ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者裁判員 課題見えた

2008年09月30日 15時47分25秒 | 障害者の自立
 来年5月21日スタートの裁判員制度に向けた模擬裁判が29日、地裁で始まり、聴覚に障害がある西京区の男性(59)が裁判員を選ぶ選任手続きに参加した。障害者が同手続きに参加したケースを検証するのが狙いだったが、男性は「裁判官たちのしゃべるスピードが速く、難解な用語は手話通訳では理解しにくかった」などと感想を述べ、改善すべき課題が浮かび上がる結果となった。

 今回の模擬裁判は、飲酒運転で交通死亡事故を起こし、危険運転致死罪に問われた49歳の男が起訴事実を認めたとの想定で、量刑判断に争点を絞って行われ、30日には審理と評議を経て判決が言い渡される。

 この日は、20人の裁判員候補者が集まり、選任手続きの説明や裁判官らによる個別質問を受けた。障害の男性には京都市聴覚言語障害センターの手話通訳士が付き添った。

 終了後、男性は「やりとりには聞き慣れない言葉が多かった」と振り返り、手話通訳士も「普段の手話では話の内容の結果から先に伝えるが、順番が逆で理解しづらかったと思う」と指摘。結局、男性は裁判員に選ばれなかったが、「本番では、手続きに関する資料を事前に提供してほしい」と訴えていた。

 手話通訳士は9人で議論する評議について「複数の人が同時にしゃべった状況では、だれの意見を手話にしているのか、分かりにくくなる」とも言及した。

 制度スタート後、手話通訳者や要約筆記者が聴覚障害者をサポートすることはほぼ決定しているといい、地裁は「男性の意見は生かしたい」としている。


「もうやめようよ!障害者自立支援法10.31全国大フォーラム」に結集を!各地域での働きかけを!

2008年09月30日 01時19分01秒 | 障害者の自立
「もうやめようよ!障害者自立支援法10.31全国大フォーラム」に結集を!各地域での働きかけを!
~1からつくろう地域で暮らせる新たな法制を~

■「自立支援法」成立から三年-「対策」は繰り返されたが、地域生活の危機は変わらない!

 全国各地で障害者の自立と完全参加の実現のために奮闘されている仲間の皆さん!
 私たちは、「自立支援法」成立前から「私たち抜きに私たちのことを決めるな!」を合い言葉に、闘いを繰り広げてきました。そして、成立以降も「地域生活をあきらめない!」と粘り強い取り組みを進めてきました。
 そうした動きに押されるかのように、「特別対策」(2007年度)、「緊急措置」(2008年度)と、毎年負担軽減策の拡大や通所施設等の激変緩和策等が実施されてきました。しかし、これらの「対策」はあくまで「期限付きの経過措置」であり、その後も、障害が重い程負担が重くなる、福祉サービス・補装具・医療とそれぞれの体系ごとに負担が求められるといった問題は変わっていません。
 そして、重度長時間介護サービスや移動支援事業、コミュニケーション支援、作業所やグループホーム・ケアホーム等、障害者の地域生活に関した問題は依然として残されたままです。そして、「自立支援法」に伴う報酬改定は、これまで障害者の地域生活を支えてきた通所授産、グループホーム、重度訪問介護等ヘルパー派遣の事業所を直撃し、人材確保とその運営を困難にしています。利用者にとっても、ヘルパーが見つからないためサービスを受けられなくなり、生活維持が難しくなる事態も生み出しています。
 こうした中、全国各地で応益負担をめぐる訴訟や、介護サービスの支給量をめぐる訴訟と、それを支援する動きも始まっています。(10月1日には学習会、10月27日には支援組織の立ち上げが予定されています)


■今こそ、障害者の地域生活確立に向けた声と行動を全国各地で!そして、10.31大フォーラムへ!

 来年の3年後見直しを控え、現在社会保障審議会・障害者部会を中心に、見直し議論が進められており、12月にはとりまとめられる予定です。
 しかし、障害者の地域生活を危機に追いやってきた「自立支援法」施行の影響は、応益負担、障害程度区分を軸にした支給決定システム、サービス体系(地域生活支援事業や報酬単価)等、その基本構造から生じています。いずれも障害者の実態・ニードや施策の歴史等一切おかまいなしに、介護保険に似せた制度設計を行った結果です。そのために、様々な問題が吹き出したのであり、決して一部の手直しで解決するものではありません。
 「自立支援法」の枠組みにこだわることなく、障害者権利条約が示している「障害者の地域生活の権利」を実現する法制度を1からつくることが求められています。また、いうまでもなく、報酬単価の引上げや長時間介護サービス保障等の財源確保がなされなければなりません。

 年金や後期高齢者医療等、日本の社会保障への信頼が大きく揺らぐ中、近日中に実施されると伝えられる衆議院選挙においても、社会保障のあり方が重要な争点となってきます。その中で、「自立支援法」をはじめとする障害者政策のあり方が忘れられることなく、取り上げられることが重要です。
 私たち抜きに決められた「自立支援法」。その見直し議論が進められる今、私たちは障害者の地域生活確立に向けた法制度の確立をしっかりと訴えていきたいと思います。

 「障害者の地域生活の確立を求める全国大行動実行委員会」では、JD、全日本ろうあ連盟等とともに実行委員会を立ち上げ、10.31全国大フォーラムの準備を進めています。また、今後、各政党に対してアンケートを行うとともに、賛同団体の皆様に呼びかけて地元候補者へのアンケート活動等を進めていく予定です。
 各地での地域フォーラムや大衆行動、そして、各地元候補への働きかけ等をお願いします。そして、その取り組みをバネに、10.31全国大フォーラムへの結集を呼びかけます。


