ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

聴覚障害者の総合格闘技「DMC」設立

2013年08月31日 01時17分30秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者による総合格闘技「JAPAN―DMC」の設立が28日に発表され、元横綱・曙(44)が最高顧問、ミノワマン(37)が顧問にそれぞれ就任した。

 DMC(Deaf=聴覚障害=のミックスドマーシャルアーツ・チャンピオシップ)は2012年9月から東京、大阪、愛知で3大会を開催しているが、健聴者と試合を行う環境を整えるため、総合格闘技「グラジエーター」を主催するCMA総合格闘技連盟などの協力を受け、組織化されることになった。また聴覚障害を持つ格闘家たちが安心して練習できる場を開拓していく方針だ。

 聴覚障害を持った選手たちの多くは、試合の開始と終了を告げるゴングの音も聞き取れない場合が多いので、ゴング代わりに旗を使用するなど、試合環境の整備にも細心の工夫が成されている。

 これにより、グラジエーターのディファ有明大会(9月29日)で、DMCの川村鉄平(闘聾門)が濱村健(HoneyTrap)と特別試合を、吉本一行(祥空館チームI☆B)がミノワマンとのエキシビションマッチに臨むことが決定。

 ミノワマンは「最初聞いた時はお断りしようかと思っていた。ルールを理解されているのか疑問に思って。熱い情熱を受けて試合をすることにしました。お互い、いいものを吸収できたらいい」と語った。

 所用で会見を欠席した曙最高顧問は「選手の皆様がリングで活躍されると多くの勇気と感動を与えられる」とコメント。

 健常者と障害者の社会障壁を減らすことを目標とするJAPAN―DMCの発進は格闘技の枠にとどまらず、あらゆる障害者スポーツにとっても大きな一歩となりそうだ。


エキシビション対決の決まったDMC・川村(右端)の説明に耳を傾けるミノワマン(左端)

-2013年08月30日 11時00分

鈴鹿で「就労マルシェ」 障害者の雇用促進を後押し

2013年08月31日 01時04分26秒 | 障害者の自立
 鈴鹿市と障害者の関連団体などが二十九日、障害者の雇用促進を図るイベント「就労マルシェ」を市立体育館で開いた。企業による面談や福祉事業所の商品紹介を通じ、働き先を探す障害者を後押しする初めての事業。一般の人たちの理解も深める狙いがある。

 「一般企業に就職する」「福祉事業所で働く」「自ら起業する」と、大きく三つの働き方に焦点を絞り、コーナーを展開。市内に事業所がある十三社による就職面談ブースには、各社の人事担当者らの話を聞こうと、列ができた。

 福祉事業所のブースでは、十五事業所が、野菜栽培や食品加工、部品の製造といった仕事の内容をパネルで紹介。うち八事業所は、パンや弁当、野菜、携帯ストラップといった商品を販売し、PRした。起業を促す試みでは、県内外の経営者ら四人を招いての講演会を開いた。


就職面談などさまざまなコーナーを設けた「就労マルシェ」=鈴鹿市立体育館で

 今年四月、障害者雇用促進法が改正された。これまでは社員五十六人以上の企業に、全体の1・8%以上の障害者を雇うよう義務付けられていたが、五十人以上の企業で2・0%以上とするよう雇用率が拡大した。

 ハローワーク鈴鹿管内の鈴鹿市、亀山市では、二〇一二年度の障害者雇用率は1・7%と基準を下回っている。障害者への支援とともに、受け入れ企業への支援も課題となっている。イベントは、障害者の就職を手助けしつつ、理解を広める一歩に、という目的がある。

 四社と就職面談した鈴鹿市桜島町の小野伯幸さん(45)は「障害者というだけで面談すらしてもらえないことが多い。こういう機会がもっと増えればうれしい」と話した。

 企業や障害者向けの相談ブースを設けた折りたたみいすメーカー三恵工業(鈴鹿市上野町)の伊藤健二管理経理課長(48)は「障害者三人を雇っている。障害は人によってさまざま。抱えている悩みを聞くことが、こちらの勉強にもなった」と話していた。


