ゴエモンのつぶやき

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障害者の自由な表現100点 鹿児島・支援施設の取り組み紹介、京都造形芸大で来月12日まで /京都

2013年09月30日 02時58分17秒 | 障害者の自立
 ◇「潜在意識から生まれる多様な形」

 鹿児島市の障害者支援施設「しょうぶ学園」にある「工房しょうぶ」の取り組みを紹介する「しょうぶ学園展『細胞の記憶 表現のかたち』」が、京都造形芸術大(京都市左京区)のギャルリ・オーブで開かれている。同大学こども芸術学科の教員と学生の企画・運営で10月12日まで。

 しょうぶ学園は1973年に開設され、障害者の自由な自己表現を促す活動は約30年に及ぶ。同学園施設長の福森伸さんは「その人がその人らしくあるためのツールとして(創作活動を)とらえている。キーワードは『継続』『こだわり』『習慣』『遊び』。行為を楽しむというプロセスを大事にし、結果を求めてはいないが、結果としてアートのエリアに入るような作品も生まれた」と振り返る。

 展示されているのは絵画や彫刻など約100点。特に注目されるのが、布に色とりどりの糸で自由に刺しゅうを施したステッチワークの作品。時には数年かけて制作されるものもあるという。個性豊かで生き生きとした表現は、見る者に強いインパクトを与える。福森さんは「彼らはいともたやすく自らの内にあるものを表現する。潜在意識の中から生まれてくる多様な形に触れてほしい」と話している。

 入場無料。会期中無休。午前10時半〜午後6時半(最終日は5時まで)。問い合わせは同大学(075・791・9122)。

毎日新聞 2013年09月29日 地方版

障害者授産施設「スウィーツ甲子園」 県予選開幕、4品競う

2013年09月30日 02時53分47秒 | 障害者の自立
 11月に神戸市で開かれる障害者授産施設の菓子コンテスト「スウィーツ甲子園」の徳島県予選大会が28日、北島町のフジグラン北島で始まった。試食した来場者の投票などを基に、29日に県代表となる1品を決める。

 1階ロビーに、障がい者就労支援センターかがやき(阿波市)の洋菓子「和三盆ブリュレ」や社会就労センターかもな(徳島市)のスダチなどを使ったメレンゲ菓子「あわしずく」など利用者が開発した徳島らしい4品がずらり。来場者は試食し、気に入った品に1票ずつ投じた。

 大石佐代さん(46)=徳島市上八万町西山、会社員=は「どの菓子も工夫されていて、代表に選ばれたら徳島をPRしてほしい」と話した。

 29日は午後4時15分まで試食、投票できる。投票結果を受けて審査員が代表作品を選出する。スウィーツ甲子園は兵庫県などの主催で5回目。県予選は初めて。


【写真説明】4種類の菓子を食べ比べる来場者=北島町のフジグラン北島

徳島新聞-2013/9/29 14:54

障害者ら演劇全国ツアー

2013年09月30日 02時46分32秒 | 障害者の自立
 障害者と健常者が同じ舞台に立つ演劇プロジェクト「みやざき◎まあるい劇場」の4年ぶりの全国ツアーが始まった。年内に県内外4か所で披露し、来年3月の門川公演で終幕する。プロジェクトを主宰し、脚本と演出を手がける都城市の劇団こふく劇場代表・永山智行さん(46)は「一人ひとりの個性を発揮し、元気を届けたい」と話している。(金堀雄樹)

 「もっと体を大きく使おう。手が動かない人は足を動かしてみよう」

 午後7時、宮崎市のメディキット県民文化センターで練習が始まると、演技を指導する永山さんの声が会場に響き渡る。役の設定に「障害」はない。演じるのは宮崎市の福祉施設などに通う障害者7人と、劇団こふく劇場などに所属する健常者8人。脳性まひや発達障害を抱える人との掛け合いはテンポが合わないこともしばしばだ。

 プロジェクトは2007年に始まった。永山さんが宮崎市内の障害者支援施設で行った演劇講座をきっかけに「健常者と障害者の舞台を披露してみたい」と思い立った。劇団こふく劇場のメンバーも協力。「誰でも分け隔てなく輪に加われる」という意味を込めて「みやざき◎まあるい劇場」と名付けた。

 県内や東京などで行った公演は「出演者の障害を感じなかった」などと評判を呼び、09年には2度目のツアーを実施した。3度目となる今回の参加者15人のうち大半は経験者で、車いすを使う男性や、せりふをはっきりしゃべれない若者もいるが、4月から始めた練習で息が合ってきた。