■ 日程
 と き 2008年10月31日(金) 正午開会(11時開場)
 ところ 日比谷野外音楽堂→国会方面にデモ行進(国会が解散された場合はコースが変更される場合があります)
 主なプログラム
    ○主催者あいさつ、政党代表あいさつ
    ○情勢報告
    ○各地からの発言
    ○アピール採択
    ○15時~ デモ行進(予定)

★国会議員要請行動 30日(木)を予定しますが、情勢で変更もあります

アップル、「iTunes」で視覚障害者向けアクセシビリティを改善へ

2008年09月29日 23時58分26秒 | 障害者の自立
 Appleは、視覚障害者が「iTunes」を利用しやすくすることで、マサチューセッツ州の検事当局および全米視覚障害者連合と合意した。

 この合意の下、Appleは2008年12月31日までに、「iTunes U」を視覚障害者が利用できるよう改善する予定だ。iTunes Uは「iTunes Store」の一部で、大学などが提供する教育コンテンツを提供している。Appleはその後、2009年6月30日までに、iTunesアプリケーションとiTunes Storeの残り部分を視覚障害者が十分にアクセスできるようにする計画だ。

 Appleはまた、マサチューセッツ州視覚障害者委員会に25万ドルを寄付し、同委員会が視覚障害者に対してインターネットとコンピュータプログラムにより親しみやすくすることを可能にする支援技術を購入することを支援する予定だ。

 今回の合意に関する26日の発表によると、今後提供されるiTunesの将来版は、視覚障害者にとって十分にアクセスしやすいものになる必要があるという。

 Appleは8月に入ってから、新しい「iPod nano」と「iPod touch」とともに「iTunes 8」をリリースした。

 全米視覚障害者連合は8月、小売業のTargetのウェブサイトTarget.comのアクセシビリティをめぐる集団訴訟で、Targetと和解している。(

障害者の教育や就労…地域生活へ活発意見--佐世保 /長崎

2008年09月29日 23時55分41秒 | 障害者の自立
 障害児・者の地域生活について、参加者全員が意見を出し合って考える「Family Gathering in Sasebo(家族集会)」が28日、佐世保市竹辺町の県立佐世保養護学校であった。

 佐世保地域リハビリテーション広域支援センターと実行委員会が主催し、障害者と保護者、教育・医療関係者、社会福祉を学ぶ高校・大学生ら約150人が参加した。

 まず、社会福祉法人・県障害者福祉事業団つくも苑の西司理事長が「語ろう! 地域で暮らす夢計画~障害者の地域生活移行に向けて」と題し講演。同苑では8月、最近10年間に退所した県内在住の12人の家庭を訪ね、地域生活の実情と必要な支援などについて聞き取り調査を実施。西理事長は、全員が地域生活に移行して良かったと答える一方、家族や自分の健康(管理)に不安を抱く人が多いことなどを報告した。

 続いて参加者は、夢の▽施設▽教育▽就労--の3分科会で話し合った。このうち「就労」では、課題として「就職口がない」「交通手段が不足」「職場の人間関係が難しい」などが挙がった。解決策として「雇用増に努めた企業に報奨金を出す」「低床バスの増便と路線拡大」「障害者の人材バンクをつくる」などの意見が出た。参加した、障害児の保護者、鯨臥(いさふし)恭子さん(51)=同市矢峰町=は「障害者が暮らす地域の問題は、高齢化社会を考える上でも必要。一般の人にももっと参加してほしい」と話していた。


佐賀で障害者体育大会/佐賀、唐津周回サイクリング /佐賀

2008年09月29日 23時53分38秒 | 障害者の自立
 すっかり涼しくなり、秋を感じさせるようになった県内。28日は山間部でサイクリング大会、佐賀市内では障害者の運動会が開かれるなど、スポーツの秋もいよいよ本番を迎えた。【姜弘修】

 ◇円盤通しなど楽しむ--佐賀で障害者体育大会
 「佐賀市障がい者体育大会」は28日、佐賀市の勤労者体育センターであった。約130人が参加し、赤組と白組に分かれて玉入れなど15競技を楽しんだ。

 以前は身体障害者の大会だったが、03年からすべての障害者を対象に毎年9月に開かれている。競技はタンバリンの音を頼りに走る音響競走や、スプーン競走、風船割り競走、紅白対抗リレーなどがあった。

 円盤通しという競技では、参加者がフライングディスクを5回投げ、輪の中を通った回数を競った。うまく輪を通過すると、歓声や拍手が上がった。

 また、体育指導員や西九州大の学生、市立城東中生徒がボランティアとして参加し、運営を手伝った。

 ◇秋風を切る銀輪、山間部を150人サイクリング--佐賀、唐津周回
 サイクリング愛好家たちが、季節感あふれる山間部のコース(70キロ)を駆けめぐる「佐賀センチュリーラン2008秋」は28日、佐賀市富士町の天山スキー場を発着点に開かれた。

 日本サイクリング協会主催で、毎年4月と9月に開かれている。春は古湯温泉、秋は天山スキー場が発着点。今回は県内外から約150人の自転車愛好家が参加した。

 肌寒さも感じさせる気温の中、午前9時半にスタート。タイムを競うレースではなく、健康増進と体力づくりが目的。参加者は交通ルールを守り、天山山系の風景を楽しみながら、佐賀、唐津市を周回する高低差の大きいコースを走った。

 福岡市から初めて参加した大野秀人さん(44)は「秋のいい景色の中を走りたい」と話していた。