福祉事業所のコーナーではパンや弁当などの商品の購入を呼び掛けた=鈴鹿市立体育館で

中日新聞-2013年8月30日

障害者虐待に猶予判決、1審の実刑破棄

2013年08月31日 01時00分50秒 | 障害者の自立
 長崎県島原市の障害者支援施設「島原療護センター」の複数の入所者に暴行を加えて大けがを負わせたとして、傷害罪に問われた元職員の介護福祉士、金子修被告(29)の控訴審判決が30日、福岡高裁であった。服部悟裁判長は「1審判決後に被害者との示談が成立したことなどを考慮すると、量刑は重過ぎた」と述べ、懲役1年4月の実刑とした1審・長崎地裁判決を破棄し、懲役1年6月、執行猶予3年を言い渡した。

 判決によると、金子被告は2007年12月、交通事故の後遺症のため寝たきりで話すこともできない男性の排せつを介助した際、抵抗されたことに怒り、男性の右腕を数回殴って骨折させた。08年7月には、半身まひの男性の脇腹を殴って重傷を負わせた。

 長崎地裁は今年4月、「体の自由が利かず、意思表示も十分にできない被害者を支援すべき立場なのに、卑劣な犯行」として実刑判決を言い渡したが、金子被告は量刑を不服として控訴していた。

(2013年8月30日 読売新聞)

障害者らが中山千枚田で稲刈り/小豆島町

2013年08月31日 00時51分56秒 | 障害者の自立
 日本の棚田百選の一つに選ばれている香川県小豆島町中山の千枚田で30日、小豆島と岡山、広島両県の障害者支援施設の利用者らが、5月に自分たちが植えたコシヒカリの稲刈りを行い、実りの秋を体感した。

 小豆島町の「障がい者農業就労体験交流事業」の一環で、他施設や地元の人たちと交流しながら、障害者の農業就労の可能性を探っている。同町の「あすなろの家」、土庄町の「ひまわりの家」、玉野市の「のぞみ園」、今年から参加している広島市の「風の家」の利用者らが取り組んでいる。

 この日は施設利用者や職員ら約100人が参加。利用者らは自分たちで苗を手植えした5枚(計5アール)の棚田に入り、鎌で黄金色に実った稲穂を丁寧に刈り取った。収穫も田植えと同様に「アグリサポーター」と呼ばれる町から委託された地元農家らが指導した。

 収穫体験後は、同町室生の小豆島ふるさと村で餅つき大会を行い、楽しいひとときを過ごした。


自分たちが植えた稲を刈り取る参加者=香川県小豆島町中山

四国新聞-2013/08/30 17:50

障害者が独自コーヒー開発

2013年08月30日 02時37分50秒 | 障害者の自立
「心の健康」視点にブレンド

 精神障害者の働く場として、NPO法人レジスト(斉藤剛理事長)が運営する「川崎市指定就労継続型B事業所レジネス」で、気分や体調に合わせて飲める独自のコーヒーを開発した。

 今回開発したコーヒーは、カフェインを97%カットし、服薬者や妊婦でも安心して飲める「カフェインレス」と深みや酸味のバランスがよく、リラックスできる「カルムブレンド」、酸味が特徴的で、スッキリとして集中力UPの効果が期待できる「クリアブレンド」の3種類。いずれも同事業所に通所する精神障害者が「気分が安定しない」という精神障害者の持つ悩みを基に、「心の健康」を視点に開発した。

 コーヒーづくりを管理する高木良さんは、以前は精神的な不安から引きこもり支援機関に通っていたというが、今回の開発に携わりやりがいを感じており、「お客さんに美味しいって言ってもらえる喜びを知ってしまうと引きこもってなんかいられない」と今では、約25人の通所者らのまとめ役にもなっているという。斉藤代表は「障害を抱えていても誰もが働ける対等な社会を目指している。高木さんみたいに自信を持ってもらえることが大きな1歩になる」と話す。

なおコーヒーは同事業所(中原区木月3の50の22)かHP「ペガサスマルシェ」で購入できる。




タウンニュース-18 分前:2013年8月30日号