 今回の作品「奏でる」は、地層学者の男が架空の島で病院や学校、城などの跡地を発掘し、やがて、その島に時代を超えて人々が集まるというストーリー。永山さんの創作劇で、上演時間は90分。異なる時代や年齢、職種の人たちが集う設定は、演じる人の多様な障害を重ね合わせたという。

 終盤は出演者全員が声を合わせて歌う。23日までに行われた三股町と福島県いわき市の公演では「ステージから独特の一体感が伝わる」などの声が寄せられた。

 3度目の参加となる三股町立文化会館職員の浜砂崇浩さん(33)は「本番のリアクションは予想外の連続。等身大でぶつかってくる障害者らの演技に応えようとするうちに、素直な気持ちで芝居ができるようになった」と話す。

 永山さんは「障害の有無にかかわらず一人ひとりに良さがある。そんな当たり前のことを舞台を見た人たちに伝えたい」と意気込んでいる。


練習に取り組む出演者たち

(2013年9月28日 読売新聞)

畑に障害者の活動実れ

2013年09月30日 02時44分08秒 | 障害者の自立
 同区の企業組合「あしたね」が昨年11月に開設した施設は、プレハブ2階建て約130平方メートル。1階は今年1月に開店したカフェ、2階が作業場になっている。

 カフェでは、平日、日替わりランチやコーヒーなどを提供。作業場では電話機を分解し基盤を取り外したり、海外に送る商品に同封する英文の感謝の手紙を手書きしたりする作業などを請け負っている。

 畑での作業は月1回程度、18歳から50歳代までの20人の通所者が、8人のスタッフと共に交代で担当している。

 同組合の代表理事・組田香織さん(42)は「地元の農家は高齢化で耕せない田や畑が増えて心配している。精神疾患では引きこもりがちになるので、外で汗を流す作業が必要。心の安定や体力作りにも良いと思った」と始めた理由を説明する。

 畑は約10アールあり、まず3分の1で着手した。地主がトラクターで根などを切った後、3月に堆肥化した生ゴミを投入して耕した。雑草取りには、大学や専門学校の実習やボランティアなどで多くの人が参加する。

 畑再生は「障害者の働く場」という当初の思惑を超え、生活保護受給者が就労体験に来たり、うつ病で休職している人が自発的にボランティアを申し出るなど、参加者の輪が広がっている。

 6月に植えた大豆やトマトは十分育たなかったが、ヒマワリは8月に大きな花を咲かせ、現在、初の収穫となる種を採取している。

 カフェでは、青森県弘前市内の障害者就労支援施設で製造し、県立千城台高校(千葉市)の生徒がラベルをデザインした「おからかりんとう」を1袋600円で販売している。1袋売れると50円が畑再生に充てられる。ヒマワリの種もキロ単位で収穫できるようになれば、かりんとうにして商品化されることになっている。

 畑再生の活動は、公益財団法人ちばのWA地域づくり基金が寄付の窓口となる第1期指定事業にも認定された。7月~来年3月末に総額36万円の寄付を募集し、資材置き場、耕運機、苗などの購入に充てる計画。現在の寄付総額は、まだ2万475円だ。

 組田さんは「今年は土作りの年。将来的には、野菜をカフェで使用し、出た生ゴミは畑に堆肥として戻す循環を実現したい」と意気込んでいる。

(2013年9月28日 読売新聞)

県障害者技能競技大会:培った技能披露−−山口市 /山口

2013年09月30日 02時41分48秒 | 障害者の自立
 障がい者が日ごろ培った技能を競う「県障害者技能競技大会」(県、高齢・障害・求職者雇用支援機構山口障害者職業センター主催)が28日、山口市矢原であった。県内の障がい者が腕前を披露すると、集まった約150人から大きな拍手が送られた。

 障がい者の職業能力向上や雇用促進などを目的に開催。今年は「パソコンデータ入力」や「縫製」「ビルクリーニング」など10種目に53人が出場した。各部門で金銀銅の各賞などが決まり、最優秀賞の金賞に選ばれた選手らは来年の全国大会への出場権を手にした。

 接客サービスを競う「喫茶サービス」の種目には、10人が出場。緊張しながら注文や配膳などをこなし、県立下関総合支援学校2年の岩本そのかさん(17)が金賞を受賞した。出場した県立徳山総合支援学校3年の手島彩さん(17)は「今回は緊張して練習通りにいかなかったが、来年は接客業の仕事に就く予定。頑張りたい」と笑顔を見せた。

毎日新聞 2013年09月29日 地方版