聞いた。

事務所開設で雇用創出を

障害者の多くは望む仕事、やりがいのある仕事に就くのが難しいのが現状だ。障害者雇用枠で入社したものの受け入れ側の態勢が十分ではなく、出社しても仕事が無いというケースもあるという。
しかし、講演や商品開発では「障害者」である各自の知見が活かされる。自分の身体だからこそできる仕事だ。事務所開設は、雇用の創出や活躍の場を提供することにもつながると考えた。

岡安さんは長く広告会社に勤務し、ボランティアを経てこの仕事に就いた。企業のニーズやビジネスの大きな流れには敏感だ。
「2006年に国連で障害者権利条約が採択されましたが、当時の日本はこの条約の水準に達しておらず、4年前にようやく国連から承認されました。この分野はいま世界に追い付けという大きな流れがありますし、法整備や雇用推進など国の後押しもある。2020に向けてビジネスチャンスだという手ごたえがあります」(岡安さん)

きっかけはファッションショー

ここに至る大きなきっかけとなったのが2016年の「バリコレ」だ。NHK・Eテレの情報番組『バリバラ』の企画で障害者たちがモデルを務めるファッションショーに、『Co-Co Life☆女子部』からも20人が出演することになった。
かつて大手出版社で女性誌を手掛けていた守山さんは当時を語る。

「読者モデルをしていた子の中から厳選しました。メイクして衣装を身に着けた20人が、六本木ヒルズの美しい広いステージに並んだのを見たときに、ここから何かが起こる、という予感がしたんです。強い光を当てると、強く輝く人がいる。そこに障害の有無は関係ありません」

守山さんは自身の経験を活かしプロデューサーとして彼女たちを育てることにした。
出演者が「バリコレ」の様子をSNSで発信すると編集部で積極的にリツイート、シェアする。スター性のあるモデルのフォロワーは爆発的に伸びた。モデルの子たちからは、ブログの書き方や、ヘアメイク、服装に関する相談が数多く寄せられるようになる。
これ以降、車椅子ユーザー用のウエディングドレスのモデルや、パラスポーツイベントへ「トークができる障害者の女性」出演依頼など、よりタレント性が重視される仕事が舞い込むようになった。

『Co-Co Life女子部 タレント事業部』には現在13人と3組が所属し、事務所開設から間もないにも関わらず既に多くの問い合わせや依頼が寄せられている。講演や商品開発に加え、テレビやラジオへの出演、メディア取材、大手企業のCM撮影、UD(ユニバーサルデザイン)商品のPV出演などなど。
所属タレントは今後増やす予定で、近日開かれるオーディションには、これまでに全国から8歳から65歳まで約70人が応募している。

実は、事務所開設に当たり声をかけた読者モデルの中には辞退した人もいた。理由は「『障害者タレント』のジャンルではなく、『一般のタレント』として勝負してみたい」から。他の芸能事務所を受けるという彼女を、岡安さんも守山さんも喜んで送り出したという。

いま「障害者バブル」?

それぞれのキャリアを経て事務所を開いた今、2人はともに「おもしろいからやっている」と口を揃える。

「うちのタレントたちはみんな、自分にはない価値観を持っていて、日々発見があり勉強になります。若いけれど死の危機を乗り越えて来た人もいるし、進行性の病気で命の期限を感じている人もいる。背負っているものが違うんです。有限感というか、言葉に説得力がある」(岡安さん)

「それに、綺麗なだけのモデルを取材するのはもう飽きました(笑)。車椅子、義足、杖を持ったモデルなど、ユニークな身体と一緒に、誰も見たことがないビジュアル作りができるのは、各種のクリエイターにとって大きな魅力だと思います。キャスティングの選択に障害者タレントを気軽に入れて欲しいですね」(守山さん)

 ありそうで無かった障害者タレントの事務所。2020に向けてニーズはますます増えそうだ。

しかし2人は、所属タレントの1人からこんな言葉をかけられたという。

「いま、障害者バブルが来ていると思う。だから2020で終わらないでね」

LGBTのタレントたちのように、10年後には当たり前の人気者になっているであろう、新しい価値を創造しようと奮闘している。

2018年4月29日   www.fnn.jp